Menu
Close

ノーコードによるデータ連携基盤の構築で、散在するシステムをつなぐ

目次

昨今、業種や企業規模に関わらず、様々な企業や組織体で課題になっているのが、データの連携だ。社内に様々なシステムが混在することで個別の運用が限界にきているが、全システムを統合するにはコストがかかるし期間も必要になる。とはいえ、このままではシステムごとのデータ入力に手間がかかるし、データの二重登録が発生する可能性もある。そもそもシステムを統合するにしても、全システムの内容や各業務を理解している人材がいないので要件をまとめられない。アステリアは、こういったデジタル時代におけるデータ連携の課題解決に向けたソリューションを提供している。同社の東海林賢史氏に聞いた。

システム間のデータ連携を自動で行う

アステリアが提供する「ASTERIA Warp」は、企業の内外に散在するシステムやクラウドサービス、アプリケーション、データベースをつなげ、業務を自動化・最適化するためのノーコード型データ連携ツールである。東海林氏はその特徴を、「プログラミングなしで、IT部門以外の方でも使えます。大規模企業から中堅企業まで幅広い業種で10,000社以上に導入されており、19年連続で国内シェアNo.1 (テクノ・システム・リサーチ「2025年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」による)という実績からも、現場で安心して使い続けられていることがうかがえます」と説明する。

「昨今は、会社組織の業務も複数のシステムの連携がなければ完結できなくなってきました。それに伴って、システム間のデータのやり取りも、人がファイルをダウンロードしてExcelなどで加工し、別のシステムにアップロードするような非効率的な業務が発生しがちです。そのやり取りを自動化することでシステム間のデータ連携やコラボレーションが簡素化され、業務の効率化を図れます」(東海林氏)

アステリア マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 ASTERIA Warpプロダクトマネージャー 東海林 賢史 氏

ASTERIA Warpは特に日本のビジネスシーンに特化されており、日本企業でよく使われている100種類以上のシステムと連携できる。主な用途として、東海林氏は「データ連携基盤」「マスターデータ管理」「データ分析基盤」「業務自動化」「クラウド連携」などを挙げる。例えば、その中でも特に大きな柱になっている「データ連携基盤」では、「会計システムや在庫管理システム、グループウェア、分析データなど多様なシステム間でデータを安全かつ確実に授受し、手作業のダウンロード・加工・アップロードに頼っていた非効率な習慣を排除します」と説明する。

「また、マスターデータの一元管理に特化した使い方としては、例えば人事システムのデータを “正”とし、そこから関係する各システムに必要なデータだけを取り出して必要な形式に加工します。そのデータを、マスターデータを登録して各システムに戻し、全社でマスターデータの整合性を維持するような連携も可能です」(東海林氏)

ASTERIA Warpの主な用途の1つであるデータ連携基盤

 

充実したコミュニティでユーザーを支援

ASTERIA Warpの導入効果として、東海林氏はある飲食フランチャイズの例を挙げる。そこでは、基幹システムとkintoneを連携させ、棚卸業務の自動化を行った。これによって、月間で180時間分の作業コストを削減できた。

「特に工場の入出荷データの作成では、ASTERIA Warpの導入前は休日にシフトを組んで人的に対応されていたのですが、その業務もASTERIA Warpで自動化したことで、シフトを組む必要がなくなりました。結果的に、働き方改革にも大きく貢献できました。ASTERIA Warpの導入効果は、単にシステム間の連携だけに留まらず、社会課題の解決にもつながっていくと感じています」(東海林氏)

データ連携におけるノーコードの中核は、フローデザイナーと呼ばれる視覚的な開発体験にあるという。アイコンをドラッグ&ドロップして矢印でつなぐだけで、CSVの読み取りやデータ変換、データベース書き込みといった処理を直感的に構築できる。「必要最低限のアイコンで、堅牢なフローを高速に作れるようになっています」(東海林氏)。アイコンの数を少なくしているのは、「なるべくプログラミング的な発想をしなくてすむため」だという。

「例えば、他社の製品だとデータを取得する処理だけでなく、ループ処理やエラー処理など、データベースのトランザクションに関わるアイコンも用意されていて、そういった細かい手順まで指定する必要があります。それに対して、ASTERIA Warpはシステムに近い部分までアイコン化されているので、複雑な手順でも特に意識することなくアイコンだけで作れます」(東海林氏)

ノーコードでのデータ連携を実現させるフローデザイナー

ASTERIA Warpのメインターゲットは、情報システム部門やそこから委託を受けたSIerであるが、こうしたノーコードによる簡便さから、現場の業務部門が自作・改修に関わるケースも増えているという。

「例えば、導入時の難しい処理は専門家に任せ、導入後の軽微な改修は内製で回すのが相性の良い使い方です。テンプレートも豊富で、典型的な処理はガイダンスに沿って必要項目を埋めるだけで素早く立ち上げられる点も実務的であるといえます」(東海林氏)

アステリアでは、ユーザーをサポートする取り組みも積極的に進めている。アステリアが運営するオンラインコミュニティ「Asteria Park」では、ユーザーやパートナーが気軽に質問・相談できる場を提供する。

「コミュニティの中では、ユーザー同士の情報交換も活発に行われています。例えば初心者が困っていると、他社のベテランユーザーがこうやったら対応できますよと教えてあげるような循環が根づいています」(東海林氏)

定期的に開催している大規模イベント「DevFes」では、1,000人以上のユーザーが登録する中で、多数のデベロッパーが登壇して貴重なノウハウを共有している。

「もう少し規模の小さな勉強会や、東京や大阪をはじめ各地域の お客様に集まっていただく、情報交換会のような活動も行っています。さらに、それぞれのパートナーが強みとするソリューションを組み合わせて活用していただく取り組みも、積極的に進めています」(東海林氏)

ASTERIA Warpのユーザーを支援するコミュニティでは、ユーザー同士の情報交換も活発に行われている

 

AIでの活用とモダナイゼーションへの対応も

今後の展望として、アステリアでは生成AIの前処理とガバナンスに焦点を当てようとしている。AIを業務で活用するには元になる情報やデータが必要だが、クラウド上のAIサービスを使う際に、社内のストレージやプライベートクラウドなどにあるデータをいかにAIとつないでいくかが鍵になると東海林氏は語る。

「そういった場面にも、ASTERIA Warpのデータ連携が生かせると考えています。例えば、いまAIエージェントが注目されていますが、AIエージェントで成果をあげるためには質のよい「AI Readyなデータ」をAIに渡す必要があります。また、AIエージェントにすべてのデータを渡してよいわけではなく、個人情報や機密情報を事前にマスキングする必要もあるでしょう。そういった部分のデータの制御にもASTERIA Warpを活用できます」(東海林氏)

一方で、東海林氏によれば具体的にAIを活用したいという相談を受けることはまだ少なく、「最近はERPの導入が増えていることから、モダナイゼーションに関する相談が目立ってきました」と語る。

「新規にERPを導入するだけでなく、例えばSAPの現行システムのサポート終了期限が近づいているので、その移行をどうすればいいのかという課題をお持ちのお客様もいます。その際、ERPを導入したけど、以前のようにシステムを業務に合わせるのではなく、今はFit to Standardによって、コアになるERPに必要なシステムをアドオンしていく、Side-by-Side開発が必要になります。したがって、今後は最新のERPと周辺のシステムを連携させるために、ASTERIA Warpを活用するといったニーズにもお応えできると考えています。これからもより強力に、お客様をサポートしていきます」(東海林氏)

◎記事で取り上げられているASTERIA Warpの詳しい情報はこちら

  • アステリア株式会社のASTERIA Warpは、専門的な知識がなくても利用できるノーコードで設計開発行うことで、様々なシステムやサービスと連携し、業務の自動化・効率化やデータの活用を実現するデータ連携ツールです。19年連続国内シェアNo.1の簡単データ連携ツールで、国内シェアNo.1 シェア率59%、導入実績 10,000社以上、対応データソース 100種類以上の実績があります。ノーコード技術で業務の自動化を支援します。

    製品のおすすめポイント

    1 業種を問わずさまざまな企業で導入いただいています

    システム間連携や、データ分析・マスターデータ管理を行う際のデータ統合、業務自動化など、多様な用途でご活用いただいています。複数システムへのデータ入力作業や受発注処理業務、Excelデータの更新作業など、現場の定型作業を自動化することで作業コストを削減、人為的なミスの低減にも貢献し業務効率を促進します。

    2 豊富な接続先とテンプレートでスピーディーに導入

    Excelをはじめ、G Suite、Salesforce、kintone、Twitterなど、100種類以上の豊富な接続先により簡単・柔軟な連携が可能です。テンプレートも多数ご用意しているので、スピーディーに導入でき、導入後すぐに業務の自動化を実現することが可能です。

    3 ノーコードだから誰でも使える、ノーコードで実現

    「ASTERIA Warp」は、特定の業務システムのデータ連携をノーコードで容易に行うことができるようにパッケージされており、基幹業務システムや、各種業務アプリケーションなど、100種類以上のデータソース間の複雑な連携やデータ変換をノーコードで実現することが可能です。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 連携テンプレート ノーコード運用可
    サポート メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種
    運営企業:
    アステリア株式会社
    本社:
    〒150-0012 東京都渋谷区広尾1丁目1番39号 恵比寿プライムスクエアタワー19F
    創立:
    1998年9月
    代表者名:
    平野 洋一郎
    資本金:
    2,275,343,330円
    URL:
    https://www.asteria.com/jp/company/profile/
    導入事例14件をみる

アステリア株式会社

https://jp.asteria.com/

目次

おすすめ比較一覧から、
最適な製品をみつける

カテゴリーから、IT製品の比較検索ができます。
2025件の製品から、ソフトウェア・ビジネスツール・クラウドサービス・SaaSなどをご紹介します。

すべてみる