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Google form徹底解説|機能・料金・導入手順【2025年最新版】

「EFOツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • EFOツール
    • 分析機能
    • 住所自動補完機能
    • 外部ID連携
    • 背景色設定機能
    • リアルタイムアラート
    • フリガナ自動入力
    • サブミットブロック
    • 離脱ブロック
    • レポート機能
    • メアドサジェスト
    • ガイドナビゲーション
    • 半角全角自動変換
    • 初期項目フォーカス
    • 入力形式事前指示
    • スマホキーボード変換
    • チャットボット
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
能動的に集客を
初期費用 無料
利用料金 25,000円~/月
制限なし
PUSH ONEの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
800社以上の導入実績
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
ワンプライス 月額 6,000 円
備考
アクセス数・フォーム数無制限。契約は 1 か月更新。
1 か月(1 か月ごとの自動更新)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Basic 年間契約 1,650円/月 単月契約 2,750円/月
備考
フォーム最大1件・添付1 MB/ファイル
Pro 年間契約 3,300円/月 単月契約 4,400円/月
備考
フォーム最大10件・添付2 MB/ファイル
1か月(単月契約が可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
AGERUN for LINE(Remarketing) 初期費用 0 円/CV 単価:要見積
備考
CV 発生時のみ課金。LINE 友だち登録→シナリオ配信
AGERUN for Mail(Remarketing) 初期費用 0 円/CV 単価:要見積
備考
メールアドレス取得 & ステップメール自動配信
AGERUN for EFO 初期費用 200,000 円/CV 単価 200〜500 円
備考
一問一答チャットフォーム+離脱後メール/SMS 配信
無し/要問い合わせ
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Forms 月額83 USD~(年契約時)
備考
1ユーザー、フォーム25個、1フォームあたり1,000件保存可など。ワークフロー機能やブランドカスタマイズも含む。
Suite 月額250 USD~(年契約時)
備考
Forms, Documents, eSignの全機能を束ねたセットプラン。3ユーザー、フォーム100個など。大量データの管理や高度なワークフローに対応。
記載なし(サブスクリプションのため必要に応じてキャンセル可)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
無料プラン 0円
備考
Google アカウントがあれば誰でも利用可能。個人利用でも商用利用でも基本機能は制限なし。
Google Workspace プラン(ビジネス向け) プランにより異なる
備考
より高度なセキュリティや管理機能(組織内限定フォーム等)を使いたい場合に適用。
なし(無料で随時利用開始 / 中止が可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低契約期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 1万円/月額
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
※初期設定代行 33,000円(税込)~ / フォーム
※設定変更代行 11,000円(税込)~ / フォーム
利用料金 55,000円/月
備考
5フォーム
最低契約期間6カ月
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 2万円~
備考
詳細は要問合せ
ご契約プランによって制限あり
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低契約期間なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
※初期設定費用は2フォームまでは無料
※3フォーム目以降は設定費用1フォームあたり1万円が必要
利用料金 15.000円~/月
利用期間は6カ月以上
なし 
電話 / メール / チャット /
Basic 月額 25 USD~
備考
月間100回答まで、ユーザー1名で利用。Typeformロゴは表示される。
Plus 月額 50 USD~
備考
月間1,000回答まで、ユーザー3名。Typeformのブランディング削除やカスタムサブドメインなどが利用可能。
特になし(サブスクリプションをいつでもキャンセル可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
FREE 0円 / 月
備考
1フォームにつき月間30件まで回答可能。フォーム作成数1個、チームメンバー1人まで。期限なく無料利用できる。
BEGINNER 3,880円(税抜) / 月
備考
月間回答上限100件 / フォーム5個 / メンバー2人など。自動返信メール設定や重複回答防止機能などが利用可能。
STARTER 12,980円 / 月
備考
月間回答数無制限やフォーム数無制限など、上位プランになるほど機能・上限が拡張される。
PROFESSIONAL 25,800円 / 月
備考
月間回答数無制限やフォーム数無制限など、上位プランになるほど機能・上限が拡張される。
単品オプション 3,000円(税抜) / 月
備考

使い放題オプション 30,000円(税抜) / 月
なし(契約手続き不要で、必要に応じて即時利用開始・停止が可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

Google Formは、ブラウザだけで最短数分でフォームを作成し、メール・リンク・埋め込みで配布、回答は自動グラフで可視化、必要に応じてGoogle Sheetsへ連携できる実務向けツールです。本稿では、テンプレ起点の7手順で今日から運用を回す方法、分岐・クイズ化・ファイル提出までの拡張、権限とセキュリティの設計を一次情報で解説します。さらに、デザイン性や社内フロー整合などの要件別に5製品を比較し、将来の拡張も見据えた選び方まで示します。まずは1本作り、最小構成で配布・集計を始めましょう。

1. Google formで“今日”できること(3分で作成→配布→集計)

本節では、業務で今すぐ「Google Forms」を使い始めるための全体像を示します。メール・リンク・埋め込みで配布し、回答は自動で集計、必要に応じて「Google Sheets」と連携して分析まで完了します。Workspaceのセキュリティ方針に基づき、転送時・保存時の暗号化や広告目的でのデータ利用無しも確認できます。

作成〜配布〜集計の全体像(テンプレ→送信→リアルタイム集計)

最短ルートは、テンプレートからフォームを作り、数クリックで配布し、回答タブとSheetsで可視化する流れです。まずはテンプレートギャラリーから目的に近い雛形を選び、質問をドラッグ&ドロップで並べ替え、必要に応じて条件分岐や回答検証を設定します。配布後はリアルタイムにグラフ化されるため、回答状況を即時に把握できます。

次の表では、配布方法主な用途管理ポイントを並べて比較しています。どの手段も数分で準備でき、業務要件に応じて使い分けられます。

配布方法 想定用途 管理ポイント
メール送信 社内アンケート、研修出欠、顧客満足度調査 送信先リストの管理、組織内限定アクセスの設定
共有リンク イベント申込、キャンペーン応募、問い合わせ リンクの拡散範囲、1人1回制限やメール収集の有無
ウェブサイト埋め込み 公式サイトの資料請求、デモ申込 埋め込み先のアクセス権、フォームのブランド整合性

この表の項目を比較することで、最短配布手段必要な権限設計が把握できます。

代表ユースケース:申込・アンケート・テスト・問い合わせ

代表的なユースケースは申込やアンケートにとどまらず、クイズ(自動採点)や問い合わせ受付まで幅広くカバーできます。これはFormsが共同編集や自動集計を備えたウェブ調査・共同作業ツールとして設計されているためです。

  • 申込・登録:イベント、説明会、人材募集のエントリー
  • アンケート・NPS:社内外の満足度、製品フィードバック
  • テスト・クイズ:教育・研修の理解度チェック(自動採点)
  • 問い合わせ:一次受けのフォーム化とSheetsへの集約
    これらはすべてWebブラウザで完結し、回答は自動で整理されます。

無料/Workspace内での利用イメージ(ストレージや管理面はWorkspace準拠)

個人利用では無料で開始でき、企業では「Google Workspace」のガバナンス配下で運用します。FormsはDriveに保存され、転送時・保存時の暗号化や監査対応など、Workspaceの管理機能に準拠します。また、Core Servicesでは広告目的のデータ利用が行われない方針が明示されています。

  • 個人(無料):フォーム作成・配布・集計を即利用
  • 企業(Workspace):共有ドライブやアクセス制御を含む運用、データ保持・監査の方針に沿った管理
  • 追加の生産性:回答はSheetsに自動連携し、社内ダッシュボードや自動通知にも発展可能

一方で、配布設計には注意が必要です。例えば、1人1回の制限メール収集を適切に設定しないと、重複回答や匿名回答が混在します。業務要件に合わせ、配布前に権限・収集ポリシーを明確化してください。加えて、悪用フォームへの注意も実務では重要で、パスワードや決済情報をフォームで求めないといった社内ルール化が有効です。

なお、2025年時点では英語先行ながら、短答・記述回答の要約表示フォーム自動生成など、生成AI「Gemini」の支援機能もWorkspaceに拡張されています。大量の自由記述の要点把握や雛形作成に活用できます。

参考:
Google’s Gemini AI will summarize PDFs for you when you open them | The Verge

関連記事:
EFOツールおすすめ18選|機能・価格・導入事例で徹底比較【2025年最新】

efo-tool-comparison-table

EFOツール比較表を表示する

2. 基本機能と安心設計(質問形式・共同編集・セキュリティ)

本節では、Google formが備える編集機能・質問形式・共同編集・可視化と、暗号化や監査を中心としたセキュリティ設計を、一次情報に基づき要点整理します。ドラッグ&ドロップ編集、分岐ロジック、リアルタイム集計は公式に明記され、Workspaceコアでは広告目的のデータ利用を行わない方針が示されています。

編集UIと主要な質問タイプ(記述・選択・チェック・アップロード)

Google formはブラウザ上で直感的に編集でき、ドラッグ&ドロップで質問を並べ替え、必須説明の設定も1クリックで行えます。質問タイプは記述、段落、ラジオボタン(単一選択)、チェックボックス(複数選択)、プルダウン、リニアスケール、グリッド、日付・時刻、そしてファイルアップロードまで網羅しています。

  • 単一選択・複数選択・プルダウンは集計しやすく、概要グラフに即時反映
  • グリッドやスケールは評価・診断の定量化に有効
  • ファイルアップロードは提出物の収集に使えます(組織設定・容量制限の考慮が必要)

次の表では、代表的な質問タイプ主な用途検証可否注意点を比較しています。目的に合う型を選ぶことで、集計精度と回答体験が向上します。

質問タイプ 主な用途 回答検証の可否 注意点
記述・段落 自由記述、理由説明 可能(文字数・正規表現など) 長文は後段の要約・分類設計が必要
単一選択(ラジオ) 選好・属性の単回答 可能(必須・選択肢限定) 選択肢順序の偏りに留意
複数選択(チェック) 複数可の選好 可能(最小/最大選択数) 選択肢過多は離脱要因
プルダウン 選択肢が多い項目 可能 モバイル時の操作性を確認
スケール/グリッド 満足度・評価 可能 尺度説明を明確に
日付・時刻 面談・予約 可能(日付形式) タイムゾーン周知
ファイルアップロード 申請書類・作品提出 可能(拡張子・サイズ) 組織ログイン必須・容量制限に注意

この表を参照することで、可視化しやすさ回答体験のバランスを取りながら設問設計ができます。

条件分岐・回答検証・リアルタイムグラフ表示

Google formは分岐ロジック(回答に応じて表示内容やセクションを切り替える)を備え、離脱を抑えながら最短で必要情報だけを収集できます。回答検証では数値範囲、文字数、正規表現などのルールを設け、入力品質を担保できます。

  • 回答タブのサマリーで、棒グラフ・円グラフ・ヒストグラム等をリアルタイム表示
  • 1件ずつの個別、設問別の質問ビューを切り替え可能
  • 重複防止(1人1回答)やメール収集など、配布前のルール設計が要点

共同編集とSheets連携の基本動線

フォームは共同編集者を招待して同時編集でき、社内レビューや法務チェックのフローに適合します。回答はそのままGoogle Sheetsに送る構成が標準で、ダッシュボード化や二次集計が容易です。

  • 共同編集者権限で設問・設定の変更履歴を可視化し運用ガバナンスを維持
  • Sheets連携でアクセス権限を分離(回答の閲覧範囲を限定可能)
  • 組織外共有の可否はWorkspace管理ポリシーに準拠

転送時/保存時の暗号化・監査・法令準拠の考え方

Workspaceの設計では、データは保存時(at rest)と転送時(in transit)に暗号化され、監査・ログの枠組みやコンプライアンス(ISO、SOCなど)の取得がガイドされています。

  • 暗号化:保存時/転送時の保護で盗難・傍受リスクを低減
  • 監査:管理者向けの監査ログとDLP(データ損失防止)機能で内部統制を補強
  • コンプライアンス:主要認証・規制への適合状況を公開し、証跡はCompliance Reports Managerから入手可能

Workspaceデータの広告不使用ポリシー

GoogleはWorkspaceのコアサービスに広告を表示せず、また広告目的でデータを収集・スキャン・利用しない旨を公表しています。これは業務データの取扱いに関する透明性を高め、B2B利用で求められる目的外利用の抑止に資します。

  • お客様データの所有権は組織にあり、削除依頼後は一定期間内に削除を完了
  • ベンダーロックイン回避のためデータエクスポート手段を提供
  • ポリシーの詳細は契約・データ処理規約(DPA)に準拠し、必要に応じて監査証跡を提示可能

3. 最短で作る:テンプレから配布までの手順

テンプレートを選んで質問を配置し、テーマを整えたら、収集ルール(メール収集・1人1回制限など)を設定して配布します。配布はメール送信・共有リンク・ウェブ埋め込みから選び、回答は画面のサマリーとGoogle Sheetsで即時に確認できます。

テンプレの選び方とテーマカスタマイズの要点

最短ルートはテンプレートギャラリーから用途に近い雛形を選ぶことです。選択後はロゴや配色を整え、質問の文言・必須設定をドラッグ&ドロップで調整します。

次の表では、テンプレ選定とテーマ調整の観点を比較します。用途に合うテンプレを基点に、ブランド整合と入力体験を崩さない範囲で最小限の変更に留めるのが効率的です。

観点 具体例 推奨アクション 目安時間
用途適合 申込・アンケート・クイズ 用途別テンプレを優先選択 3分
入力体験 モバイル表示・選択肢量 長文は段落、選択肢は単一/複数を適切選択 2分
ブランド整合 色・ヘッダー画像 主要色1色+アクセント1色に抑える 2分
可視化前提 集計しやすさ ラジオ/チェック中心に設問設計 2分

この表を比較することで、見た目より回答品質を優先すべき箇所と、最低限の装飾で十分な箇所が分かります。

回答の収集設定(メール収集・1人1回制限)と通知

本人性や重複排除が必要な場合は、配布前にメール収集1人1回制限を設定します。メール収集は検証済みメール(ログイン必須)と回答者入力の2方式があり、回答コピー送信の有無も選べます。1人1回制限はGoogleアカウントでのログインが前提です。

  • メール収集をオンにする理由:本人確認・重複時の追跡・控え送付が可能
  • 1人1回制限の前提:回答者のGoogleログインが必要
  • 回答通知:新着があれば共同編集者に通知を送る運用が有効

次の表では、代表的な収集ルールを比較しています。要件に応じて、匿名性と本人性のトレードオフを整理してください。

収集ルール 効果 前提 リスク対策
メール収集(検証済み) 本人性担保・控え送付 Googleログイン必須 ドメイン外は事前告知
メール収集(入力) 連絡先取得 正しい入力に依存 形式検証と注意書き
1人1回制限 重複排除 Googleログイン必須 ドメイン外への配布を避ける
受付停止(締切) 期限管理 期日設定 受付停止メッセージを明記

設定を誤ると回収後に連絡先を取得できないため、配布前チェックリストとして活用してください。

共有/配布:共同編集者追加・URL/埋め込みのベストプラクティス

配布は送信ボタンから、メール送信・共有リンク・ウェブ埋め込みを選べます。共同編集者の追加は編集画面右上から行い、権限を付与してレビュー体制を整えます。

  • 共同編集者の最小権限化:編集が必要な担当者のみ追加
  • 共有リンクの扱い:社外配布時はメール収集や回答制限とセットで運用
  • ウェブ埋め込み:掲載ページの幅に合わせてiframeサイズを調整

次の表では、配布手段を比較しています。小規模テストはメール、広域配布はリンク、常設導線は埋め込みが適します。

配布手段 主な用途 管理ポイント 想定規模
メール送信 既存顧客・社員への案内 宛先管理・到達率の確認 数十〜数百件
共有リンク SNS・チャット・LP掲載 拡散管理・回答制限の設定 数百〜数千件
ウェブ埋め込み 資料請求・採用・問い合わせ ページ速度・レスポンシブ対応 継続的に数千件

これらの項目を比較することで、対象読者と配布範囲に合ったチャネル選定が可能です。なお、リンク短縮が必要な場合はフォームの送信画面で短縮オプションを利用できます。

集計画面とSheets出力の基本操作

配布後は回答タブのサマリーで棒・円・ヒストグラムなどのグラフがリアルタイムに生成されます。さらにGoogle Sheetsと接続して、権限を分けた分析やダッシュボード化が可能です。

  • 回答タブ:概要・設問別・個別の3ビューで確認
  • Sheets連携:回答の自動行追加、関数・ピボットで二次分析
  • 配布前後の権限設計:フォーム編集権限とSheets閲覧権限を分離

次の表では、集計ビューSheets連携の違いを整理しています。集計の粒度と共有相手に応じて使い分けます。

出力先 強み 共有対象 代表ユースケース
回答タブ(サマリー) 即時グラフ化・視認性 担当者・上長 進捗把握・速報可視化
回答タブ(設問別/個別) 粒度の切替が容易 担当者 設問別の偏り確認・個票確認
Google Sheets 関数・ピボット・権限分離 分析担当・経営層 深掘り分析・週次レポート化

ポイントとして、Sheets連携は配布前でも後でも設定可能ですが、配布前に接続しておくと初回からデータが欠損なく蓄積されます。

4. “効く”応用設定(分岐・クイズ化・ファイル提出・要約)

Google formの応用設定は、回答者体験とオペレーション効率を同時に高めます。分岐ロジックで無駄な設問を隠し、クイズ化で自動採点、ファイルアップロードで証跡を収集し、英語先行の要約機能で自由記述を素早く把握できます。

分岐ロジックで離脱を抑える設計術

最短で必要項目だけを尋ねるには、回答内容に応じて次のセクションへ誘導する分岐を使います。例えば「法人/個人」で流れを分ければ、関係ない設問が目に入らず離脱を抑制できます。設定はセクション分割後、選択肢ごとに「次へ移動」を指定します。

次の表では、代表的な分岐パターンと適用例、運用上の注意を比較しています。分岐はシンプルに保つほどメンテナンス性が高まります。

パターン 適用例 効果 運用上の注意
属性分岐 法人/個人、既存/新規 不要設問を非表示にして離脱率低下 分岐後の必須漏れに注意
商品別フロー プランA/B/C 回答時間を短縮 セクションの重複管理
申請可否ゲート 同意/非同意 要件不一致を早期判定 非同意時の終了メッセージ設計

この比較により、「誰に何を聞かないか」を設計視点に入れ、無駄な入力を削減できます。

クイズ機能(配点・解説・結果配信)の使いどころ

教育・研修やオンボーディングでは、クイズ化で自動採点まで完結させると効果的です。設問ごとに配点を設定し、正誤に応じたフィードバック(テキスト/YouTube)を付けられます。成績は即時表示または後日配信を選択でき、メール収集と組み合わせれば本人通知も可能です。

次の表では、クイズ設定の主要項目を整理しています。要件に応じて採点公開のタイミングを使い分けてください。

項目 設定例 効果 補足
配点 設問ごとに0–100点 合否判定の明確化 部分点は設問形式に依存
フィードバック 正誤別メッセージ/動画 定着・再学習の促進 間違いの根拠提示が有効
成績公開 即時/後日 不正防止や監督要件に対応 再受験可否も合わせて設計

この表を比較することで、採点運用(即時/後日)と学習効果のバランスをとった設計が可能です。

ファイルアップロード設問の注意点

審査書類や見積添付などの証跡収集にはファイルアップロードが有効です。回答者のGoogleアカウントでのサインインが必須で、共有ドライブ上のフォームでは利用不可などの制限があります。容量やファイル数の上限も設定できます(例:1設問あたり最大10ファイル、最大10GB/ファイル、フォーム全体で1TB)。

次の表では、ファイルアップロード運用の主要ポイントを比較します。配布前にドメイン制限や容量を必ず点検してください。

項目 仕様/推奨 単位 補足
サインイン要件 Googleアカウント必須 匿名回答には使えない
保存先 オーナーのDriveフォルダ 自動で専用フォルダ作成
共有ドライブ対応 非対応 マイドライブに移動して利用
容量上限 10GB/ファイル、1TB/フォーム GB/件 回答増で早期に到達し得る
形式制限 拡張子を限定可能 種類 マルウェア対策として有効

この比較から、本人性確保と保存容量が最重要であることが分かります。容量限界に達した場合は受付停止または上限引き上げ、不要ファイルの整理で継続可能です。

WorkspaceのGemini連携動向と要約の活用可能性

英語先行ながら、「Gemini」により短答・記述の要約フォームの自動生成が追加されました。回答が複数件(例:3件超)集まると、内容に基づくキーポイント抽出が行われ、意思決定を早められます。一方で言語・提供ドメインのロールアウトに段階差があるため、導入時は対象言語と管理者設定を確認してください。

  • 英語の要約機能は“補助”として位置づけ、最終判断は原文・データに基づいてください
  • 個人情報や機微情報の設問では、社内DLP(Data Loss Prevention)やアクセス権限と併せて運用してください

「EFOツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • EFOツール
    • 分析機能
    • 住所自動補完機能
    • 外部ID連携
    • 背景色設定機能
    • リアルタイムアラート
    • フリガナ自動入力
    • サブミットブロック
    • 離脱ブロック
    • レポート機能
    • メアドサジェスト
    • ガイドナビゲーション
    • 半角全角自動変換
    • 初期項目フォーカス
    • 入力形式事前指示
    • スマホキーボード変換
    • チャットボット
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
能動的に集客を
初期費用 無料
利用料金 25,000円~/月
制限なし
PUSH ONEの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
800社以上の導入実績
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
ワンプライス 月額 6,000 円
備考
アクセス数・フォーム数無制限。契約は 1 か月更新。
1 か月(1 か月ごとの自動更新)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Basic 年間契約 1,650円/月 単月契約 2,750円/月
備考
フォーム最大1件・添付1 MB/ファイル
Pro 年間契約 3,300円/月 単月契約 4,400円/月
備考
フォーム最大10件・添付2 MB/ファイル
1か月(単月契約が可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
AGERUN for LINE(Remarketing) 初期費用 0 円/CV 単価:要見積
備考
CV 発生時のみ課金。LINE 友だち登録→シナリオ配信
AGERUN for Mail(Remarketing) 初期費用 0 円/CV 単価:要見積
備考
メールアドレス取得 & ステップメール自動配信
AGERUN for EFO 初期費用 200,000 円/CV 単価 200〜500 円
備考
一問一答チャットフォーム+離脱後メール/SMS 配信
無し/要問い合わせ
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Forms 月額83 USD~(年契約時)
備考
1ユーザー、フォーム25個、1フォームあたり1,000件保存可など。ワークフロー機能やブランドカスタマイズも含む。
Suite 月額250 USD~(年契約時)
備考
Forms, Documents, eSignの全機能を束ねたセットプラン。3ユーザー、フォーム100個など。大量データの管理や高度なワークフローに対応。
記載なし(サブスクリプションのため必要に応じてキャンセル可)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
無料プラン 0円
備考
Google アカウントがあれば誰でも利用可能。個人利用でも商用利用でも基本機能は制限なし。
Google Workspace プラン(ビジネス向け) プランにより異なる
備考
より高度なセキュリティや管理機能(組織内限定フォーム等)を使いたい場合に適用。
なし(無料で随時利用開始 / 中止が可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低契約期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 1万円/月額
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
※初期設定代行 33,000円(税込)~ / フォーム
※設定変更代行 11,000円(税込)~ / フォーム
利用料金 55,000円/月
備考
5フォーム
最低契約期間6カ月
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 2万円~
備考
詳細は要問合せ
ご契約プランによって制限あり
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低契約期間なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
※初期設定費用は2フォームまでは無料
※3フォーム目以降は設定費用1フォームあたり1万円が必要
利用料金 15.000円~/月
利用期間は6カ月以上
なし 
電話 / メール / チャット /
Basic 月額 25 USD~
備考
月間100回答まで、ユーザー1名で利用。Typeformロゴは表示される。
Plus 月額 50 USD~
備考
月間1,000回答まで、ユーザー3名。Typeformのブランディング削除やカスタムサブドメインなどが利用可能。
特になし(サブスクリプションをいつでもキャンセル可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
FREE 0円 / 月
備考
1フォームにつき月間30件まで回答可能。フォーム作成数1個、チームメンバー1人まで。期限なく無料利用できる。
BEGINNER 3,880円(税抜) / 月
備考
月間回答上限100件 / フォーム5個 / メンバー2人など。自動返信メール設定や重複回答防止機能などが利用可能。
STARTER 12,980円 / 月
備考
月間回答数無制限やフォーム数無制限など、上位プランになるほど機能・上限が拡張される。
PROFESSIONAL 25,800円 / 月
備考
月間回答数無制限やフォーム数無制限など、上位プランになるほど機能・上限が拡張される。
単品オプション 3,000円(税抜) / 月
備考

使い放題オプション 30,000円(税抜) / 月
なし(契約手続き不要で、必要に応じて即時利用開始・停止が可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

5. チーム運用と安全対策(権限・監査・“なりすましフォーム”注意)

フォームを“正しく共有・審査”できる体制づくりが、運用トラブルや情報漏えいを防ぎます。ここでは権限設計、監査・保持、そして近年増えるなりすまし(フィッシング)対策まで、一次情報に基づき実務手順を整理します。権限は共同編集者と回答者で分け、監査ログと保持ルールはWorkspace側の設計に依存します。また、なりすましフォームには業務で扱う情報(認証情報・決済情報)を入力しないことが原則です。

共同編集と閲覧の権限設計

共同編集者(Editor)と回答者(Viewer/Respondent)の権限は明確に分離します。共同編集者の追加はフォーム右上の共有から行い、必要最小限の担当者のみに限定します。回答者側は組織内限定、信頼できるドメイン限定、特定ユーザー・グループ限定などで段階的に制御できます。2024年末以降、特定ユーザー・グループ・ターゲットオーディエンス単位の細かな制御が強化されています。さらに、信頼できるドメイン設定により、社外でも提携先のみ回答可能にする運用が可能です。

次の表では、社内外の共有線引きと推奨設定を比較しています。社外展開は“回答のみ”を原則にし、編集権限は社内に限定します。

対象 想定ユースケース 推奨設定 留意点
自組織(社内) 社内申請、アンケート、研修テスト 組織内限定+Googleログイン必須 1人1回制限やメール収集で重複排除
提携先(信頼できる外部) 共同プロジェクトの申請受付 信頼できるドメイン限定 ドメイン許可は影響範囲を精査(Drive等に波及)
一般公開 キャンペーン応募、資料請求 制限なし(匿名可) 機微情報は設問に含めない、監視を強化
共同編集者 法務・情報セキュリティ・現場責任者 Editorを最小限に付与 変更履歴・アクセスを定期レビュー

この表を比較することで、編集は内側、回答は必要範囲までという原則が明確になり、ガバナンス維持に役立ちます。

監査・保持ポリシーはWorkspace側の設計に依存

フォーム本体・回答データはGoogle Drive/Sheetsに保存されるため、監査ログ保持(リテンション)はWorkspace全体のポリシーに従います。管理者は監査と調査ツールでユーザーや管理者の操作を追跡し、異常検知や事後調査に活用できます。保持はGoogle Vaultでデフォルト/カスタムの保持ルールや記録保持(リティゲーションホールド)を設定し、保存・削除の基準を統制します。暗号化は保存時・転送時とも標準で実施されます。

次の表では、監査・保持・暗号化の要点を比較しています。フォーム個別ではなくテナント設計が土台である点が重要です。

項目 管理面の要点 設定レイヤー
監査ログ ユーザー/管理者アクティビティの検索・ルール化 管理コンソール(監査・調査)
保持・ホールド デフォルト/カスタム保持、記録保持(無期限) Google Vault
暗号化 保存時/転送時の保護 Google Workspace基盤

この比較により、収集後の証跡と保存期間はフォーム設定だけではなく、管理者の共通ポリシーに依存することが分かります。

“なりすましフォーム”見分け方と禁止項目

近年、正規のGoogleドメイン上にあることを逆手に取ったなりすましフォームが増えています。企業・学校・銀行を装い、ログイン情報や決済情報の入力を促す手口です。実例として、大学コミュニティを狙ったGoogle Workspaceアプリ悪用の注意喚起が報告されています。原則として、フォームにID/パスワードやカード情報を入力しないよう周知し、疑わしい場合は組織の正規窓口で照合します。

次の表では、判別ポイント社内ルール化すべき禁止項目を整理します。現場運用では“入力してよい情報の上限”を明文化してください。

観点 具体的な判別ポイント 社内ルール化する禁止項目
フォームの外観 下部に「パスワードを送信しないでください」等の注意書きがあるか パスワード、ワンタイムコード
要求情報の性質 ログイン情報や支払い情報を要求していないか クレジットカード情報、銀行口座情報
要求の緊急性 “至急”“アカウント停止”などで急かしていないか 個人番号・健康情報など機微情報
送信元の確認 正規連絡経路(社内ポータル/総務アドレス)で裏取りできるか 添付のマクロ実行/外部リンク踏ませ

こうした項目を比較することで、URLの正当性だけでは判断できないリスクに気づき、入力前の“ワンブレス確認”を徹底できます。

もし被害/誤送信が起きたら

万一、なりすましフォームに認証情報等を入力してしまった場合は、初動の速さが被害範囲を左右します。以下は、一次情報に基づく実務フローの要約です。

  1. パスワード変更・セッション無効化:影響アカウントのパスワードを直ちに変更し、他端末からのログアウトを強制
  2. 二要素認証の有効化/再登録:リカバリ設定を再点検
  3. 関係者への通知:上長、情報システム部門、CSIRT、影響が想定される取引先へ連絡
  4. 監査ログの確認:不審なサインインや共有操作を調査
  5. 被害フォームの報告:フォーム下部の「Report」から不正報告、併せてGoogleの窓口で違反申告
  6. 保持・証拠確保:Vaultで関連メール/ファイル/Chatの記録保持を適用

次の表では、インシデントの初動〜復旧を時系列で整理しています。短時間での判断材料として活用してください。

フェーズ 目的 主要アクション
検知〜30分 流出拡大の遮断 パスワード変更、全端末ログアウト、2要素有効化
1時間以内 影響範囲の把握 管理コンソールで監査ログ確認、共有権限の見直し
当日中 再発防止と法令対応 取引先・社内通知、保持/ホールド設定、被害フォームの違反報告
1週間以内 恒久対策 設問見直し、社内教育、信頼できるドメイン設定の適用検討

この比較により、技術対応(認証・監査・保持)と通知対応を同時並行で進めるべきことが明確になります。

6. 代替・連携のおすすめ(要件別に比較して選ぶ)

要件から逆算してツールを選ぶと、導入後の手戻りを減らせます。ここでは「会話型UI」「Microsoft 365整合」「ウィジェット拡張」「問い合わせ管理」「本格調査」の5観点で主要サービスを実名で紹介します。価格や上限は変更があり得るため、初出のリンクから公式情報を確認してください。

Typeform(会話型UI/ブランディング性重視。無料は回答数制限あり)

フォームを一問一答で進める“会話型”体験と高いデザイン自由度が特長です。無料プランは月次の回答数に制限があり、ブランディング強化は有料プランで拡張されます。まずは公式の価格ページで上限・機能を確認し、ブランドキット等の要否を判断しましょう。「Typeform」 の「Plus」以上でロゴやテーマを揃えやすく、企業の一貫したトーンに合わせやすい設計です。

Microsoft Forms(M365整合・社内クイズ/申請に好相性)

Microsoft 365に含まれるため、社内運用でのシングルサインオンや「Power Automate(業務自動化)」との連携が容易です。外部公開・匿名回答・分岐・共同編集などの可用性はプラン横断で提供され、Excel/Teams/SharePointとの往来もスムーズです。詳細は公式のサービス記述を確認してください。

Jotform(テンプレ/ウィジェット豊富、無料〜エンタープライズの階段)

多数のテンプレートと300超のウィジェットで、決済・予約・バリデーションなどを“積み木式”に拡張できます。無料のStarterから中規模向けの有料、さらにEnterpriseまで階段状のプラン構成です。まずは公式価格ページとウィジェット一覧で、要件に必要な拡張有無を確認しましょう。

formrun(国産。問い合わせ管理とカンバン運用が強い、Slack等連携)

国産プロダクトで、フォーム入力後の問い合わせ対応をカンバンで可視化し、チーム対応を効率化できます。Slack通知や各種アプリ連携が充実しており、国産SaaSとの相性も良好です。料金はBEGINNER/STARTER/PROFESSIONAL/ENTERPRISEと段階構成。「formrun」 の料金・機能と、Slack連携の手順を合わせて確認してください。

SurveyMonkey(調査設計とレポーティングに強み、チーム割引)

本格的な調査設計やロジック、レポーティング機能が充実しています。個人・チーム・エンタープライズまでの価格体系で、チーム契約の割引やガバナンス機能も提供。回答数の上限やオーバー時の課金条件はプラン別に異なるため、必ず公式ページで最新を確認してください。

次の表では、要件から見た“向き・不向き”を比較しています。無料の有無拡張性エコシステム連携を起点に一次選定すると迷いにくくなります。

次の表では5製品を、無料可否、強み、連携、主な用途、留意点で比較しています。

製品 無料プラン 主要強み 連携の相性 主な用途 初手の確認ポイント
Typeform あり(回答数に制限) 会話型UI、ブランディング(テーマ/ブランドキット) Webサイト埋め込み、マーケ連携各種 リード取得、NPS、ブランディング重視の調査 回答上限とブランド機能の必要度を価格ページで確認
Microsoft Forms あり(M365内) M365整合、SSO、Teams/Excel/SharePoint活用 Power Automateでのワークフロー 社内申請、社内クイズ/研修、匿名・社内限定配布 テナントの外部共有ポリシーと自動化フロー可否
Jotform あり テンプレ/ウィジェットの拡張性、決済/予約など多機能 Google系/Slack/各種SaaS 申込・予約・決済を含む運用、モバイル対応 必要ウィジェットの有無と使用可能プラン
formrun あり 国産、問い合わせ“カンバン”管理、Slack通知 Slack/スプレッドシート等 問い合わせ対応、CS/営業連携、EFOで離脱抑制 チーム人数と通知要件、国産SaaSとの接続
SurveyMonkey あり(機能制限) 調査ロジック/レポート、チーム割引/エンタープライズ O365/Drive/Slack等 本格調査、顧客満足度、社外パネル連携 回答上限・超過課金条件と共有/承認フロー

この比較から、「ブランディング重視ならTypeform」「内製ワークフローはMicrosoft Forms」「決済など拡張はJotform」「問い合わせ起点のチーム運用はformrun」「厳密な調査設計はSurveyMonkey」という切り分けが見えてきます。

表の項目を比較することで、どの製品が自社要件(ブランド/自動化/拡張/チーム運用/調査厳密さ)に最も合うかを一目で判断できます。

製品別の“選び方”チェックリスト(要件→設定の順で検討)

  • ブランド一体感がKPI:Typeformのブランドキットやテーマ適用範囲を確認(ロゴ/色/レイアウトの可否)
  • 社内の自動化/承認がKPI:Microsoft Forms+Power Automateで通知→記録→承認の直列化を想定
  • 決済/予約/入力補助がKPI:Jotformの該当ウィジェット(決済/カレンダー/検証)有無を先に確認
  • 問い合わせ一次対応の工数削減がKPI:formrunのカンバンとSlack通知の運用ルールを整備
  • 調査の厳密性/配信管理がKPI:SurveyMonkeyのロジック/上限/超過課金条件を精査

7.【まとめ】テンプレから1本作成し配布開始

最短導線は、テンプレを選んで必要最低限を設定し、リンク配布→リアルタイム集計まで一気通貫で回すことです。拡張が要る場合はサブツールを“要件起点”で足し、同時に権限とセキュリティも整えます。まずはGoogle form(Googleフォーム)で1本作って今日から運用を始めましょう。

  • テンプレを選ぶ→質問を配置→テーマ調整までを最短で実施。テンプレ起点にすれば項目の抜け漏れを防ぎ、配布までの時間を圧縮できます。
  • 回答の収集設定(メール収集・1人1回制限・確認メッセージ)を整えてから配布(メール、リンク、埋め込み)へ。運用後はリアルタイム集計Sheets出力で分析を開始します。
  • 途中で離脱が多ければ分岐ロジックを導入、研修やテストならクイズ化(自動採点)を検討します。
  • さらにブランディングや会話型UIが必要なら「Typeform」、決済や予約など拡張が要るなら「Jotform」、M365内の承認や社内整合が前提なら「Microsoft Forms」、本格調査なら「SurveyMonkey」を候補に。まずは無料/トライアルで要件適合を確認します。

次の表では、今日から回すための最短チェックリストをまとめています。各行の参考リンクから公式手順に飛べるので、迷わず進められます。

ステップ 目的 設定・操作の要点
1. テンプレ選択 初期設計の時短 テンプレ起点で不要項目を削除、タイトルと説明を整える
2. 質問配置・テーマ 回答体験の統一 記述/選択/チェック等を配置。ブランドに合わせテーマ色・フォント調整
3. 分岐・クイズ(任意) 離脱抑制/自動採点 セクション分割→選択肢ごとに移動先を指定。クイズ化で配点と解説
4. 収集設定 重複防止と通知 メール収集、1人1回制限、確認メッセージ、必要に応じ編集可否
5. 配布(送信) 配布チャネル確定 メール送付/URL短縮コピー/サイト埋め込み。対象範囲を最小に
6. 集計・出力 可視化と共有 回答タブの概要グラフ→細部は個別表示→Sheets出力で分析・共有
7. 拡張(任意) 要件に応じ最適化 Typeform(会話型/ブランド)/Jotform(決済/予約)/Microsoft Forms(M365)/SurveyMonkey(調査)

この表の各項目を比較することで、最短の導線(テンプレ→設定→配布→集計)と、要件別の拡張先が一目で分かります。まずは1本を動かし、分岐やクイズで精度を上げつつ、必要に応じてTypeform/Jotform/Microsoft Forms/SurveyMonkeyで補完してください。

次の一手(今日やること)

  1. テンプレからフォームを作成 → 2) 収集設定(メール収集・1人1回) → 3) リンク配布 → 4) 回答タブとSheetsでリアルタイム確認。必要に応じて分岐/クイズを追加し、ブランド/決済/社内整合などの拡張は上記の各サービスで補完します。

efo-tool-comparison-table

EFOツール比較表を表示する

「EFOツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • EFOツール
    • 分析機能
    • 住所自動補完機能
    • 外部ID連携
    • 背景色設定機能
    • リアルタイムアラート
    • フリガナ自動入力
    • サブミットブロック
    • 離脱ブロック
    • レポート機能
    • メアドサジェスト
    • ガイドナビゲーション
    • 半角全角自動変換
    • 初期項目フォーカス
    • 入力形式事前指示
    • スマホキーボード変換
    • チャットボット
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
能動的に集客を
初期費用 無料
利用料金 25,000円~/月
制限なし
PUSH ONEの資料サムネイル
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
800社以上の導入実績
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
ワンプライス 月額 6,000 円
備考
アクセス数・フォーム数無制限。契約は 1 か月更新。
1 か月(1 か月ごとの自動更新)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Basic 年間契約 1,650円/月 単月契約 2,750円/月
備考
フォーム最大1件・添付1 MB/ファイル
Pro 年間契約 3,300円/月 単月契約 4,400円/月
備考
フォーム最大10件・添付2 MB/ファイル
1か月(単月契約が可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
AGERUN for LINE(Remarketing) 初期費用 0 円/CV 単価:要見積
備考
CV 発生時のみ課金。LINE 友だち登録→シナリオ配信
AGERUN for Mail(Remarketing) 初期費用 0 円/CV 単価:要見積
備考
メールアドレス取得 & ステップメール自動配信
AGERUN for EFO 初期費用 200,000 円/CV 単価 200〜500 円
備考
一問一答チャットフォーム+離脱後メール/SMS 配信
無し/要問い合わせ
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Forms 月額83 USD~(年契約時)
備考
1ユーザー、フォーム25個、1フォームあたり1,000件保存可など。ワークフロー機能やブランドカスタマイズも含む。
Suite 月額250 USD~(年契約時)
備考
Forms, Documents, eSignの全機能を束ねたセットプラン。3ユーザー、フォーム100個など。大量データの管理や高度なワークフローに対応。
記載なし(サブスクリプションのため必要に応じてキャンセル可)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
無料プラン 0円
備考
Google アカウントがあれば誰でも利用可能。個人利用でも商用利用でも基本機能は制限なし。
Google Workspace プラン(ビジネス向け) プランにより異なる
備考
より高度なセキュリティや管理機能(組織内限定フォーム等)を使いたい場合に適用。
なし(無料で随時利用開始 / 中止が可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低契約期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 1万円/月額
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低利用期間の定めなし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
※初期設定代行 33,000円(税込)~ / フォーム
※設定変更代行 11,000円(税込)~ / フォーム
利用料金 55,000円/月
備考
5フォーム
最低契約期間6カ月
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
利用料金 2万円~
備考
詳細は要問合せ
ご契約プランによって制限あり
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
利用料金 要相談
備考
問い合わせ後にヒアリング
最低契約期間なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
※初期設定費用は2フォームまでは無料
※3フォーム目以降は設定費用1フォームあたり1万円が必要
利用料金 15.000円~/月
利用期間は6カ月以上
なし 
電話 / メール / チャット /
Basic 月額 25 USD~
備考
月間100回答まで、ユーザー1名で利用。Typeformロゴは表示される。
Plus 月額 50 USD~
備考
月間1,000回答まで、ユーザー3名。Typeformのブランディング削除やカスタムサブドメインなどが利用可能。
特になし(サブスクリプションをいつでもキャンセル可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
FREE 0円 / 月
備考
1フォームにつき月間30件まで回答可能。フォーム作成数1個、チームメンバー1人まで。期限なく無料利用できる。
BEGINNER 3,880円(税抜) / 月
備考
月間回答上限100件 / フォーム5個 / メンバー2人など。自動返信メール設定や重複回答防止機能などが利用可能。
STARTER 12,980円 / 月
備考
月間回答数無制限やフォーム数無制限など、上位プランになるほど機能・上限が拡張される。
PROFESSIONAL 25,800円 / 月
備考
月間回答数無制限やフォーム数無制限など、上位プランになるほど機能・上限が拡張される。
単品オプション 3,000円(税抜) / 月
備考

使い放題オプション 30,000円(税抜) / 月
なし(契約手続き不要で、必要に応じて即時利用開始・停止が可能)
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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よくある質問

フォームはどうやって配布できますか?

送信ボタンからメール送信・共有リンク・ウェブサイト埋め込みを選べます。リンクは短縮して共有でき、埋め込みはiframeコードが発行されます。

回答はどこで確認できますか?

フォームの回答タブで、設問ごとの自動グラフや個別の回答をリアルタイムに確認できます。さらにGoogle Sheetsへ出力して詳細分析や共有が可能です。

送信データは広告に使われませんか?

Google Workspace Core Servicesでは広告は表示されず、データは広告目的に収集・スキャン・利用されませんと明記されています。

回答の自動要約などAI機能は使えますか?

WorkspaceではGemini連携が拡充され、要約などの支援が提供拡大中です。提供範囲や管理設定はテナント方針を確認してください。

ファイルを提出させるときの注意点は?

ファイルアップロード設問は回答者のGoogleサインインが必須です。保存先はDriveの専用フォルダで、容量やファイル数の上限を設けられます。

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