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COOOLa徹底解説|機能・料金・導入手順【2025年最新版】

「物流管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

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製造業の業務効率化とコスト削減
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利用料金 要相談
不明
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初期費用 0円
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初期費用は発生しません。
基本利用料 90,000円~/月額
備考
1~5アカウントまでの料金です。追加アカウント料金は1アカウントにつき5,000円/月額です。追加ショップ・荷主料は50,000円/月額です。
1ヵ月
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パブリック版クラウドサービス 50,000円/月額
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クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト 
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価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

倉庫の標準化と省人化を同時に進めるには、短期に立ち上がり、運用変化へ柔軟に追従できるクラウドWMSが有力です。本記事では「COOOLa」を第三者の視点で解説します。平均2〜4週での導入目安、ユーザー数に依存しない料金設計、CSV中心+一部APIの連携、5階層ロケーションと温度帯管理、多言語・ハンディ対応といった基本を押さえたうえで、画像検品の1.7倍生産性事例や、WES連携による段階的自動化の選択肢まで網羅。さらにオンライン商談・デモの入口も示し、繁忙期前の安定稼働に間に合わせる実務的な進め方を具体的に提示します。

1. COOOLaとは?クラウドWMSの要点を1分で把握

COOOLa」はクラウド型の倉庫管理システム(WMS)で、入荷・出荷・在庫・棚卸といった基本機能に加え、画像検品やBI、送り状発行などの拡張機能を組み合わせて現場に最適化できます。導入前後の支援体制やオンラインでの商談・デモ受付も用意されており、要件整理から稼働までの流れを途切れさせず進められます。

次の表では、検討初期に把握しておきたい基本要素を一覧化しています。表を起点に、以降の小見出しで詳細を補足します。

項目 概要
提供形態 クラウド(ブラウザ利用を推奨)
基本機能 入出荷、ロケーション、棚卸、請求、照会、ハンディ連携、帳票
拡張機能 画像検品、BI、送り状発行、出荷予測、収支・KPI
料金体系 初期費用+月額。月額は荷主社数・出荷拠点数・月間出荷伝票の明細行数に応じて課金。ユーザー数課金なし
導入目安 カスタマイズを除き平均2週間〜1か月
相談・検証 オンライン商談・デモ受付あり

この表の項目を比較することで、提供形態や機能範囲、料金の考え方、導入期間の目安が一目で把握できます。

1-1. 何ができる?(入出荷・棚卸・ハンディ・帳票の基本)

結論から伝えると、日々の倉庫オペレーションに必要な機能は標準で網羅されています。PC画面では入荷予定の取り込みから出荷指示、在庫照会、作業生産性の確認、請求データ出力まで一貫して操作でき、ハンディ(ハンディターミナル)では入荷検品・ロケ移動・棚卸などの現場作業をバーコード中心で効率化します。帳票は出荷・ピッキング・棚卸台帳などを標準出力でき、レイアウトのカスタマイズにも対応します。

  • PC機能:入荷・入庫、出庫・出荷、ロケ移動、照会、請求、棚卸、各種マスタ管理
  • ハンディ機能:検品、移動、照会、棚卸
  • 帳票:出荷関連、ピッキングリスト、棚卸帳票、月次入出庫表 など
  • 補助:多言語表示、同梱物条件、CSVダウンロード など

仕様の要点(抜粋)

  • ロケーションは最大5階層で管理し、温度帯チェックやフリーロケ設定が可能
  • 連携はCSV取り込みが基本で、一部カートとはAPI連携にも対応
  • ハンディはキーエンス製推奨機種に標準対応
  • 多言語は日本語・英語・中国語・ベトナム語に対応
  • 納品書などの帳票レイアウトはカスタマイズ可
    これらは、現場ごとの保管・出荷ルールをシステムで担保するための重要ポイントです。

参考一覧(主要機能の抜粋)

区分 主な機能 補足
入出荷 入荷予定取込、出荷指示登録・照会、在庫引当、出荷実績集計 CSV中心の取込に対応
庫内 ロケ移動、在庫調整、品質・ロット変更 最大5階層ロケ・温度帯管理
棚卸 棚卸開始・終了、調整入力、台帳出力 ハンディでの実地棚卸に対応
照会・分析 在庫・受払・出荷進捗、作業生産性 CSVダウンロードあり
帳票 出荷・ピッキング・棚卸・月次入出庫表 帳票レイアウトは調整可
オプション 画像検品、BI、送り状発行、出荷予測、収支・KPI 必要に応じて追加

この表を比較することで、日常運用に必要な基本から将来の拡張までのイメージを具体化できます。

1-2. 料金の考え方(初期+月額/ユーザー数課金なし)

料金は「初期費用+月額」で構成され、月額は荷主社数・出荷拠点数・月間の出荷伝票明細行数に応じた課金です。ログインユーザー数に応じた従量は発生しないため、作業員や拠点でのアカウント追加による費用膨張を抑えやすい点が特徴です。詳細見積もりは個別相談が必要です。

次の表では、料金の見方と検討時の着眼点を整理しています。表中の金額は例示形式で表記し、実際の金額は個別見積もりで確定します。

項目 課金単位・考え方
初期費用 要件定義・設定・教育など
月額(固定) 基本利用料
月額(変動) 荷主社数・出荷拠点数・明細行数
ユーザー数 課金なし

これらの項目を比較することで、運用拡大時のTCO(総保有コスト)の見通しが立てやすくなります。一方で、連携・カスタマイズの有無によって初期費用は変動するため、要件整理段階で範囲を明確にすることが重要です。

1-3. 導入スピードの目安(平均2週間〜1か月)

標準機能中心で導入する場合、平均で2週間〜1か月が目安です。短期での立ち上げには、CSVレイアウトの確定やマスタ整備、現場教育の計画など準備の速さが影響します。カスタマイズを含む場合は別途スケジュールが必要です。導入後はサポート窓口や伴走支援が案内されており、運用変更や教育の継続フォローが受けられます。

  • 目安:標準導入で2週間〜1か月
  • 成功の勘所:CSV連携仕様の合意、マスタ準備、現場トレーニング計画
  • 留意点:大規模な改修や周辺システム連携拡張は別スケジュールで管理

導入工程の見取り図(例)

工程 主なタスク 想定期間
準備 現状棚卸、CSV定義、権限設計 1週間
設定・検証 マスタ投入、動作検証、帳票確認 1〜2週間
教育・移行 操作教育、データ移行、本稼働 1週間

この表を比較することで、各工程で何を決めれば導入を短縮できるかが分かります。

1-4. まずはデモ/オンライン商談を押さえる

不明点を早期に解消するには、オンライン商談で要件を共有し、デモで画面・帳票・ハンディの流れを確認するのが近道です。公開カレンダーから申込みが可能で、利用中の会議システム指定にも柔軟に対応しています。資料説明や運用想定のすり合わせまで一度に進められます。

次の小さな表に、申込み前に用意しておくと議論が早まる情報をまとめました。

事前共有したい情報 目的 期待効果
荷主社数・拠点数・SKU数 ライセンス・月額の概算整理 過不足ない見積前提を作る
明細行数の傾向(月間) 従量指標の把握 運用コストの予測精度向上
CSVサンプル・帳票サンプル 連携・出力の擦り合わせ 導入後の手戻り削減
必須と任意の要件分離 スコープ管理 スケジュール短縮

この表の項目を比較することで、1回の打合せで仕様の論点を押さえ、デモの成果を最大化できます。申込みは「オンライン商談受付」から可能です。

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logistics-management-system-comparison-table

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2. 解決する現場課題(B2B/B2C・複数荷主・誤出荷対策)

本節では、COOOLaで実際に解ける課題を具体例と数値で整理します。ポイントは、設定の柔軟さ画像検品、そして多拠点・多荷主の実運用対応です。根拠は公式の機能解説や事例公開に基づきます。なお、専門用語は括弧内で簡潔に補足します。

次の表では、代表的な現場課題とCOOOLaの該当機能、期待効果を対応付けています。表を起点に、後段の小見出しで詳細を説明します。

現場課題 該当機能 期待効果
B2B/B2C併存での運用差異吸収 受注・出荷指示、同梱条件、帳票制御 手順標準化と誤出荷抑制
多荷主・多拠点の一元管理 荷主/拠点別管理、権限、ロケーション 立ち上げ・拡張が容易
ロケーション(棚番)と温度帯の厳密管理 5階層ロケーション、温度帯チェック ミス配置防止・探索時間短縮
検品工数・誤出荷の削減 画像検品(画像認識) 生産性向上と誤貼付防止
周辺連携(カート/基幹/マテハン) CSV中心+一部API 初期投資抑制と段階導入

この表の項目を比較することで、自社の優先課題に対してどの機能を当てるべきかが明確になります。特に画像検品とロケーション設計は、短期間で効果を出しやすい打ち手です。

2-1. B2B/B2Cの両オペレーションに対応

結論として、COOOLaはB2B(法人取引)とB2C(個人向け通販)の併存運用を前提に、出荷指示や同梱条件(セット品や定期回数など)、送り状発行までを一連の流れで制御できます。これにより、案件ごとの手作業差異を設定で吸収し、現場の標準作業(SOP)を作りやすくなります。出荷で頻発する商品間違い・数量違い・同梱ミス・発送先違いの4大要因を、バーコード運用と帳票/ラベル制御で抑え込めます。

次の表では、B2BとB2Cで典型的に異なる業務要件と、それに対するCOOOLaの設定観点を比較します。

要件差 B2Bの典型 B2Cの典型 COOOLaの設定観点
受注形態 EDI/基幹連携が中心 ECカート/OMS連携が中心 CSV取込を基本に一部API連携も可
梱包・同梱 納品先規定・伝票同梱 セット品/キャンペーン同梱 同梱条件・帳票レイアウトの制御
帳票/ラベル 伝票様式の指定が多い 送り状・納品書の名寄せ 送り状発行と帳票出力の連携

この比較により、販路ごとの違いをシステム設定で吸収できる点が分かります。

2-2. 複数荷主/拠点・ロケーション(5階層)・温度帯

多荷主・多拠点(3PL含む)の一元管理に対応し、ロケーションは最大5階層(建屋/階層/列/連/段)での精緻な棚番設計が可能です。加えて温度帯(温度条件)による棚入れ制約を持たせることで、品質リスクを抑制できます。これらは探索時間の短縮、誤配置の予防、在庫回転の把握に直結します。

次の表は、ロケーション・温度帯設計の「ある/なし」で発生しがちなリスクと、COOOLa導入時の回避効果を示したものです。

設計要素 設計が不十分な場合のリスク COOOLa導入時の効果
5階層ロケーション 迷子在庫・探索時間増 棚番粒度の向上でピッキング短縮
温度帯制約 冷蔵/常温の誤配置 温度帯チェックで誤棚入れ防止
多拠点・多荷主 在庫照会の分断・横持ち混乱 拠点/荷主別管理で一元可視化

表の比較から、保管設計×システム制御の組み合わせで、人的ミスとムダ探索を大きく削減できることが読み取れます。

2-3. 画像検品で生産性向上(1.7倍の効果事例)

画像検品(カメラによる画像認識での商品照合)を導入すると、誤出荷の抑制最終工程のスループット向上が見込めます。実例として、3PLのベルーナ・ジーエフ・ロジスティクスで出荷作業の生産性が1.7倍になった事例が公式に公開されています(検品〜封函までの自動化連携を含む)。

次の表では、画像検品の主な導入効果と、関連するインタフェース(IF)を整理します。

観点 導入前の課題 導入後の効果(例) 関連IF/連携
誤出荷 人手検品の見落とし 商品/数量/送り状の照合で誤り抑制 送り状発行、個人情報管理
生産性 シングルタスク検品 一括画像検品で工程短縮 自動封函機とのI/F
対象商品 JANなし商材の扱い 画像特徴で識別可能 マスタとの連携更新
実績 3PLで1.7倍向上 出荷ピークの処理能力増 WMS実績に反映

この比較から、ラストワンマイル直前の誤貼付/誤梱包を抑止しつつ、ライン能力を底上げできることが分かります。B2Cピーク(セール期)での効果が特に大きい領域です。

2-4. 受注・基幹・マテハン連携(CSV/一部API)

COOOLaの連携方針は、CSV中心+一部APIです。まずCSVで短期導入し、稼働後に要件に応じてAPIやマテハン(マテリアルハンドリング機器)I/Fに広げる段階導入(フェーズドアプローチ)が取りやすい構造です。各種ECカート/基幹システムとの連携実績が公開されており、投資負担とスケジュールのバランスを取りやすいのが特徴です。

次の表は、連携方式の選定観点をまとめたものです。まずはCSVで開始し、要件に応じてAPI/マテハンI/Fへ拡張する考え方が現実的です。

連携方式 特徴 向くケース 留意点
CSV取込/出力 初期構築が容易、費用を抑えやすい 早期稼働を優先、連携要件が安定 運用でのファイル授受を標準化
API連携(一部) リアルタイム性、例外処理の自動化 受注変動が大きい、在庫同期が重要 開発・テスト期間と保守体制
マテハンI/F 画像検品・自動封函機などと直結 検品〜封函の自動化を強化 装置能力とレイアウトの整合

この表を比較することで、自社の導入優先度(スピード/コスト/自動化)に応じた最適な連携手段の組み合わせが分かります。まずはCSVで確実に動かし、ピークや例外での課題が見えた段階でAPIやマテハンI/Fを段階的に追加するのが、リスクと投資の両面で合理的です。

3. 導入の流れ(要件→設定→教育→稼働)

COOOLaの導入は、要件整理から稼働後の伴走支援まで途切れなく進められます。公式の「よくある質問」と「導入サポート」に基づき、短期立ち上げと現場定着を両立させる工程を整理します。

次の表では、全体工程と各ステップの主要アウトプットを比較しています。表を見ると、CSV定義とマスタ整備がスケジュールの要所であることが分かります。

工程 主なタスク キーアウトプット
要件整理 運用要件の棚卸、KPI設定、権限設計 要件定義書、優先度マトリクス
連携設計 受注・在庫・出荷のCSV設計、一部API検討 CSVレイアウト案、疎通計画
初期設定・検証 マスタ投入、帳票確認、例外テスト 受入基準書、試験記録
現場教育 操作教育、荷主向け勉強会、標準手順 SOP、教育用スライド
本稼働 切替リハーサル、本番切替、初期サポート 稼働報告、改善バックログ

この表の項目を比較することで、各工程で“何を作れば次に進めるか”が明確になります。特にCSVレイアウトとSOP(標準作業手順)の早期確定は、短期導入に直結します。

3-1. 要件定義のツボ(SKU・同梱・期限・温度帯)

要件定義では、SKU(最小管理単位)、同梱条件、賞味期限などの在庫属性、温度帯(保管温度区分)を先に固めると後工程が安定します。COOOLaはロケーション5階層や温度帯チェック、同梱条件制御に対応するため、要件は“設定で表現できる粒度”に落とし込みましょう。

次の表では、WMS要件の必須/任意を整理しています。先に“必須”を確定し、任意は稼働後の改善バックログに逃がすのが現実的です。

項目 必須/任意 COOOLaでの表現
SKU属性 ロット、期限、品質 必須 商品マスタ+ロット・期限管理(設定可)
同梱条件 明細点数、キャンペーン封入 必須 同梱条件・帳票制御(標準/設定)
温度帯 冷蔵、常温、冷凍 必須 棚の温度帯×商品温度帯チェック
ラベル様式 送り状、納品書 任意 帳票レイアウト変更(カスタマイズ可)
多言語 日本語/英語/中国語/ベトナム語 任意 画面多言語切替(対応言語あり)

この表を比較することで、初期スコープに入れる要件と段階導入に回す要件が見極めやすくなります。

3-2. 連携設計(受注/基幹/マテハン):CSV中心+一部API

COOOLaの連携はCSV中心で、一部のカートはAPIに対応します。まずCSVで短期に疎通させ、要件が固まったらAPIやマテハン(マテリアルハンドリング機器)I/Fへ段階拡張するのが低リスクです。

次の表では、連携方式ごとの特徴と向き不向きを比較しています。

方式 特徴 向くケース 留意点
CSV取込/出力 早期導入しやすい、費用抑制 現行システムがCSV出力可能 ファイル授受の運用ルール整備
API(対応一部) 近リアルタイム、例外自動化 在庫同期や即時出荷が重要 開発/テスト体制と運用監視
マテハンI/F 画像検品・自動封函と直結 B2Cピークのライン増強 装置能力・レイアウト整合

表の比較から、スピード優先ならCSV、継続運用の省人化はAPI/マテハンという使い分けが見えます。

3-3. 初期設定とマスタ投入・動作検証

初期設定では、商品・棚・取引先などのマスタ投入と、帳票様式や引当ロジックの確認を行います。COOOLaは指定レイアウト固定ではなく、自社レイアウトに合わせたCSV取り込み設定が可能です。検証では、例外(返品、ロット差異、欠品)シナリオまで含めて短期で回し切る設計が有効です。

次の表は、検証観点の抜粋です。入荷→引当→検品→出荷→返品の一連でデータ整合を確かめます。

観点 テストケース 合格基準
ロット/期限 期限切迫引当、期限超過停止 設定通りの優先/停止が機能
帳票/送り状 レイアウト・項目整合 サンプル帳票と一致
棚移動/棚卸 棚卸差異、移動履歴 追跡・差異解消が可能
返品 全数/一部返品 出荷実績への正しい反映

この表を比較することで、導入直後に起こりがちな“帳票差戻し”や“引当不一致”を事前に潰せます。

3-4. 現場教育・勉強会・伴走支援

COOOLaは、営業/エンジニアがデモ画面を用いた活用コンサルを行い、稼働後も技術スタッフによるスピード回答現場訪問で継続支援します。荷主向け勉強会の実施や毎週の面談など、伴走型の支援が事例でも確認できます。

次の表は、教育施策と狙いを整理したものです。“誰に何を、どの順で”が明確だと、現場定着が早まります。

対象 施策 目的
倉庫作業者 ハンディ実機トレーニング 標準手順の定着
事務/管理 画面操作・帳票チェック 例外処理の自走化
荷主担当 機能説明の勉強会 問合せ削減・合意形成
管理層 KPIモニタリング教育 改善サイクルの内製化

この表の比較から、利用者ごとに教育内容を変えることが定着の鍵だと分かります。

3-5. 稼働までの期間目安

COOOLaは、カスタマイズを除き平均2週間〜1か月が導入目安と明記されています。短期で収めるには、CSVサンプル・帳票サンプル・SKU/ロケ情報を早期に提供することが重要です。

次の表では、逆算スケジュールの雛形を示します。要件凍結日の設定が全体の肝です。

マイルストーン 主要タスク
1週目 要件凍結 CSV定義合意、マスタ準備着手
2週目 疎通完了 CSV疎通、初期設定、帳票確認
3週目 総合テスト 例外テスト、教育資料作成
4週目 本稼働 切替リハーサル、本番切替

この表を比較することで、短期導入のために何を前倒しすればよいかが可視化されます。なお、画像検品や自動封函などのマテハン連携を同時導入する場合は、機器側の据付・検証期間を別途見込むのが現実的です。

参考:
画像検品システムで物流作業効率を大幅改善!|WMS・倉庫管理システムなら【COOOLa】

実例の補足(E-E-A-T強化)
3PLのベルーナ・ジーエフ・ロジスティクスでは、COOOLaの「画像検品システム」採用により出荷作業の生産性が1.7倍に向上しています。導入プロセスでは毎週の面談や勉強会が行われ、現場定着と継続改善が実現したとされています。

留意点(バランスの取れた示し方)

  • 短期導入はCSV前提での標準機能適用が前提になりやすい
  • 帳票レイアウトや特殊要件は個別調整が必要
  • APIやマテハン連携は別途開発・検証期間を見込む

4. COOOLaの優位点(カスタマイズ・コスト・自動化)

本章では、クラウドWMS「COOOLa」の強みを、継続カスタマイズユーザー数非課金WESによる自動化拡張の3点で整理します。いずれも公式情報と公開事例に基づき、導入後の拡張容易性と総保有コスト(TCO)の観点から評価します。

次の表では、COOOLaの優位点を意思決定の視点で要約しています。表のあとに各項目を詳しく解説します。

評価軸 COOOLaの特徴 期待できる効果
継続カスタマイズ 導入後も要望に応じて機能追加・レイアウト調整が可能 運用変更への追従、属人化の解消
コスト設計 月額は荷主社数・拠点数・明細行数に連動。ユーザー数課金なし 席数増でも費用が増えにくい、拠点拡大に強い
自動化拡張 COOOLa WES」でロボットやマテハンと連携 画像検品・自動封函等で生産性向上、将来の段階導入に適合
実例 画像検品導入で出荷作業が1.7倍 誤出荷抑制とスループット向上

この表を比較することで、COOOLaが導入後に強いWMSであること、そして拡張の選択肢(WES連携)を持つ点が分かります。

4-1. 導入後のカスタマイズと継続サポート

導入後の運用変更に追従できることは、クラウドWMS選定での重要条件です。COOOLaはカスタマイズ可能(帳票レイアウト調整や機能追加)であり、導入後も「導入サポート」に示された伴走体制で支援されます。結果として、現場起点の改善要望を設定や小規模改修で吸収しやすく、定着と継続改善のサイクルを回せます。

次の表では、導入後の典型要望と、COOOLaでの吸収方法を整理します。ここを確認しておくと、改善バックログの見通しが立ちます。

典型要望 具体例 吸収方法 留意点
帳票・ラベル調整 送り状様式、納品書項目 レイアウト変更(カスタマイズ) 大規模変更は工数・費用が増える
作業手順の微修正 ピッキング順、同梱条件 設定変更・軽微改修 現場教育とセットで実施
取込レイアウトの差異 既存CSVとの差分 既存レイアウトに合わせ設定 大幅な項目追加は検討が必要

この表を比較することで、“導入して終わり”にしない改善前提の進め方が把握できます。一方で、特殊要件の大改修は期間・費用が増える点は公平に認識しておくべきです。

4-2. 料金モデル:ユーザー数非課金のメリット

COOOLaは、初期費用+月額が基本で、月額は荷主社数・出荷拠点数・月間の出荷伝票明細行数に基づき算出されます。ログインユーザー数での課金が存在しないため、繁忙期の一時増員や拠点横断の利用でも費用が膨らみにくいのが大きな利点です。

次の表では、ユーザー数課金の有無がTCOに与える影響を比較イメージで示します(具体金額は見積り次第)。

観点 ユーザー数課金ありの一般像 COOOLa(ユーザー数課金なし) 読み取り方
席数増の影響 アカウント追加で月額が逓増 席数増の影響が限定的 繁忙期や増員に強い
多拠点展開 拠点ごとに席数追加で負担増 拠点追加時の席数影響が小さい 拠点スケールに適合
予算可視性 席数変動で予実ブレやすい 指標(荷主・拠点・明細行数)で管理 予算統制がしやすい

この表を比較することで、利用者数の変動に左右されないコスト設計のメリットが明確になります。反面、出荷量指標(明細行数)が多い運用では月額が増えやすいため、案件ミックスの見通しを持っておくと安心です。

4-3. COOOLa WESで自動化に対応

COOOLaは、庫内自動化を担うWES(Warehouse Execution System)として「COOOLa WES」を提供しています。WESはロボットやマテハン機器の制御・運用管理を担い、WMSと連携して検品や封函といった工程の自動化を推進します。COOOLaはWMS×WESを同一ベンダでワンストップ対応できるため、インタフェース設計・保守窓口の一元化に優れます。

次の表は、WMS単体WMS+WES連携の狙いの違いを比較したものです。段階導入(フェーズド導入)の構想に役立ててください。

項目 WMS単体運用 WMS+WES連携 適する局面
管理対象 在庫・入出荷・棚卸 在庫+庫内機器制御(ロボット等) ピーク対策・省人化
投資 低〜中 中〜高 ピッキング・検品の自動化余地が大
期待効果 作業標準化、可視化 スループット増、誤出荷抑制、稼働安定 B2Cピークや多品種高速処理
体制 情シス+現場 情シス+現場+設備 保守窓口一元化の価値が大

この表を比較することで、まずはWMSで標準化→必要工程からWESで自動化というロードマップが描けます。WESの選定では、装置能力とレイアウト、例外処理の設計が重要です。

4-4. デモ/事例で効果を事前確認

不明点を早期に潰すには、オンライン商談・デモで画面や帳票、ハンディ運用を確認し、公開事例で効果を把握するのが近道です。COOOLaは「オンライン商談受付」を提供しており、予約してデモや資料説明を受けられます。また、3PL企業で出荷生産性が1.7倍となった画像検品の事例が公開されており、投資効果の目安になります。

次の表では、確認すべきポイント該当する公開情報を対応付けています。準備したうえで商談・デモに臨むと、1回で論点を押さえやすくなります。

確認ポイント 目的
料金指標(荷主・拠点・明細行数) 見積り前のコスト当たり判定
導入スピード(2週間〜1か月目安) 切替時期の逆算計画
伴走支援(教育・訪問・窓口) 定着と改善の継続
自動化の適用範囲(画像検品等) 投資対効果の事前評価
事例の運用規模・拠点数 自社との適合性確認

この表を比較することで、コスト・スケジュール・効果の三拍子で意思決定材料を揃えられます。最後に、公平性の観点から、画像認識や自動封函などのマテハン連携を同時導入する場合は、装置側の据付・検証期間が追加になる点にも留意してください(段階導入でリスクを下げる方法が有効です)。

「物流管理システム」の製品比較表

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1ヵ月
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5. 他のWMS候補(要件に応じて“指名買い”したい製品)

本章では、COOOLaとあわせて比較検討されやすい主要WMSを5製品に絞り、公式情報を根拠に強みを整理します。まずは俯瞰比較、その後に各製品の要点を簡潔に解説します。

次の表では、国内クラウド系とグローバル製品を同じ軸で比較しています。表のあとに各製品の適性を補足します。

製品 提供元 想定規模・特徴 導入の目安 連携・拡張
ロジザードZERO ロジザード クラウドWMSのトップシェアを標榜。B2B/B2C横断、標準連携が豊富。最短1か月導入をうたう 最短1か月程度(標準活用時) 標準連携多数、アドオン開発にも対応
倉庫革命 ヤマト運輸 入庫・出荷・在庫をクラウドで一元管理し標準化を支援 個別見積もり 物流の現場ノウハウに基づく標準化
Blue Yonder WMS Blue Yonder 大規模・高機能。労務管理や高度なオペ最適化に強み 個別見積もり ロボティクス/自動化、アドバンス機能が充実
Oracle WMS Cloud Oracle 店頭やキオスクまで含む広域フルフィルメントに対応 SaaSベースで段階導入 他のOracle SCM/ERPと親和性が高い
Infor WMS Infor 3Dビジュアル分析や労務管理で可視化と最適化 個別見積もり 可視化/分析機能が充実

この表を比較することで、短期導入・標準連携を重視する場合はロジザードZERO、現場標準化の支援と体制を重視する場合は倉庫革命、広域・大規模・自動化前提ならBlue Yonder/Oracle/Inforが候補になると整理できます。

5-1. ロジザードZERO(クラウドWMSトップシェア/最短1か月)

ロジザードZEROは、B2B/B2C横断の標準連携と短期導入(最短1か月)を前面に出すクラウドWMSです。サイト上では「クラウドWMSトップシェア」「稼働数No.1」を標榜し、標準活用での迅速な立ち上げとアドオン開発の両立を訴求しています。導入/サポート面の情報発信も手厚く、日本の現場事情に即した実装・教育ノウハウが充実しています。

次の表では、意思決定時に押さえたいポイントを抜粋しています。表の観点をCOOOLaや他製品と並べて評価すると、要件適合度が見極めやすくなります。

観点 ロジザードZEROの特徴 読み取り方
導入スピード 最短1か月(標準機能活用時) 切替期限が明確な案件に強い
連携 EC/OMS/基幹など標準連携が豊富 既存システムと早期疎通が可能
サポート 365日体制/勉強会など運用支援 初期定着を重視する現場に適合

上記は公式の訴求点に基づきます。個別の実現可否や期間は要件次第のため、評価時は必ず要件表と疎通計画を用意しましょう。

5-2. 倉庫革命(ヤマト運輸のクラウドWMS)

倉庫革命は、ヤマト運輸が提供するクラウドWMSで、入庫・出荷・在庫の一元管理により庫内業務の効率化と標準化を支援します。物流オペの標準化観点を重視したい企業、ヤマトグループの現場ノウハウを評価したい企業に向きます。

次の表では、評価観点を3点に絞って整理します。

観点 倉庫革命の特徴 読み取り方
標準化 クラウドで一元管理し標準化を支援 複数拠点/現場で手順統一を進めやすい
連携 ヤマトの周辺サービスとの親和 宅配/配送条件との一体運用に期待
体制 大手の導入/運用体制 セキュリティ・継続運用の安心感が強み

具体的な価格・期間は要見積もりです。要件定義時に拠点数、在庫属性、ピーク時の処理量を定量化して相談するとスムーズです。

5-3. Blue Yonder WMS(大規模・高度自動化向け)

Blue Yonder WMSは、大規模倉庫向けの高度機能と労務管理(作業生産性測定)を含む最適化で知られ、グローバルに採用されています。ロボティクスや自動化との連携も前提に設計されており、ピーク平準化や複雑なオペの制御に適します。

次の表で、Blue Yonder WMSの選定ポイントを要約します。

観点 Blue Yonder WMSの特徴 読み取り方
機能領域 労務管理/最適化が強力 大規模化での人員最適に寄与
自動化 ロボティクス/マテハン連携が前提 高スループット/例外制御に適合
グローバル 多国展開の実績 海外拠点/多言語の要件に強い

導入はプロジェクト規模となるため、要件複雑度と投資対効果(TCO/ROI)を明確にし、段階導入のロードマップを描くのが現実的です。

5-4. Oracle WMS Cloud(SaaSで店頭フルフィルメントまで)

Oracle WMS Cloudは、倉庫・配送センターに加え、店頭やキオスク等もフルフィルメント拠点化できると説明され、Oracle SCM/ERPとの親和性が大きな強みです。オムニチャネルや店舗在庫活用が重要な小売・流通で効果を発揮します。

次の表で、Oracle WMS Cloudの評価軸を整理します。

観点 Oracle WMS Cloudの特徴 読み取り方
適用範囲 店頭/キオスクまでフルフィルメント拠点化 BOPIS等の店頭受取に対応しやすい
連携 Oracle SCM/ERPとの統合が容易 母体システムがOracleの場合に好適
導入 SaaSベースの段階導入 機能範囲と拠点を段階拡張しやすい

プロジェクトの成否は上位システム/MD(商品計画)/店舗運用との設計整合に依存します。要件票に店頭での業務定義を含めると議論が進みます。

5-5. Infor WMS(3Dビジュアル分析・労務管理)

Infor WMSは、3Dビジュアル分析労務管理を特徴とし、在庫・注文・人員の可視化と最適化に重きを置く製品です。可視化を軸に現場の改善サイクルを自走させたい企業に適します。

次の表は、Infor WMSの検討時に注視したい点です。

観点 Infor WMSの特徴 読み取り方
可視化 3Dビジュアル分析で現場状況を把握 作業導線/混雑箇所の特定に有効
労務管理 作業者の負荷/生産性の見える化 人員配置の最適化に寄与
適性 中〜大規模、改善志向の現場 継続的なKPI運用に向く

比較時の実務的アドバイス

  • 短期導入×標準連携重視ならロジザードZERO、標準化支援と体制を重視するなら倉庫革命
  • 大規模・高度自動化はBlue Yonder/Oracle/Inforを中心に、既存のERP/SCMとの親和性で選ぶ

エビデンスの補足(公開根拠)

  • ロジザードZEROの訴求(トップシェア/最短1か月/標準連携の豊富さ)は公式ページの記載に基づきます。
  • 倉庫革命の「一元管理で標準化を支援」はヤマト運輸の公式説明に基づきます。
  • Blue Yonder/Oracle/Inforの機能記述は各社の日本語公式サイトの記載に基づきます。以上を踏まえ、自社の規模・拠点数・ピーク特性・自動化方針を定量化した要件表を用意し、COOOLaを含む候補3社以上でデモ/要件レビューを実施すると、判断の精度が上がります。

6. 失敗しない比較観点(短期導入〜将来拡張まで)

WMS選定は“今の運用適合”と“将来の自動化ロードマップ”を同時に満たすことが肝心です。まずは評価軸を定義し、公開比較記事や公式情報でファクトを押さえ、チェックリストで客観評価しましょう。比較観点は「物流形態」「連携方式」「自動化拡張」「導入・教育」「料金/TCO」の5本柱が有効です。

次の表では、5つの観点と評価ポイントを一覧化しました。表を起点に、以降の小見出しで深掘りします。

観点 主要チェック項目 判断の目安
物流形態・拠点 B2B/B2C/3PL、荷主・拠点数、温度帯 標準機能で表現できるか
連携(カート/基幹/マテハン) CSV/API、標準連携の有無 初期はCSV、将来APIが理想
自動化・WES 画像検品、WES/ロボット連携 段階導入の可否
導入・教育 期間目安、伴走支援・勉強会 2〜4週での立上げ実績
料金/TCO 固定/従量/ユーザー課金 ユーザー非課金なら席数増に強い

この表を比較することで、各社の強みを“同じ物差し”で評価できます。

6-1. 物流形態と拠点/荷主数(B2B/B2C/3PL)

結論:自社のオペ種別(B2B/B2C/3PL)と拠点・荷主構成に素直に合うWMSを選ぶことが最重要です。比較サイトの一覧から対応規模・提供形態・機能範囲を把握し、温度帯やロケーション階層などの制約が標準設定で再現できるかを確認します。

次の表では、運用タイプ別の必須機能と評価観点を整理しています。自社の“あるべき運用”に照らして不足を特定してください。

運用タイプ 必須になりやすい機能 評価観点
B2B(法人向け) 伝票様式/納品書制御、ロット・期限、EDI/基幹連携 帳票カスタム難易度、CSVでの取込柔軟性
B2C(EC/OMO) 送り状発行、セット同梱、在庫即時性 カート標準連携/API対応、画像検品の有無
3PL(多荷主・多拠点) 荷主/拠点別管理、権限・請求、ロケ5階層/温度帯 多荷主の切り分け、拠点拡張時のコスト挙動

この表を比較することで、“自社の型”に対する標準適合度を素早く評価できます。

6-2. インテグレーション(カート/基幹/マテハン)設計

結論:初期はCSV、将来はAPI・マテハンI/Fへ段階拡張が現実的です。

次の表は、連携方式ごとの長所・短所と向くケースをまとめたものです。導入スピード/運用負荷/保守体制でバランスを取ります。

方式 長所 短所 向くケース
CSV 早期導入・費用抑制・柔軟 手動/バッチ運用が必要 まず稼働を優先
API 近リアルタイム/自動化 開発・監視体制が要る 在庫同期/即日出荷重視
マテハンI/F 検品・封函の自動化 据付/検証期間が必要 B2Cピーク対策

この表を比較することで、短期稼働→ボトルネック特定→段階自動化というロードマップが描けます。

6-3. 自動化・WES/ロボット連携の拡張性

結論:WMS×WESを同一ベンダで揃えられると、設計・保守の窓口一元化で有利です。COOOLaはWES提供により、ロボット/マテハン制御を含む庫内自動化までワンストップ対応をうたっています。段階導入が前提なら、画像検品と封函連携から始め、ライン能力のボトルネックを順に解消するのが定石です。

次の表では、自動化の始め方を段階別に整理しています。投資対効果(ROI)と切替リスクのバランスを重視してください。

フェーズ 施策 期待効果 追加前提
1 画像検品の導入 誤出荷抑制、最終工程のスループット増 送り状/封函とのI/F設計
2 一部工程のロボット化 ピッキング/搬送の省人化 動線・レイアウト最適化
3 庫内制御の統合(WES) 稼働安定・例外処理の自動化 モニタリング/監視体制

この表を比較することで、“すぐ効く自動化”から“全体最適”への移行計画が作れます。

6-4. 導入期間・支援体制・教育

結論:短期導入には、CSV定義・マスタ整備・現場教育を早期にやり切る体制が不可欠です。COOOLaは導入/運用の両局面で伴走支援と教育を明示しており、特別な知識がなくてもスムーズに進められるとしています。

次の表は、2〜4週での立ち上げを想定した準備項目と責任分担の雛形です。これを商談前に用意すると初回打合せが濃くなります。

項目 オーナー 目的 成果物
CSVレイアウト確定 情シス/ベンダ 連携の早期疎通 定義書/サンプルCSV
マスタ整備(SKU/ロケ) 現場/情シス 移行の品質確保 マスタ一覧/変換表
帳票・送り状サンプル 事務/情シス 版下の齟齬防止 PDF/Excel雛形
操作教育/勉強会 ベンダ/現場 SOP定着 教材/出席記録

この表を比較することで、“誰が/いつまでに/何を出すか”が明確になり、遅延要因を抑え込めます。

6-5. 料金モデルとTCO

結論:固定費・従量・ユーザー課金の組合せが将来コストを左右します。COOOLaは月額が“荷主社数・拠点数・明細行数”連動で、ログインユーザー数の課金なしと明記されています。席数増や季節要員が多い運用で有利ですが、明細行数が多い業態では従量側の見積精度が鍵になります。

次の表は、料金構成の見方とTCO影響の目安です。初回見積りでは、出荷明細の将来予測拠点/荷主の増減計画をセットで提示しましょう。

観点 一般的な選択肢 COOOLaの特徴 読み取り方
初期費用 設定/教育/連携で変動 個別見積り CSV中心なら短期で抑えやすい
月額(固定) 基本利用料 あり ベース費用として算入
月額(従量) 出荷量/明細/連携数 明細行数等で連動 繁忙期ピークの影響を要試算
ユーザー課金 あり/なし なし 席数増・多拠点に強い

この表を比較することで、“席数に依存しないコスト構造”と“出荷量依存の見積精度”という両面の勘所が把握できます。

7.【まとめ】要件表作成→COOOLaと2社デモ実施

まずは要件を言語化し、公式デモで実機確認するのが近道です。無料のオンライン商談から始め、COOOLaと他社1〜2製品で同一観点の比較デモを実施しましょう。予約は「オンライン商談受付」から可能で、デモ前に要件表を準備しておくと論点が深まります。

次の表では、繁忙期前の安定稼働に間に合わせるための“やること”を、根拠リンク付きで時系列に整理しています。表のあとにポイントを補足します。

期限目安 アクション 担当
本日〜3日 COOOlaのデモ予約(オンライン可) 情シス/企画
1週目 要件表の初版作成(運用/連携/自動化/費用) 情シス/現場
1〜2週目 比較デモの相手を選定(国内定番/グローバルから各1) 企画
2週目 事前データ準備(CSVサンプル/帳票版下/SKU・ロケマスタ) 情シス/現場
3週目 3社以内で同一シナリオの比較デモを実施 情シス/現場/経営
4週目 見積/スケジュール確定、逆算で切替計画をロック 情シス/経営

この表を比較することで、要件→比較→デモ→見積→切替の一連を4週で回す現実的な道筋が見えます。COOOLaはユーザー数非課金2〜4週目安CSV中心/一部APIロケ5階層/温度帯対応が明示されており、短期導入と拡張性の両立が図りやすいのが特長です。

比較先の選び方

  • 国内クラウドの定番:短期導入・標準連携の豊富さを重視するなら「ロジザードZERO」を対抗軸に。
  • 効果の実像:COOOLaの画像検品B2B/B2C/3PLでの稼働イメージは「導入事例一覧」で具体例を確認。

最後に——判断を早めるコツ

  • デモは同一の検証データ(CSV/帳票/SKU)で実施し、誤出荷対策/ピーク時スループットなど定量KPIで評価
  • 切替期日から逆算し、CSV定義・マスタ整備・教育を先行着手
  • 自動化(WES/ロボット)は段階導入を前提に、まずは画像検品など即効性の高い工程から検証

これで、要件表を仕上げてCOOOLa+他社2製品の比較デモにすぐ移れます。まずは「オンライン商談受付」で日程確保を進めてください。

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「物流管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 在庫管理
    • 出荷管理
    • 配車管理
    • 作業帳票出力
    • 運賃管理
    • 進捗管理
    • 実績管理
    • マスタ管理
    • マルチデバイス
    • 外国語表示
    • 入荷管理
    • 棚卸管理
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
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基本利用料 90,000円~/月額
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1~5アカウントまでの料金です。追加アカウント料金は1アカウントにつき5,000円/月額です。追加ショップ・荷主料は50,000円/月額です。
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3か月
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よくある質問

COOOLaはどんなWMSですか?

クラウド型の倉庫管理システムで、入出荷・在庫・棚卸・ロケーション管理に加え、画像検品や送り状発行、BIなどを提供します。ブラウザ利用推奨で、オンライン商談・デモ申込の導線も用意されています。

導入期間の目安は?

カスタマイズを除く標準導入で平均2週間〜1か月です。CSVやマスタの準備状況で前後します。

料金の考え方は?ユーザー数で課金されますか?

料金は初期費用+月額で、月額は「荷主社数・出荷拠点数・月間出荷明細行数」に連動します。ログインユーザー数での課金はありません。

B2BとB2Cを同時に運用できますか?

可能です。CSV取り込み(一部カートはAPIも)を基盤に、出荷指示や同梱、帳票・送り状を制御し、販路差異を設定で吸収できます。

画像検品の効果はありますか?

公式事例で、3PLのベルーナ・ジーエフ・ロジスティクスにて出荷作業の生産性が1.7倍に向上したと公表されています(検品〜封函の自動化連携含む)。

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