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販売管理システム 無料|タイプごとに無料製品を徹底比較【ダウンロードリンク付】

「販売管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 請求書発行
    • 集計機能
    • 回収予定管理
    • 実績管理
    • 外部連携
    • 発注管理
    • 商品管理
    • 自動チェック機能
    • 受注管理
    • 在庫管理
    • ルーティン自動化
    • 物量管理
    • データ分析
    • 取引管理
    • 売掛管理
    • 出荷処理
    • 顧客管理
    • 自動見積機能
    • ECモール対応
    • 見積書作成
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 23,500円~/月額
備考
ユーザー数単位の課金です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
販売管理システム 要相談
備考
初期費用と継続費用の両方がかかります。
販売管理クラウド 20,000円~/月額
備考
サブスク形式のため、初期費用は必要ありません。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
備考
※他に導入支援費用が発生する場合があります。
月額費用 要相談
備考
ライセンス費用(機能×ライセンス数)とデータセンターの利用料の合計。
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
クイック導入プラン 月額11,000円~
備考
※1:月額費用は「商品課金」と「受注課金」を合算。
※2:「受注課金」は「従量プラン」となります。件数により、価格が変動します。
※3:扱う商品数に応じて利用料が加算されます。
※4:本プランは約一か月で導入可能です。
スタンダードプラン 月額11,000円~
備考
※1:月額費用は「商品課金」と「受注課金」を合算。
※2:「受注課金」は「従量プラン」となります。件数により、価格が変動します。
※3:取り扱い商品数2000点まで基本料金に含まれます。それ以上の商品数を取り扱い場合は、任意で追加可能できます。
スタートプラン 月額1,650円~
備考
※1:「受注課金」は、200点まで固定料金です。
※2:取り扱い商品数が200点を超えると、自動的にスタンダードプランに移行します。
※3:機能や許容量に制限があります。詳しくは、公式ホームページでご確認ください。
※4:本プランは約一か月で導入可能です。
カスタマイズプラン 要相談
備考
※1:月額費用は「商品課金」と「受注課金」を合算。
※2:「受注課金」には「従量プラン」と「定額プラン」の2種類が存在し、金額が異なります。詳しくは、運営会社にご相談ください。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
クラウド型 初期費用200,000円+月額30,000円~
オンプレミス型 350,000円~
備考
5クライアントでの標準参考価格です。
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用+月額費用 要相談
備考
※1:月額費用は「請求書の送付リンク数」によって変動します。
※2:「ユーザ数」や「請求書の保存数」などに制限はありません。
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Pro お問い合わせ
備考
取引リンク数ASK/月、請求リンク数ASK/月で利用できます。
Business お問い合わせ
備考
取引リンク数80件/月、請求リンク数320件/月で利用できます。
Growth お問い合わせ
備考
取引リンク数40件/月、請求リンク数160件/月で利用できます。
Starter お問い合わせ
備考
取引リンク数15件/月、請求リンク数60件/月で利用できます。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
楽楽販売初期費用 150,000円
楽楽販売月額費用 70,000円〜/月額
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
弥生販売 24 スタンダード +クラウド 50,000円
備考
セルフプラン付き
弥生販売 24 スタンダード +クラウド 50,000円
備考
ベーシックプラン付き
弥生販売 24 スタンダード +クラウド 83,650円
備考
トータルプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル +クラウド 88,000円
備考
セルフプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル +クラウド 88,000円
備考
ベーシックプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル +クラウド 135,800円
備考
トータルプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル 2ユーザー +クラウド 115,500円
備考
セルフプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル 2ユーザー +クラウド 115,500円
備考
ベーシックプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル 2ユーザー +クラウド 171,250円
備考
トータルプラン付き
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Web・電話でのお問い合わせ 別途相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

「販売管理システム」は、商品や売上などの販売データをデジタル管理するシステムです。販売管理システムを導入すれば、販売業務の効率化や販売データ分析の業務簡素化が期待できます。しかし、多くは有料ソフトウェアで、導入費用や維持費用を理由に導入を諦めてはいませんか?。本記事では「無料で販売管理を始めたい」「最小コストで請求・売上の管理体制を整えたい」という方へ向けて、無料で使える販売管理システムの種類や導入方法を詳しく解説します。

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販売管理システム比較14選!タイプごとの特徴を詳しく解説

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販売管理システムの比較表を拡大表示する

1.有料版と無料版の主な違い3点

無料で使える販売管理システムは、有料版と比べて、以下の3点に違いがある場合が一般的です。無料版の導入を検討されている場合は、以下の違いを認識しておきましょう。

  • 1.機能面の制約の有無
  • 2.サポート面の充実度
  • 3.セキュリティやデータ安全性の脆弱リスク

1.機能面の制約の有無

無料版は、導入のハードルが低い一方で、有料版と比べて機能や上限が厳しく絞られていることが一般的です。多くの無料版で制約される項目は、以下の通りです。

取り扱い件数の制限

例えば「1,000伝票まで」「同時接続3ユーザーまで」のように、取り扱える件数やユーザー数が制限されている場合が多くあります。有料版では、不足のないよう、無制限(もしくは相当件数)を扱えます。

外部ソフトウェアと連携可能かの是非

外部ソフトウェアや周辺プロダクトとの連携・出力は、業務を効率化できる便利機能ですが、無料版は対応していないケースが一般的です。有料ソフトウェアでは、外部ソフトとの連携や、柔軟な出力形式に対応している製品が多く存在します。

法令変更への最適化遅れリスク

インボイス制度など、法令の変更があった場合に、無料版のアップデートが遅れ、直ちに最適化されない場合があります。また、自動アップロード機能のないシステムや、Excelテンプレートを使用する場合は、都度、自分自身で新しいバージョンやテンプレートをダウンロードする必要があります。

2.サポート面の充実度

無料版は、自己解決を前提としたサポート体系になりがちです。特に、完全無料で利用できるフリーウェアやオープンソースでは、公式のサポート窓口が存在しない場合も考えられます。一方、有料版では運営会社が公式チャットやコールセンターを用意して、トラブル対応や相談に応じる体制が整えらえています。

3.セキュリティやデータ安全性の脆弱リスク

無料版は、有料版と比べて、以下の2つの点で安全性に課題がある場合があります。

自動バックアップ・オートセーブの搭載

無料版の中は、自動バックアップやオートセーブ機能が搭載されていないシステムも多く存在します。そのため、データの競合や破損が発生すると、復旧が難しい特徴があります。手動でセーブやバックアップを徹底しましょう。一方、有料版(特にクラウドを使用)では、外部サーバーにデータが保存されるため、基本的にデータの保全性は使用環境に依存せず、トラブル時もデータが損なわれるリスクが低くなっています。

セキュリティ対策の盤石さや更新頻度

無料版(特にフリーウェアやオープンソース)は、アップデートの遅れなどの理由で、サイバー攻撃などに脆弱な場合があります。一方、有料版では、サポートやアップデートが続く限り、適宜セキュリティ対策が更新され、中朝的に安全性が維持されます。

2.販売管理システムを無料で使う方法4種

一般的に「販売管理システム」を無料で使うためには、無料プラン、フリーソフト・オープンソース、Excelテンプレート、無料トライアルの4つの方法があります。

  • 1.有料製品の無料プラン・無料版を導入する
  • 2.フリーウェア・オープンソースを導入する
  • 3.Excelテンプレートを導入する
  • 4.無料トライアルを利用する

1.有料製品の無料プラン・無料版を導入する

有料の販売管理システムの一部には、無料プランや無料版を正式に設定している製品があります。基本的なセキュリティやサポート体制は装備し、無料トライアルと異なり、利用期間の制限は設定されていません。また、無料版を導入した後、有料版へ拡張する際も、同じシステムを使い続けることができるメリットもあります。ただし、有料版と比べて、便利機能や取り扱い可能な品目数などに制約が設けられれいることが一般的です。従って、必要最低限の機能で小規模利用に留まる分には無料で使えますが、機能や品目数を拡張するには追加料金がかかります。

2.フリーウェア・オープンソースを導入する

フリーウェアやオープンソースの販売管理システムは、搭載機能を完全無料で使えます。最新機能の利用や多数の販売品目数の管理に追加料金は必要ありません。ただし、フリーウェアやオープンソースは、有料版と比べると、セキュリティ対策やアップデート、サポート体制に遅れや不備が懸念されます。システム導入前に、リソース元の情報や口コミなどを調べ、信用できるソフトウェアか否か、自社で使いこなせるシステムかどうかを、予め確認することが必要不可欠です。

3.Excelテンプレートを導入する

既にMicrosoft Officeを導入済みであれば、Excelのテンプレートをダウンロードすることで、無料で販売管理表のデジタル化ができます。列行数や色の変更など、Excel表の基本機能が自由に使えるため、新たに操作方法を取得する必要も、セキュリティを心配する必要もありません。ただし、販売管理業務に専用に開発されたソフトウェアではないため、レジや外部ソフトとの連携、自動入力・分析など、便利機能は基本的に搭載されていません。従って、手動での入力や計算の作業が残るため、大幅な業務効率化は難しいと言えます。

4.無料トライアルを利用する

有料の販売管理システムでも、無料トライアルが設定させている場合があります。利用できる期間は限られますが、有料の最新機能や便利機能を無料で試すことができます。継続的なシステム運用には向きませんが、比較検討や効果測定の段階で、短期間でも気軽に販売管理システムを導入したい場合に有効な選択肢となります。

【無料で導入する方法4種の特徴比較表】

①既製品の無料プラン ②フリーウェア・オープンソース ③Excelテンプレート ④無料トライアル 【参考】有料正規版
利用期間 無制限 無制限 無制限 制限あり 無制限
機能 制限あり 制限なし 制限なし 制限なし* 制限なし*
扱い可能品目数 制限あり 制限なし 制限なし 制限なし* 制限なし*
セキュリティ対策
サポート信頼度
有料版への移行・拡張 可能 不可能 不可能 可能

(*製品やプランにより異なります。詳しくは販売元へお問い合わせください。)

3.無料で使える販売管理システム12選【タイプごと解説】

無料で使える販売管理システムの主力製品をタイプごとに選出し、利用期間、機能、取扱可能な品目数、有料版への拡張性の4つの視点から違いを比較します。

1.有料製品の無料プラン・無料版2選

フルバージョンを有料でリリースされている製品の中で、使用期間無制限の無料プランが設定されている製品です。

製品 利用期間 機能面の制限 取り扱い項目数の制限 有料版への拡張性
フリーウェイ販売管理

詳細はこちら

無制限(無料版) 見積・在庫は非対応/メール配信機能なし 1,000伝票まで(※明細行を1伝票としてカウント)/3ユーザーまで あり:有料版へアップグレード(伝票無制限、ID追加可/参考:月額2,980円(税抜)
Zoho Inventory(JP)

詳細はこちら

無制限(無料プラン) 上位プランで拡張(高度機能は一部不可) 注文50件/月・請求50件/月・発注20件/月ユーザー1倉庫1支店1/API 1,500/日/カスタム項目 43/タブ・カスタムビュー 50/タブ あり:有料プランへ(スタンダードほか)

2.フリーウェア・オープンソース3選

無料で使えるフリーウェアやオープンソースの主力製品です。これら製品はシステム自体は無料ですが、サポートやクラウド利用などは有料であることが一般的です。

製品 利用期間 機能面の制限 取り扱い項目数の制限 有料版への拡張性
Main販売管理(MBN)

詳細はこちら

無制限 Windowsローカル導入/サポートは有償会員(任意) 伝票数:無制限(記載)/同時利用:100台でも可(記載) あり:有償サポート・個別カスタマイズ可
COSMOS 汎用販売管理(藤森プロ)

詳細はこちら

無制限(ノーサポートなら無料 Windows/Mac対応。サポートやクラウドは有償 要問い合わせ あり:有償サポート・有償クラウド
iDempiere(OSS ERP)

詳細はこちら

無制限(オープンソース) ERP/CRM/SCMの包括機能。導入は専門知見が前提 無制限(ソフト制限の明記なし) あり:パートナー経由のサポート・拡張(有料、内容は要問い合わせ)

3.Excelテンプレート3選

Excelに導入できる無料テンプレートです。事前にExcelもしくはGoogleスプレッドシート(後述)が使える環境を構築する必要があります。

テンプレ名 利用期間 機能面の制限 取り扱い項目数の制限 有料版への拡張性
Microsoft「インボイス制度対応 請求書

詳細はこちら

無制限 自動連携・承認・在庫連動なし(Excelの範囲) 1,048,576行 × 16,384列/シート(Excel仕様) 要問い合わせ(テンプレ自体に上位版なし)
Microsoft「売上管理表(セールス)

詳細はこちら

無制限 同上(表計算ベース) 1,048,576行 × 16,384列/シート(Excel仕様) 要問い合わせ
弥生「Misoca 無料Excelテンプレ(請求/見積/納品 等)」

詳細はこちら

無制限 表計算ベース(クラウド連携なし) 1,048,576行 × 16,384列/シート(Excel仕様) あり:Misocaクラウド等の有料サービスへ移行可(料金は要確認)

4.有料版の無料トライアル4選

有料製品で期限が限定された無料トライアルが設定されている主力製品です。有料版の導入効果や機能を無料で気軽に体験できます。

製品 利用期間(具体) 機能面の制限 取り扱い項目数の制限 有料版への拡張性
楽楽販売

詳細はこちら

要問い合わせ(無料期間あり・自動課金なし) 基本機能+自動化機能などを体験可 要問い合わせ あり:本契約でフル機能
Odoo Online

詳細はこちら

15日間 選択アプリを中心に体験(拡張可) 要問い合わせ あり:Enterpriseへ移行可
弥生販売(体験版)

詳細はこちら

30日間 2ユーザー不可複数台同時アクセス不可(体験版制限)/作成データは製品版へ引継ぎ可 要問い合わせ あり:製品版へシームレス移行
FLAM(クラウド販売管理)

詳細はこちら

30日間(※延長上限:最大180日 正規版と同機能(申込後1営業日以内に開始可) 要問い合わせ あり:正規版へ移行

(いずれも更新時点での情報です。最新の利用条件は各販売サイトをご確認ください。)

4.製品選定チェックリスト

販売管理システムを選定する際、以下の5つポイントを満たすことで、最適な製品選択に繋がります。

  • 1.導入目的との一致
  • 2.決める要件(取引量・伝票数・ユーザー数・必要機能など)
  • 3.既存のシステムとの外部連携
  • 4.導入形態の決定(クラウド・パッケージ・オンプレミス)
  • 5.自社のサポート体制との整合

1.導入目的との一致

無料の販売管理システムには、前述の通り4種類の方法がありますが、導入目的により、適切な方法が異なります。近いうちに有料版への移行を決めている場合は、有料ソフトウェアの無料プランや無料トライアルを、当面、有料版の導入予定が無い場合は、フリーウェアやExcelテンプレートの活用がおすすめです。

2.決める要件(取引量・伝票数・ユーザー数・必要機能など)

月次・四半期・年次の明細(伝票)件数などの販売データを見積もり、必要なシステムの要件(取り扱い規模や必要な機能)を算出します。

3.既存のシステムとの外部連携

無料版は、基本的に搭載されている外部連携機能や出力可能な保存形式は限定的です。事前にシュミレーションし、実際の業務で必要な、最低限の外部連携や保存形式を抽出しておきましょう。

4.導入形態の決定(クラウド・パッケージ・オンプレミス)

パッケージ型やオンプレミス型は、自由度と引き換えに、バックアップやアップデートなどの運用上の責任が自社に生じます。一方、クラウド型は初期構築が容易でアップデートも自動ですが、可用性やセキュリティの一部は外部サーバーに依存します。また、無料版では、サーバー維持費の問題からクラウド型は少なく、オンプレミス型が中心な点にも留意が必要です。

5.自社のサポート体制との整合

無料版は自己解決前提の場合が多く、電話・メール・画面共有などのサポートは有料か、もしくは相談窓口の設定が無い場合があります。そのため、自社でトラブル対応が可能か、事前に確認しておきましょう。

5.【役立ち情報】ExcelをGoogleスプレッドシートで代替する場合

Excelとは別に、表計算ツール「Googleスプレッドシート」にテンプレートをダウンロードして、無料で販売管理システムを構築する手法もあります。ここでは、構築ポイントについて説明します。

  • 1.Googleスプレッドシートを使う場合のメリット
  • 2.Excel向けテンプレートをGoogleスプレットシートに変換する

1.Googleスプレッドシートを使う場合のメリット

Excelではなく、Googleスプレッドシートを使用するメリットは、以下の2つが存在します。

完全無料で使える

Excelのテンプレートを使う場合、既にMicrosoft office系ソフトウェアを導入していれば、追加料金は必要ありませんが、Excel自体を導入していなかった場合は、購入費用が発生します。しかし、GoogleスプレッドシートはExcelと似た表計算を完全無料で使うことができ、少しでもコストを抑えたい場合に有効な選択肢となります。

複数人での同時接続・同時編集に強い

Excelを含むMicrosoft office系ソフトウェアは、データの保存方式の構造上、複数人で同時接続・同時編集する際、バージョンや使用環境の小さな違いで、データ破損や競合が頻発します。しかし、Googleスプレッドシートは、クラウドに直接データを保存し、各デバイスから接続する仕組みのため、複数人で同時編集しても、データ破損や競合のリスクが低い特徴もあります。

2.Excel向けテンプレートをGoogleスプレットシートに変換する

Excelと同様、Googleスプレッドシートを使う場合も、簡単に導入できるテンプレートの活用が有効です。しかし、Excel向けのテンプレートは作成されていても、Googleスプレッドシート向けのテンプレートは作成されていない場合があります。そんなときは、Excel向けのテンプレートをGoogleスプレッドシートに変換して使う手法がおすすめです。

ExcelファイルをGoogleスプレッドシートで読み込む

ファイル形式「.xlsx」で保存されたExcel向けファイルは、Googleスプレッドシートへ読み込み・変換ができます。データを安全に移行するためにも、公式手順に準じることがおすすめです。Google公式では、以下の4種類の方法が紹介されています。

  • GoogleドライブにExcelファイルをアップロードする
  • GoogleスプレッドシートでExcelファイルを直接開く
  • GoogleスプレッドシートでExcelファイルを編集する
  • Googleスプレッドシートの形式に変換する

詳しくはGoogle公式ページ「Excel と Google スプレッドシートの両方を使用する」をご確認ください。

列行や演算機能を調整する

ExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換した場合、自動計算などの演算に使う関数や列行の乱れなど、一部の機能が適切に動作しない可能性があります。ExcelファイルをGoogleスプレッドに変換したら、必ず動作テストを行い、適宜、手動で修正する必要があります。

6.有料検討へ切り替えるタイミング

ここまで無料で使える販売管理システムについて説明してきましたが、どの種類のシステムを導入しても、有料版と比べて様々な制約を受けざるを得ません。ここでは、将来的に有料版への切り替えを検討すべきタイミングについて説明します。

  • 1.上限到達が見えてきたら
  • 2.販売チャネルが拡大・在庫の複雑化が問題になったら
  • 3.レポートが高度化したら/内部統制の厳格化が必要になったら
  • 4.丁寧なサポートの必要性が高まったら
  • 5.運用ルールが変わったら

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販売管理システムの比較表を拡大表示する

1.上限到達が見えてきたら

無料版の伝票数・ユーザー数・注文件数の上限に迫ってきたときは、有料版への移行の検討を開始するタイミングと言えます。有料版はコストがかかりますが、取り扱い件数が多ければ多いほど、導入の効果が高まります。今後も継続して伝票数・ユーザー数・注文件数が増える見込みの場合は、有料版への移行を検討しましょう。

2.販売チャネルが拡大・在庫の複雑化が問題になったら

EC通販と実店舗の併用、複数の倉庫や拠点への分散、シリアル・バッチ管理などが必要など、複雑な販売管理業務となった場合は、有料版へ移行が現実的になるタイミングです。有料版は、様々な便利機能や連携機能が備わっており、販売管理業務の手続きが複雑になればなるほど、その威力を発揮します。導入コストを加味しても、機能や利便性が上回る可能性が高いと言えます。

3.レポートが高度化したら/内部統制の厳格化が必要になったら

部門別・案件別の採算、ワークフロー(承認)、監査ログなどが必要なら、有料SaaSや上位版での検証に踏み切りるタイミングです。まずは有料版の無料トライアルを活用して、実データで帳票・CSV入出力など、機能と導入効果を検証し、製品を選定しましょう。

4.丁寧なサポートの必要性が高まったら

導入直後の教育や不具合対応、制度変更時の設定見直しなど、サポートの厚みが必要と感じたら、有料プランやサポート契約を検討するタイミングです。有料版では、独自の手厚いサポート体制を売りにしているシステムもあります。

5.運用ルールが変わったら

インボイス制度の開始や業務マニュアルの変更など、販売管理業務の手順やルールが変更になるタイミングは、有料版の導入に最適です。有料版は、無料版と比べて、法令変更への対応速度やカスタマイズの柔軟性に優れており、運用ルール変更と一体で導入すれば、一気に業務効率化を図るチャンスとなります。

【おすすめ】販売管理システムの選び方やポイント、製品ごとの詳細はこちらから👇
販売管理システム比較14選!タイプごとの特徴を詳しく解説

まとめ:将来を見据えて賢く無料導入

無料の販売管理システムは気軽に始められる一方、有料版と比べて制約やリスクが伴います。一度導入したシステムを将来的に変更すると、データ移行に膨大なコストと手間を要します。短期的な視点だけでなく、中長期的使用な視点も欠かさず、最適な販売管理システムを無料で導入しましょう。

「販売管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 注目ポイント
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 請求書発行
    • 集計機能
    • 回収予定管理
    • 実績管理
    • 外部連携
    • 発注管理
    • 商品管理
    • 自動チェック機能
    • 受注管理
    • 在庫管理
    • ルーティン自動化
    • 物量管理
    • データ分析
    • 取引管理
    • 売掛管理
    • 出荷処理
    • 顧客管理
    • 自動見積機能
    • ECモール対応
    • 見積書作成
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
プラン 23,500円~/月額
備考
ユーザー数単位の課金です。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
販売管理システム 要相談
備考
初期費用と継続費用の両方がかかります。
販売管理クラウド 20,000円~/月額
備考
サブスク形式のため、初期費用は必要ありません。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 100,000円
備考
※他に導入支援費用が発生する場合があります。
月額費用 要相談
備考
ライセンス費用(機能×ライセンス数)とデータセンターの利用料の合計。
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
要相談 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
クイック導入プラン 月額11,000円~
備考
※1:月額費用は「商品課金」と「受注課金」を合算。
※2:「受注課金」は「従量プラン」となります。件数により、価格が変動します。
※3:扱う商品数に応じて利用料が加算されます。
※4:本プランは約一か月で導入可能です。
スタンダードプラン 月額11,000円~
備考
※1:月額費用は「商品課金」と「受注課金」を合算。
※2:「受注課金」は「従量プラン」となります。件数により、価格が変動します。
※3:取り扱い商品数2000点まで基本料金に含まれます。それ以上の商品数を取り扱い場合は、任意で追加可能できます。
スタートプラン 月額1,650円~
備考
※1:「受注課金」は、200点まで固定料金です。
※2:取り扱い商品数が200点を超えると、自動的にスタンダードプランに移行します。
※3:機能や許容量に制限があります。詳しくは、公式ホームページでご確認ください。
※4:本プランは約一か月で導入可能です。
カスタマイズプラン 要相談
備考
※1:月額費用は「商品課金」と「受注課金」を合算。
※2:「受注課金」には「従量プラン」と「定額プラン」の2種類が存在し、金額が異なります。詳しくは、運営会社にご相談ください。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
クラウド型 初期費用200,000円+月額30,000円~
オンプレミス型 350,000円~
備考
5クライアントでの標準参考価格です。
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用+月額費用 要相談
備考
※1:月額費用は「請求書の送付リンク数」によって変動します。
※2:「ユーザ数」や「請求書の保存数」などに制限はありません。
制限なし
クラウド型ソフト パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Pro お問い合わせ
備考
取引リンク数ASK/月、請求リンク数ASK/月で利用できます。
Business お問い合わせ
備考
取引リンク数80件/月、請求リンク数320件/月で利用できます。
Growth お問い合わせ
備考
取引リンク数40件/月、請求リンク数160件/月で利用できます。
Starter お問い合わせ
備考
取引リンク数15件/月、請求リンク数60件/月で利用できます。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
楽楽販売初期費用 150,000円
楽楽販売月額費用 70,000円〜/月額
1年
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
弥生販売 24 スタンダード +クラウド 50,000円
備考
セルフプラン付き
弥生販売 24 スタンダード +クラウド 50,000円
備考
ベーシックプラン付き
弥生販売 24 スタンダード +クラウド 83,650円
備考
トータルプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル +クラウド 88,000円
備考
セルフプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル +クラウド 88,000円
備考
ベーシックプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル +クラウド 135,800円
備考
トータルプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル 2ユーザー +クラウド 115,500円
備考
セルフプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル 2ユーザー +クラウド 115,500円
備考
ベーシックプラン付き
弥生販売 24 プロフェッショナル 2ユーザー +クラウド 171,250円
備考
トータルプラン付き
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Web・電話でのお問い合わせ 別途相談
制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

よくある質問

無料でどこまで実務に耐える?

事業規模や業種にもよりますが、小規模な販売管理業務なら無料版で十分なケースも多くあります。ただし、複雑な業務手続きや会計処理が必要な場合は、無料版では不十分になちがりです。各社の事情に合わせて適切に選択しましょう。

伝票上限に達したらどうなる?

上限に到達すると、それ以上の入力はされません。その場合、入力できなかった処理を手動計算する必要があり、かえって煩雑さが増します。常に余裕をもってシステムを運用しましょう。

サポートなしでも大丈夫?

自社にトラブル解決能力があれば、サポートは不要でも問題ない可能性があります。ただし、代わりにシステムの基礎知識やトラブル対応スキルを備えた担当者を自社で用意する必要があります。

途中で有料版に移るときの費用と手間は?

同じシステムの無料トライアルや無料プランから有料版へ移行する場合は、システム購入コスト以上の費用は発生しませんが、異なるシステムへ移行する場合は、データの移行や再入力などに追加費用や追加業務が発生します。無料版の導入時も、将来を見据えた選択が重要です。

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