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物品管理システムをExcelで導入【テンプレのダウンロードリンク付】

「物品管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

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  • 料金プラン
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  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 帳簿出力
    • 台帳管理
    • ステータス管理
    • 貸出状況確認
    • 棚卸し可
    • 関連ファイル添付可
    • 情報の自動更新
    • 複数デバイス対応
    • バーコード対応
    • アラートメール通知
    • 専用端末で管理
    • 外部システムと連携可
    • サーバー情報の管理
    • PCで管理
    • リース契約・発注
    • スマホで管理
    • RFIDタグ対応
    • 履歴管理
    • QRコード対応
    • IPアドレス制限
    • ラベル発行
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
製造業の業務効率化とコスト削減
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
RFID活用で資産管理楽々
初期費用 要相談
Light 40,000円 ~ 60,000円/月額
備考
管理対象資産数:1,000まで
Standard 60,000円 ~ 280,000円/月額
備考
管理対象資産数:1,000~50,000
Enterprise 要相談
備考
管理対象資産数:無制限
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
※アクセスポイントは「MONISTOR」の標準パッケージには含まれておりません。
不明
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
トライアルプラン 月額(30日間)/0円
備考
まずは無料でフル機能を試したい方向け。
スタンダードプラン 月額/40,000円
備考
社内のあらゆる場面で利用したい方向け。座席/スペース管理、出退席(勤怠)、備品管理、郵便、社内決済、多言語対応。
プレミアムプラン1 月額/100,000円
備考
働き方の効率をより高めたい方向け。座席/スペース管理、出退席(勤怠)、備品管理、郵便、社内決済、多言語対応に加えて、グラフィック機能又はスケジューラーのどちらかを選択できる。
プレミアムプラン2 月額/150,000円
備考
全ての機能を利用できる。座席/スペース管理、出退席(勤怠)、備品管理、郵便、社内決済、多言語対応、グラフィック機能、スケジューラー。
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
WELTHINGS-BASにWelThings基本パッケージと初期導入費用が含まれています。1ライセンスごとに1つパッケージが提供されます。
利用料金 要相談
不明
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
※アクセスポイントは「MONISTOR」の標準パッケージには含まれておりません。
不明
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
担当者による、用途に合わせた個別見積もりとなります。
不明
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
台帳に登録した物品数に対する課金とオプション費用で料金が決定されます。
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
スタート 5,000円/月額
備考
企業規模・業界問わずまずは備品管理を始めよう!という
はじめの一歩プランです。登録アイテム数は200アイテムです。アカウント数、拠点数は無制限です。
スモール 要相談
備考
50人規模の企業・団体向けプランです。登録アイテム数は600アイテムです。アカウント数、拠点数は無制限です。
ミドル 要相談
備考
100名以上の規模の企業・団体向けプランです。登録アイテム数は1,500アイテムです。アカウント数、拠点数は無制限です。
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 30,000円/月額
備考
管理物品上限数は1,000、利用人数は無制限のプランです。
※利用可能になるまで2営業日程度必要。
物品追加オプション 10,000円/月額
備考
管理物品上限数を追加するためのオプションです。1,000物品単位で受け付けています。
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
RFIDタグ/群管理ソフト/キャビネット内のアンテナは有料オプションです。
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
物品管理プラン 10,000円~/月額
備考
台帳管理/棚卸し機能/履歴管理機能(無制限)を利用人数無制限で使用できるプランです。1,000資産までは10,000円、100資産追加ごとに1,000円追加料金が発生します。
※月額の最低利用料金は月額基本料金となります。
※毎月の登録資産件数が請求対象となります。
棚卸専用プラン 5,000円~/月額
備考
台帳管理(機能制限あり)/棚卸し機能/履歴管理機能(過去6ヶ月間)を利用人数無制限で使用できるプランです。使った月のみ月額料金が発生するので、利用の休止が可能です。1,000資産までは5,000円、100資産追加ごとに500円追加料金が発生します。
※月額の最低利用料金は月額基本料金となります。
※毎月の登録資産件数が請求対象となります。
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。(台帳や利用環境を構築する初期導入サポートは90万円~)
プラン1 55,000円/月額
備考
正式名称は「資産棚卸しスタートアプリ」。台帳機能/メール通知機能/ラベル発行機能/専用アプリスキャン機能+棚卸し機能(オプション)が装備されています。保守サポート付・データ件数制限なしで、ユーザーライセンスは1人分付与されます。
※棚卸し実施者はユーザーライセンスとは別に設定可能
プラン2 70,000円
備考
複数拠点・他部門でも使いたい方向けのプランです。「資産棚卸しスタートアプリ」+ユーザーライセンス5人分が付与されます。
※棚卸し実施者はユーザーライセンスとは別に設定可能
プラン3 100,000円
備考
棚卸し業務以外にも使いたい方向けのプランです。
「資産棚卸しスタートアプリ」+貸し出し機能/入出庫機能+ユーザーライセンス5人分が付与されます。
※棚卸し実施者はユーザーライセンスとは別に設定可能
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

目次

物品管理システムの導入は、多くのメリットがありますが、導入コストや操作方法の習得など、コスト面や操作面に課題が存在します。しかし、既に多くの企業で導入されている汎用的な業務ツール「Excel(エクセル)」を活用すれば、物品管理システムを導入する場合と比べて、安価かつ簡単に業務効率化やペーパーレス化を図れます。ここでは、Excelで物品管理を行うメリット・デメリット、効果的な物品管理表の作成方法、おすすめテンプレートなどについて詳しく解説します。

(この記事は、以下の記事と合わせて読むと、深く内容を理解できます。)
【おすすめ】ほかにも製品沢山!おすすめ製品を一挙比較!👇
物品管理システム18選比較|運用方法や選び方も解説【2025年最新版】

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物品管理システムの比較表を拡大表示

1.Excelで物品管理を行うメリット4点

既製品の物品管理システムと比べて、Excel物品管理表の課題点は、物品個数の増減を自動でカウントできないことだけではありません。以下のデメリットが発生します。

  • 1.低コストで導入できる
  • 2.新たに操作方法を習得する必要なし
  • 3.カスタマイズが簡単にできる
  • 4.定番業務ツールとの連携が容易

1.低コストで導入できる

Excelを既に導入している企業では、新たな初期費用がかかりません。そのため、非常に安価に物品管理業務をデジタル化できます。特に、中小企業など事業規模が小さい場合や予算が限られている場合には有効な手段と言えます。

2.新たに操作方法を習得する必要なし

Excelでの物品管理は、既存のシステムを活用するため、新たに操作方法を習得する必要はありません。ほかの業務でExcelを操作する際と同じ操作手順で、物品管理業務をデジタル化できます。これにより、新システムを導入する場合と比べて、操作方法の研修時間の大幅削減が可能です。

3.カスタマイズが簡単にできる

Excelは、列行数や項目の配置、色やフォントを自由に変更できます。これにより、取り扱う物品数や管理したい項目(物品名・調達日・有効期限・設置場所・個数など)の増減などのカスタマイズに柔軟に対応できます。そのため、ジャンルの大きくことなる物品の管理が必要な環境では、物品管理表を状況に応じて最適化できる点で有利と言えます。

4.定番業務ツールとの連携が容易

Excelは、Word、PowerPointなど、他のMicrosoft office系の定番業務ツールとの親和性が高く、データの共有・連携が容易です。特に、同じMicrosoft office系同士の連携では、複数のシステム間を跨ぐ際に起きがちな、文字化けや表列の乱れのリスクが低い点が有利と言えます。また、表をCSV形式に書き出すことで、対応した他の業務ツールと連携できる場合もあります。

2.Excelで物品管理を行うデメリット4点

既製品の物品管理システムと比べて、Excel物品管理表の課題点は、物品個数の増減を自動でカウントできないことだけではありません。以下のデメリットが発生します。

  • 1.担当者の業務量は大きく減らない
  • 2.個数カウントミスや管理画面への反映遅れは防げない
  • 3.複数人の同時接続が難しい
  • 4.属人化リスクが高い

1.担当者の業務量は大きく減らない

物品管理業務をExcelで行う場合、物品個数の増減の都度、物品管理担当者がExcel表へ手動入力しなければなりません。そのため、紙ベースからデジタルへ管理媒体が変わっても、物品管理担当者の業務量が大きく減少するわけではありません。従って、Excel物品管理表の業務量削減や生産性向上の効果は小さいと言えます。

2.個数カウントミスや管理画面への反映遅れは防げない

Excel物品管理表では、紙ベースでの管理と同様に、物品管理担当者が手動で物品の個数を数えるか、物品の使用者からの報告を受けて、Excel表に入力することになります。従って、数え間違えや報告ミスなどのリスクを削減する効果は殆ど持ちません。また、ヒトを介して物品個数をカウントするため、管理画面のリアルタイム性にも課題が残ります。

3.複数人の同時接続が難しい

デスクトップ版のExcel はファイル中心アーキテクチャのため、複数の担当者が同時にファイルを開いて編集しようとすると、「読み取り専用」になったり、編集内容の同期不良や競合が発生したりするリスクが高まります。結果として、「〇〇さん_修正版.xlsx」「物品管理表_v3_最終.xlsx」といったコピーファイルが乱立し、「どれが最新の在庫情報か分からない」という失敗が起きがちです。また、関数を多用しすぎたり、管理履歴を同じシートに蓄積しすぎたりすると、ファイルサイズが肥大化し、「ファイルが重くて開かない」「計算式が壊れてエラーだらけになる」といったトラブルが発生しがちです。

4.属人化リスクが高い

Excel管理の大きな落とし穴が「属人化」です。特定の担当者がVLOOKUP関数や複雑なマクロ(VBA)を駆使して高度な管理表を作成した場合、その担当者が異動や退職をしてしまうと、誰もメンテナンスや修正ができなくなるリスクがあります。

3.既製品の物品管理システムを導入する場合との比較

既製品の物品管理システムを導入する場合と、Excelで物品管理表を導入する場合では、導入コスト・導入効果・汎用性に以下のような違いがあります。

評価項目 既製品の物品管理システム 評価 Excel物品管理表 評価
導入コスト 初期費用+運用コスト(サブスクなど)が必須。必要に応じて、RFID受信機やバーコード印刷機器などの周辺費用が発生。 既にExcelがあれば追加費用は殆ど無し。テンプレートを導入すれば、即日運用可能。ただし運用が複雑化すると「人手整備」「ミス訂正」などの隠れコストが発生するリスク有り。
導入効果 在庫数の自動カウントやリアルタイム更新で、大量の物品でも正確に処理可能。監査証跡・権限管理・アラート機能など、便利機能が搭載されている場合も多い。 一定量までの集計・台帳管理は可能だが、人手入力が中心のため、誤りのリスクが高い。データ重複リスクがあるため、複数人での同時接続には向かない。
汎用性 ある程度はカスタマイズ可能な製品もあるが、Excelほどの自由設計は不可能。自社都合に完全に一致するかは不透明。 自由度が高くどんな帳票も作成可能。各社の都合に合わせた仕様変更が容易。

基本的には、Excelの場合は「安く・早く・自由」が強みだが「手動入力が残る」点が課題、既製品システムの場合は「自動・正確・多機能」が強みだが「コスト面」に課題が残るイメージです。既製品のシステム導入にするか、Excel物品管理表を導入するかで悩んでいる場合は、両者の特性の違いを念頭に置いて検討しましょう。

4.Excel物品管理表が向いている環境・不向きな環境

Excelでの物品管理は、安く・簡単にデジタル化を進められる一方、Excelは、物品管理専用のツールではないため、物品管理業務の全ての課題を解決することはできません。特に、物品管理デジタル化が「多品目」「業務量削減」「ミス削減」などを目的としている場合、Excel物品管理表の導入は有効な改善策になりません。以下の表で、Excel物品管理表の向いている環境・向いていない環境を整理します。

観点 Excelが向いている Excelが向いていない
コスト 予算が限られている 潤沢に予算を確保できる
操作・教育 新しい操作を増やしたくない 新システムの学習を厭わない
取り扱い点数 少ない/中程度 多い(大規模)
更新頻度 定期更新(⽇次・週次) 都度リアルタイム更新が必要
同時利用 少人数・単一拠点 多人数・多拠点で同時入力
入力統制 ドロップダウン等で最低限の統制 厳格な権限・監査証跡が必要
連携要件 CSV取込・Excel中心の連携 API等で常時・双方向連携
データ構造 単純な台帳(フラット)で十分 ロット/履歴など複雑な関係が必要
バーコード運用 手入力+簡易スキャンで足りる バーコード/QR常用が前提
監査・履歴 直近変更の把握で十分 改ざん耐性含む厳密な証跡が必要
ファイル規模 台帳が1ファイルに収まる 大量データ・履歴で膨張しやすい

5.Excel物品管理表の始め方は2種類

Excel物品管理表の導入方法には、テンプレートを活用する方法とイチから自作する方法のの2種類が存在します。

1.配布されているテンプレートを導入する

エクセルでの物品管理システム導入で最も簡単な方法は、配布されている物品管理テンプレートを活用することです。テンプレートには、物品管理業務に必要な項目や機能が既に完成されており、管理対象の物品名称や個数を入力するだけで簡単に使用できます。また、エクセルの通常機能で、列行数の増減、カラーやフォントの変更などが可能なため、取り扱い物品や管理項目の増減にも即座に対応できます。

2.イチから自分で作成する

物品管理表は、Excelでイチから自作することもできます。作成に時間はかかりますが、自社の物品管理業務に最適化された物品管理表を用意できるため、使い勝手を重視する場合に適しています。また、Excel関数を組み合わせて、自動計算や複数のシートで入力内容を自動共有する機能を構築したい場合も、自作がおすすめです。関数付きテンプレートの列行数を変更すると、参照セルがずれて、エラーの原因になりますが、自作する場合は、先に自社にあった表を用意した後で、Excel関数を設定できるため、こうしたトラブルを回避できます。

6.Excel物品管理表の書き方

物品管理表では、管理したい対象の物品を列挙し、物品情報を項目ごとに整理します。主に以下のような分類が考えられます。この際、入力形式を統一することが重要です。

項目 解説
管理番号 物品を識別するために付与する番号 PC-0001、100-1
カテゴリー 物品が所属するカテゴリー IT機器、文房具
名称 物品の名称 ノートPC、四色ボールペン
保管場所 保管している場所 1階倉庫
調達日 物品を最後に調達した日付 2025/04/01
調達数 最後に調達したときの数量 1台・100本
使用数・貸出数 使用数や貸出数 1台・10本
使用者・貸出者 物品を使用した部署や人物 人事部・山田太郎
在庫数・残り個数 最新の在庫数や貸出数 0台・90本
状態 物品の状態 側面傷あり

7.Excel物品管理表の工夫ポイント

Excel物品管理表を運用する際の工夫ポイントを解説します。

入力ミスを減らす設計にする

ドロップダウン(リスト)で「状態」「カテゴリ」などを選択式にすることで、入力ミスを削減できます。あらかじめ別シートに選択肢を置くと更新も簡単です。

入力規則で数値・日付の範囲を制限する

入力規則で入力可能な数値や日付の形式を固定しておくことで、間違った形式のデータを入力できないように制限できます。また、表に「テーブル化(Ctrl+T)」しておくと、行追加で参照範囲が自動追従し、後の集計や検証が安定します。

異常を可視化する

条件付き書式で、「故障」「廃棄済」などの文字列を含む行や、在庫が閾値を下回った行を自動で強調表示します。

計算・別シートへの参照・データ取り込みを自動化する

Excelの関数やOffice Scriptsを使い在庫数の算出や別シートへの参照を自動化することで、業務量を削減できます。ただし、Excelに関する専門知識がある程度必要となります。

7.Excel物品管理表の工夫ポイント

Excel物品管理表を運用する際の工夫ポイントを解説します。これらの機能を活用することで、手動管理のデメリットをある程度カバーできます。

1.「入力規則」で入力ミスを減らす設計にする

「保管場所」や「カテゴリ」「状態((良/可/故障など)」といった項目は、担当者が自由にテキスト入力すると表記ゆれ(例:「PC」と「パソコン」)が発生し、後の集計ができなくなります。

これを防ぐため、「データ」タブの「データの入力規則」機能を使いましょう。「入力値の種類」で「リスト」を選択し、あらかじめ別シートに用意した選択肢(「1階倉庫」「2階備品室」など)を参照させれば、ドロップダウンリストでしか入力できなくなり、入力ミスを強力に防止できます。

2.「条件付き書式」で異常を可視化する

在庫管理で重要な「発注点の把握」や「状態の確認」も自動化できます。 在庫数のセルを選択し、「ホーム」タブの「条件付き書式」を使いましょう。例えば、「指定の値より小さい」を選び「10」と設定すれば、在庫が10個未満になったセルの色を自動で赤くできます。同様に、「特定の文字列を含む」機能で「故障」や「廃棄済」という文字が含まれる行全体をグレーにする設定も可能です。

3.「関数」を活用して集計を自動化する

手動での計算はミスの元です。Excel関数を活用し、集計や参照を自動化しましょう。

VLOOKUP関数 / XLOOKUP関数

物品管理番号(例: PC-001)を入力するだけで、別シートのマスター台帳から物品名(例: ノートPC)やカテゴリ(例: IT機器)を自動で表示させたい場合に使います。貸出管理表などで便利です。

SUMIF関数 / COUNTIF関数

「カテゴリ別(例: 文房具)の在庫総数は?」「保管場所別(例: 1階倉庫)のアイテム数は?」といった条件付きの集計を自動化できます。ダッシュボード作成に役立ちます。

ただし、これらの関数を複雑に組み合わせすぎると、前述の「属人化」のリスクが高まるため注意が必要です。

4.「テーブル化」でメンテナンスを容易にする

管理表を作成したら、表全体を選択して「挿入」タブの「テーブル」をクリックし、テーブル化しておくことを推奨します。

テーブル化すると、行を新しく追加した際に、設定した関数や書式が自動でコピー(オートフィル)されるようになります。また、フィルター機能が自動で付与され、データの並べ替えや絞り込みも簡単になります。

5. バーコード・QRコードを活用する

物品の数が多くなると、目視での確認や手入力は限界を迎えます。その場合、バーコードやQRコードの活用が有効です。

コードの作成

Excelのアドイン(例: 「QR4Office」)を使えば、セル内の情報(管理番号など)を元にQRコードをシート上に簡単に生成できます。また、バーコードフォントをインストールして利用する方法もあります。

読み取りと照合

市販のバーコードリーダーや、スマートフォンのカメラ(Excelモバイルアプリなど)を使ってコードをスキャンし、Excelシートの管理番号と照合(VLOOKUP関数などで)すれば、棚卸や貸出・返却作業を大幅に効率化できます。

8.物品管理表のExcelテンプレート比較8選【ダウンロードリンク付き】

テンプレート名 提供元 主な項目・特徴 ダウンロードリンク
備品/物品管理表テンプレート Microsoft 社内の備品とソフトウェアを一括管理。フィルター機能で欲しい情報を即検索でき、ソフトウェア管理表も付属しているため、ハード・ソフト両面の台帳として活用可能。 詳細はこちら
備品管理簿テンプレート [文書]テンプレートの無料ダウンロード 「品名」「必要数」「在庫数」のみのシンプル構成。 在庫数が必要数を下回ると「要購入」欄に○印が自動表示され、発注漏れリスクを軽減。 詳細はこちら
備品管理台帳テンプレート [文書]テンプレートの無料ダウンロード 「購入日」「購入先」「償却年数」など基本項目を網羅。リース管理用途にも応用可能なフォーマットで、オートフィルター機能を活用した絞り込み検索も実現。 詳細はこちら
備品貸出票テンプレート(持ち出し表) ビズ研 A4縦向きのシンプルフォーム。Excel/Googleスプレッドシート版とPDF版を提供し、デジタル入力にも手書きにも対応。項目数控えめで、小規模運用に最適。A4横の詳細版もあり。 詳細はこちら
備品管理にも使えるチェックリスト ビズ研 シンプルチェックリストから装飾付きデザインまで全26種。レイアウトや項目を自由にカスタマイズ可能で、複数の押印欄付きテンプレートも含む。 詳細はこちら
工具一覧表テンプレート Excel姫 工具を大分類で一覧化し、「工具」「種類」「役割」欄を備えた構造。必要な工具を素早く検索でき、メンテナンスリストや安全点検にも応用可能。 詳細はこちら
備品の在庫管理表テンプレート ビズ研 1シート1商品の個別管理形式。「日付」「入出庫数」「残数」を網羅し、棚卸や日々の変動を正確に記録。商品数分だけシート作成が必要。 詳細はこちら
備品購入リストテンプレート(発注管理表) [文書]テンプレートの無料ダウンロード 購入依頼品目・数量・依頼者部署/氏名・依頼日・承認日・発注日・入荷日を記録。Excelのフィルター機能で進捗や抜け漏れを即座に把握可能。 詳細はこちら

番外編:物足りなくなってきたら既製品への移行検討を!

ここまでExcelの物品管理システムについて説明してきましたが、いかんせん既製品の物品管理システムと比べると、デメリットが多く存在します。Excelで物品管理表を導入した後、制約への不満やキャパシティ不足を感じてきたら、既製品への移行を検討すべきタイミングかもしれません。

【おすすめ】既製品の物品管理システムを一挙比較!👇
物品管理システム18選比較|運用方法や選び方も解説【2025年最新版】

まとめ:Excel物品管理表で簡単にデジタル化

ここまでExcel物品管理システムを紹介してきました。Excelを既に導入している企業であれば、初期費用無しで導入でき、自社に合わせて柔軟なカスタマイズができるため、気軽に業務をデジタル化できます。これを機にExcelで物品管理を始めて、業務デジタル化を進めましょう!

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「物品管理システム」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

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    • 棚卸し可
    • 関連ファイル添付可
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    • PCで管理
    • リース契約・発注
    • スマホで管理
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製造業の業務効率化とコスト削減
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
RFID活用で資産管理楽々
初期費用 要相談
Light 40,000円 ~ 60,000円/月額
備考
管理対象資産数:1,000まで
Standard 60,000円 ~ 280,000円/月額
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管理対象資産数:1,000~50,000
Enterprise 要相談
備考
管理対象資産数:無制限
制限なし
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※アクセスポイントは「MONISTOR」の標準パッケージには含まれておりません。
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初期費用 0円
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初期費用は発生しません。
トライアルプラン 月額(30日間)/0円
備考
まずは無料でフル機能を試したい方向け。
スタンダードプラン 月額/40,000円
備考
社内のあらゆる場面で利用したい方向け。座席/スペース管理、出退席(勤怠)、備品管理、郵便、社内決済、多言語対応。
プレミアムプラン1 月額/100,000円
備考
働き方の効率をより高めたい方向け。座席/スペース管理、出退席(勤怠)、備品管理、郵便、社内決済、多言語対応に加えて、グラフィック機能又はスケジューラーのどちらかを選択できる。
プレミアムプラン2 月額/150,000円
備考
全ての機能を利用できる。座席/スペース管理、出退席(勤怠)、備品管理、郵便、社内決済、多言語対応、グラフィック機能、スケジューラー。
制限なし
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備考
WELTHINGS-BASにWelThings基本パッケージと初期導入費用が含まれています。1ライセンスごとに1つパッケージが提供されます。
利用料金 要相談
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利用料金 要相談
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※アクセスポイントは「MONISTOR」の標準パッケージには含まれておりません。
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担当者による、用途に合わせた個別見積もりとなります。
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クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
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初期費用 要相談
利用料金 要相談
備考
台帳に登録した物品数に対する課金とオプション費用で料金が決定されます。
不明
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初期費用 要相談
スタート 5,000円/月額
備考
企業規模・業界問わずまずは備品管理を始めよう!という
はじめの一歩プランです。登録アイテム数は200アイテムです。アカウント数、拠点数は無制限です。
スモール 要相談
備考
50人規模の企業・団体向けプランです。登録アイテム数は600アイテムです。アカウント数、拠点数は無制限です。
ミドル 要相談
備考
100名以上の規模の企業・団体向けプランです。登録アイテム数は1,500アイテムです。アカウント数、拠点数は無制限です。
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
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初期費用は発生しません。
基本プラン 30,000円/月額
備考
管理物品上限数は1,000、利用人数は無制限のプランです。
※利用可能になるまで2営業日程度必要。
物品追加オプション 10,000円/月額
備考
管理物品上限数を追加するためのオプションです。1,000物品単位で受け付けています。
不明
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初期費用 要相談
利用料金 要相談
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初期費用 要相談
利用料金 要相談
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初期費用 要相談
利用料金 要相談
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RFIDタグ/群管理ソフト/キャビネット内のアンテナは有料オプションです。
不明
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電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
物品管理プラン 10,000円~/月額
備考
台帳管理/棚卸し機能/履歴管理機能(無制限)を利用人数無制限で使用できるプランです。1,000資産までは10,000円、100資産追加ごとに1,000円追加料金が発生します。
※月額の最低利用料金は月額基本料金となります。
※毎月の登録資産件数が請求対象となります。
棚卸専用プラン 5,000円~/月額
備考
台帳管理(機能制限あり)/棚卸し機能/履歴管理機能(過去6ヶ月間)を利用人数無制限で使用できるプランです。使った月のみ月額料金が発生するので、利用の休止が可能です。1,000資産までは5,000円、100資産追加ごとに500円追加料金が発生します。
※月額の最低利用料金は月額基本料金となります。
※毎月の登録資産件数が請求対象となります。
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用料金 要相談
不明
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。(台帳や利用環境を構築する初期導入サポートは90万円~)
プラン1 55,000円/月額
備考
正式名称は「資産棚卸しスタートアプリ」。台帳機能/メール通知機能/ラベル発行機能/専用アプリスキャン機能+棚卸し機能(オプション)が装備されています。保守サポート付・データ件数制限なしで、ユーザーライセンスは1人分付与されます。
※棚卸し実施者はユーザーライセンスとは別に設定可能
プラン2 70,000円
備考
複数拠点・他部門でも使いたい方向けのプランです。「資産棚卸しスタートアプリ」+ユーザーライセンス5人分が付与されます。
※棚卸し実施者はユーザーライセンスとは別に設定可能
プラン3 100,000円
備考
棚卸し業務以外にも使いたい方向けのプランです。
「資産棚卸しスタートアプリ」+貸し出し機能/入出庫機能+ユーザーライセンス5人分が付与されます。
※棚卸し実施者はユーザーライセンスとは別に設定可能
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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