この導入事例のポイント
- システムの大半がオンプレミス環境で構築・運用されており保守・運用の負荷があった
- 手順の変更が発生しない、業務部門の再教育も必要ない点を評価し同社のサービスを導入
- サーバー機器の稼働監視、DBチューニングといった運用管理の負荷を削減できた
この導入事例のポイント
- オムニチャネル小売業の戦略達成のために自社インフラを最新化する必要があった
- コスト効率、信頼性、サポートレベルが高い点を評価し同社のサービスを導入
- 導入の結果、旧システムで110時間かかっていた処理タスクが、約6時間に短縮された
製品を導入することになった背景
Oba Hortifrutiは、ブラジルの農産物小売業者として、顧客へのサービス提供を向上させるためのオムニチャネル小売業への戦略転換を進めてきました。この取り組みの一環として、物理的なデータセンターやオンプレミスサーバーを最新化するためのテクノロジー・インフラストラクチャのオーバーホールが必要となりました。導入前に企業が抱えていた課題
Oba Hortifrutiは、オムニチャネル小売業への転換を進める中で、オンライン・プレゼンスの拡大とデジタルサービスの向上を目指していました。しかし、そのためには現行のテクノロジー・インフラストラクチャを刷新する必要がありました。具体的には、信頼性、柔軟性、安全性が高まるような堅牢でスケーラブルなシステムを持つクラウドベンダーを見つけること、そしてサービスの中断や停止を最小限に抑え、継続的な稼働時間を確保するシステムを求めていました。導入前の課題に対する解決策
Oba Hortifrutiは、クラウドサービス・プロバイダの調査と市場ベンチマーク調査を実施した結果、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)を選択しました。この選択は、オラクルチーム全体とそのパートナーから得られたコスト効率、信頼性、高レベルのサポートに基づいています。製品の導入により改善した業務
Oracle Exadata Cloud ServiceでOCIに移行したことにより、Oba Hortifrutiは、ERPや小売ワークフローシステムの実行に必要なCPUパワー、メモリ、ストレージの増加など、多くの技術的メリットを享受しました。特に、オンプレミスの環境と比較して、より多くの機器を30%低いコストで運用できるようになり、処理時間も大幅に短縮されました。例えば、旧システムで110時間かかっていた処理が、OCIを使用することで約6時間に短縮されました。さらに、OCIの導入により、承認の迅速化、リスクの低減、ITガバナンスの改善など、多岐にわたる業務効率の向上が実現されました。この導入事例のポイント
- 顧客満足度向上のため、ゲーム内データをリアルタイムで分析する必要があった
- 特別なスクリプト作成や処理が必要なく、データ分析が可能な同社のサービスを導入
- 導入の結果、ゲーム内データやサービス利用状況を毎時で分析できるようになった
製品を導入することになった背景
ゲームの企画・開発・運営を行っているジニアス・ソノリティ株式会社は、ゲームの難易度の調整やアイテムの利用傾向、各種イベントの参加率などのゲーム内データのリアルタイム分析が求められていました。これまでの分析対象のデータは分散しており、リアルタイム分析のためのデータ統合が必要でした。導入前に企業が抱えていた課題
ジニアス・ソノリティ株式会社は、ゲーム・サービスの運用基盤として「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上で提供されるMySQLのマネージド・データベース・サービスを利用していました。しかし、ゲーム内のデータのリアルタイム分析が求められる中、分析対象のデータが分散していたため、データ統合が課題となっていました。また、別のデータストア間のデータ移動には、特別なスクリプトの作成や処理の開発が必要で、リアルタイム分析の実現が困難でした。導入前の課題に対する解決策
ジニアス・ソノリティ株式会社は、既存の「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」環境上に新たにゲーム内データ分析基盤として「Oracle MySQL HeatWave Database Service」を導入することを決定しました。このサービスは、特別なスクリプトや処理を必要とせず、MySQLのSQLでリアルタイムにデータ分析が可能であり、その利点を評価しての導入となりました。製品の導入により改善した業務
「Oracle MySQL HeatWave Database Service」の導入後、ジニアス・ソノリティ株式会社は、これまで実現できなかったゲーム内データやサービス利用状況を毎時で分析できるようになりました。事前の想定処理時間は2,3時間でしたが、MySQL HeatWaveの導入により、わずか2,3分での分析が可能となりました。このリアルタイムのデータを活用して、新たなイベントやキャンペーンの施策立案やゲームの難易度調整など、ユーザーがより楽しめるゲーム体験の提供やサービス向上に取り組んでいます。この導入事例のポイント
- 過去に不正アクセスの被害があり、日々セキュリティ脅威への対策と改善を実施していた
- 手軽に利用でき、セキュリティを強化することができる同社のサービスを導入
- 導入の結果、社内および社外から攻撃が起きてしまった場合でも検知可能な環境が整った
製品を導入することになった背景
株式会社マイネットは、セキュリティの確保と強化を目指して様々な取り組みを行ってきました。特に、2018年に不正アクセスによるセキュリティインシデントが発生し、13のゲームタイトルが最大4カ月間サービス停止する事態となったことが背景にあります。このインシデントは、マイネットの大切なユーザーの信用を裏切る事態となり、セキュリティの強化が急務となりました。導入前に企業が抱えていた課題
株式会社マイネットは、2018年のセキュリティインシデントを受けて、セキュリティの確保とさらなる強化を目指していました。長期間のゲームサービス停止はビジネスへの大きなインパクトをもたらしました。また、マイネットでは再発防止のための取り組みが求められており、セキュリティ部門では日々、さまざまなセキュリティ脅威に対する技術的な対策と改善の取り組みを行っていました。導入前の課題に対する解決策
マイネットは、セキュリティ脅威に対する技術的な対策の一環として、Oracle Cloud Infrastructure上にオラクルのCloud Guard Threat Detectorを導入することを決定しました。この製品は、セキュリティを強化するための新機能を積極的に無償で提供しており、マイネットはこれらの新機能を迅速に利用してセキュリティ強化を図ることができました。特に、社内のセキュリティリソースが限られている中で、手軽に利用できるCloud Guard Threat Detectorは、マイネットが求めていた解決策でした。製品の導入により改善した業務
マイネットは、Cloud Guard Threat Detectorの導入により、クラウド上の行動をAIで解析し、リスクにつながるユーザーの振る舞いを検出することが可能となりました。また、強制的な暗号化やIAMとコンパートメントによる権限分離を併用することで、セキュリティをさらに強化する運用が実現しました。2018年のインシデント原因であった社内アカウントの流出・悪用による侵入も、Cloud Guard Threat Detectorにより再発防止効果が期待されています。この導入事例のポイント
- 現場スタッフが顧客ニーズを把握できるようにするため情報分析基盤が必要だった
- 手間がかからない、コストを抑制できる点から「Oracle Cloud 」を導入
- 顧客情報等の社内データ、外部データ、ソーシャルデータなどを分析できるようになった