製品を導入することになった背景

神明倉庫株式会社は、神戸港を拠点に倉庫業を展開し、64年の歴史を持つ企業です。顧客サービスの向上を目指し、三菱電機ビジネスシステム(現三菱電機ITソリューションズ)の支援を受け、倉庫管理パッケージソフトウェア「e-ロジソーコ21」を基にした新システムを構築しました。このシステム導入は、業務の「見える化」と効率的な人材活用を推進し、荷主である顧客への付加価値の高いサービス提供を目的としています。

導入前に企業が抱えていた課題

神明倉庫株式会社は、倉庫業における供給過剰の状況と競争の中で、独自性を確立し、コア業務に特化する戦略を立てました。保税倉庫での通関業務と、従来の固定概念にとらわれない物流施設としての活用を2つの主要業務と位置づけ、これらの業務を強化するためには、従来の倉庫管理システムの更新が必要でした。

導入前の課題に対する解決策

新システムの構築にあたり、神明倉庫株式会社は、特化する業務が強化・最適化できることと、将来的な顧客サービスにも柔軟に対応できる基盤であることを重視しました。倉庫業務のノウハウが凝縮された「e-ロジソーコ21」を採用し、業務を見直し、カスタマイズを最小限に抑える方針を策定しました。

製品の導入により改善した業務

「e-ロジソーコ21」の導入により、通関業務のミスを減らし、業務の精度を高めると同時に迅速な処理が可能になりました。また、本社で行っていた請求業務を倉庫現場でも行えるようになり、迅速な対応と効率的な人材活用が実現しました。これにより、お客様の利便性向上と現場業務の品質強化が推進されました。