製品を導入することになった背景

株式会社リンネットは、流通・小売・食品製造業に特化したシステム開発を行っており、顧客の業務効率化やビジネス改革のサポートを提供しています。しかし、流通・小売業界においては、様々なシステムが独立して稼働し、それらの間でのデータのやり取りに人の手が不可欠でした。特に、卸売業の運用オペレーションでは、商品カテゴリーごとのPOS実績データの取り込みなど、時間に追われる作業が日常的であり、スタッフには大きな負担がかかっていました。これらの課題を解決するため、同社はRPAツールのWinActorに注目し、その導入を決定しました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社リンネットの顧客は、流通・小売業界が中心で、24時間365日のオペレーションが求められる業界です。システム間のデータのやり取りに人の作業が必要で、特に卸売業の運用オペレーションでは、商品カテゴリーごとに毎日特定の時間までに行わなければならない業務があり、スタッフの負担が大きかったです。また、商品のマスター登録など、年間1万アイテムを手作業で行うなど、ミスを防ぎながら作業の軽減を図る必要がありました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するために、株式会社リンネットは、業務自動化ツールのWinActorを導入することにしました。NTTデータの展示会でWinActorを知り、その効率性と使いやすさに注目。導入に際しては、繰り返しや重複する作業を自動化することが得意分野とされ、実証実験を行う業務に選定しました。また、一般事務など間接部門のスタッフも操作できることから、社内のインストラクターとしての育成も行いました。

製品の導入により改善した業務

WinActorの導入により、毎日の定型作業やデータの取り込み、商品のマスター登録などが自動化され、作業時間の短縮やミスの削減が実現されました。特に、事務社員が自ら開発したロボットが業務削減を実現し、全社の働き方改革を推進。また、間接部門のスタッフがRPAのインストラクターとして活躍するなど、新たな働き方が生まれ、業務の効率化だけでなく、社員のモチベーション向上にも寄与しています。