製品を導入することになった背景

総合建設コンサルタントとして活動する株式会社愛河調査設計は、愛知県名古屋市で創業し、2020年に創業40周年を迎えました。2016年に現社長が就任して以降、ICT化を積極的に進めてきました。しかし、取引先との発注書の捺印作業に多くの手間がかかっていたため、業務の効率化と経費削減を目指して電子サインサービス「Adobe Sign」の導入を検討しました。

導入前に企業が抱えていた課題

建設業界は、新型コロナウイルスの影響前から、就業人口の減少や高齢化、担い手不足などの課題を抱えていました。株式会社愛河調査設計も例外ではなく、生産性の向上と品質の確保が課題となっていました。特に、発注書の捺印作業や確認作業には多くの手間がかかっており、これらの業務の効率化が求められていました。

導入前の課題に対する解決策

株式会社愛河調査設計は、発注書の捺印業務を効率化するために「Adobe Sign」を導入することを決定しました。このサービスの導入により、発注書の捺印業務がすべてパソコン上で完結することが可能となり、取引先との書類のやり取りもスムーズに行えるようになりました。また、コスト面では、郵送にかかる費用や契約処理に関わる経費を大幅に削減することができました。

製品の導入により改善した業務

「Adobe Sign」の導入により、発注書のやり取りが大幅に効率化されました。以前は1週間程度かかっていた書類のやり取りが、わずか1〜2日に短縮されました。年間での契約は約150件あり、これにより年間で約75時間の効率化が実現しました。また、経費面では、年間で40〜50万円程度の削減効果が見込まれ、契約処理に関わる経費の約60%が削減されました。