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マイクロラーニングとは?メリット、効果的な実践方法、作り方を徹底解説

目次

企業の研修・教育は多種多様なスタイルで行われていますが、中でも近年注目を浴びているのがマイクロラーニングです。マイクロラーニングは、5~10分程度の短時間で特定のスキルや知識を効率的に習得する学習スタイルです。しかし、eラーニングとは何が違うのか、どのようなメリットや活用場面があるのかわからない方も多いかと思います。

そこで、この記事ではマイクロラーニングについて、以下のポイントに着目して解説していきます。

  • マイクロラーニングの基本概念とeラーニングとの違い
  • マイクロラーニングが生まれた背景
  • マイクロラーニングのメリットとデメリット
  • どのような場面でマイクロラーニングが活用できるか
  • マイクロラーニングの導入におすすめな製品の選び方とおすすめ製品
  • 効果的なマイクロラーニング実践方法・導入手順

より効率的に研修を実施し、従業員の成長に繋げたい企業にとって、マイクロラーニングは選択肢の一つとして考えるべきものです。それでは、一つずつ解説していくのでマイクロラーニングの導入を検討する際に、参考にしてみてください。

そもそもマイクロラーニングとは

そもそもマイクロラーニングとは?

それでは、そもそもマイクロラーニングとはどのようなものか見ていきましょう。マイクロラーニングは、「短時間で」特定のスキルや知識を効率良く取得することを目的としたものです。具体的な特徴としては、以下の通りです。

  • 5~10分程度の短時間で学習を行う
  • スマートフォンなどで受講可能なため、いつでもどこでも受講できる
  • 動画視聴やクイズ形式など形態は様々

上記の通り、手軽に受講できるため様々な企業で導入されています。

eラーニングとの違い

上記の概要だけ見ると、eラーニングと同じと思う方もいるかもしれません。しかし、それぞれの特徴や目的は異なります。具体的な違いをまとめると以下の通りです。

種類 特徴 目的
マイクロラーニング
  • 5~10分程度の短時間で学べる
  • 移動中や仕事の合間などの限られた時間で学べる
特定のスキルやトピックに焦点を当てた学習
eラーニング
  • 通常、長時間に渡るコースで構成される
  • 自宅や職場で自分のペースで進められるので、時間や場所に縛られない
幅広い知識を網羅的に学ぶ or 深い知識を学ぶ

上記のように、2つは異なるニーズに応えるために設計されています。そのため、企業の目的に合った形で従業員に受講してもらう必要があります。

おすすめeラーニングシステム42選!目的や特徴別に製品を徹底比較

マイクロラーニングが生まれた背景

マイクロラーニングが生まれた背景

マイクロラーニングは比較的新しい教育手法として導入されるようになりました。なぜマイクロラーニングが生まれたのでしょうか?その背景には大きく2つの要素があります。

1.企業における研修手法やシステムの変化

時代の変化に合わせて、企業の企業手法やシステムは変化を重ねています。その中で、従来の長時間かける集合研修から、従業員一人ひとりに合わせた個別学習へ変化を遂げているのが大きなポイントです。この変化には、以下の要因があります。

  • 従業員のスキルや目的の多様化による、学習ニーズの多様化
  • アナログの学習スタイルだけでなく、柔軟な学習スタイルの需要の高まり
  • 変化が早い時代に合わせた即時性

このように、企業のニーズが変わってきたことにより、マイクロラーニングのようないつでもどこでもすぐに受講できる学習スタイルが求められています。また、次に挙げる時代背景も大きなポイントです。

2.時代背景を踏まえた志向の変化

近年、働き方や生活スタイルは、テクノロジーの発展やパンデミックの発生により大きく変化しています。特に、着目すべきポイントとしては以下の3点が挙げられます。

  • 情報過多な時代により、必要な情報を効率的に取り出して、活用する能力が求められている
  • 一人ひとりのライフスタイルが多様化し、一人ひとりに合った学習スタイルが求められている
  • 変化の早い時代に対応すべく、新しいスキルや情報を即座に習得できることが望ましい

上記のような背景における課題を解決するのが、マイクロラーニングです。マイクロラーニングなら、情報を効率的に一人ひとりのペースですぐに学ぶことが可能です。今の時代に合った学習スタイルとしてマイクロラーニングは確立されています。

◎社会人の勉強時間から見るマイクロラーニングの有効性について

2022年8月31日に総務省統計局が発表した令和3年社会生活基本調査(生活時間及び生活行動に関する結果)によると、有業者の「学習・自己啓発・訓練」は週全体で平均7分だったそうです。しかし、ここで注意したい点は、あくまでも「平均」なので、多くの時間勉強している人と全く勉強していない人が混じっている点です。事実、勉強している人の勉強時間の平均は週全体で123分なのに対し、勉強していない0分の人が多く(約96%)、多くを占めているため、勉強時間の平均が極端に少なく、7分という結果になっていました。

マイクロラーニングは、短い時間で効率的に学習ができるため「勉強をしたくても忙しいのが理由でできない社会人」にとって最適な学習手法です。長い間集中して勉強できる状況にある社会人や、習慣化している社会人以外は、長い時間勉強に励むのに対する最初のハードルは高いと思います。まずは、手軽にすぐに短い時間で始めることができるマイクロラーニングから始め、学習に対する実施のハードルを下げることが学習を習慣化する上では重要です。

参考:社会人に勉強時間がないのは嘘!学習時間を確保するコツとメリットを解説

企業がマイクロラーニングを導入する3つのメリット

企業がマイクロラーニングを導入する3つのメリット

企業がマイクロラーニングを導入するには、色々なメリットがあります。ここでは、特に重要なポイントとして3つに着目し、そのメリットについて見ていきましょう。

1.学習者の集中力が持続しやすい

マイクロラーニングは、従来の学習スタイルとは違って短時間で学べるため、集中力を持続しやすいです。この集中力の持続性は次に挙げる2つのメリットに直結します。

①学習者のモチベーションを維持できる

集中力が持続しやすいことで、以下に繋がります。

  • 一つひとつの学習の習熟度がアップする
  • 学習者がスキルアップ・情報取得を実感しやすい

上記は、結果として学習者のモチベーション維持に繋がるわけです。従来の長時間のeラーニングや集合研修のような学習スタイルでは、学習者がモチベーションを維持できないことで費用対効果が合わないことが懸念されていました。しかし、マイクロラーニングの学習スタイルであれば、この問題の解消に繋がります。

②習慣化することで、記憶に定着しやすい

集中力の維持がモチベーションの維持に繋がり、結果として習慣化にも繋がります。この習慣化は従業員教育において非常に重要なポイントです。学習の習慣化によって、以下のようなメリットがあります。

  • 定期的に学習をすることで、学習者は学んだことを記憶に定着できる
  • 企業にとっては、従業員に学んでほしいことを効果的にかつ習慣化した中で学んでもらい、その学習効果も期待できる

以上が、学習者の集中力が持続しやすいことによるメリットです。

2.移動時間などの短時間での学習が可能

マイクロラーニングの特徴は前述の通り、「5~10分で学べる」「スマートフォンなどで端末問わず学べる」という点です。その特徴は、従業員が移動時間や仕事の合間など短時間で学習できることに繋がります。このメリットを具体的に挙げると以下の通りです。

  • 通勤や休憩時間など、忙しい日々の中のちょっとした時間を有効活用できる
  • 1日数分でも継続することで、従業員のスキルアップの機会の増加に繋がる
  • 一人ひとりのライフスタイルや仕事のスケジュールに合った学習の提供が可能

このように、従業員は時間や場所問わず学習することができます。短時間で学習できることで、長時間の学習よりも各段に実施ハードルを下げることができます。

3.学習コンテンツの作成・変更が簡単に可能

マイクロラーニングのもう一つの特徴として、学習コンテンツの作成・変更のしやすさがあります。この特徴により、企業は市場や社会の変化に合わせて柔軟に学習コンテンツを作成・変更し、従業員は最新の学習内容を勉強することができます。

これにより、以下のようなメリットに繋がります。

  • 業界や市場の変化に合わせて学習コンテンツを柔軟に変更可能
  • 学習ユニットが短いため、少ないリソースで学習コンテンツを提供可能
  • 従業員一人ひとりのスキルや学習の進捗に合わせて、コンテンツを簡単かつ柔軟にカスタマイズが可能

おすすめeラーニングコンテンツ作成ソフト10選!導入事例、コンテンツ作成方法まで徹底解説

マイクロラーニングの代表的な2つのデメリット

マイクロラーニングの代表的な2つのデメリット

マイクロラーニングのメリットを3つ挙げましたが、メリットだけでなく課題となるデメリットも存在します。ここでは、具体的なデメリットとして代表的な2つを紹介します。

1.複雑かつ長時間の学習には不向き

マイクロラーニングは、特定のスキルやトピックを短い時間で学ぶための学習スタイルです。そのため、以下のような学習ニーズに応えることができません。

  • 深い知識や複雑なスキルを習得するための複雑なトピックの学習
  • 長時間に渡って継続的な学習が必要なトピックの学習

上記のような学習には、マイクロラーニングでは効果を発揮しづらく、不十分な場合があります。そのため、研修管理者がマイクロラーニングだけでなく長時間の学習セッションや継続的な学習プランの提供が必要になります。これには、従業員教育の全体像を把握することが不可欠です。

eラーニング導入は意味がない!?導入の課題点と、失敗せず効果的に導入するための解決策を徹底解説

2.システムを準備する際に管理者側で負担がかかる

効果的なマイクロラーニングの提供には、適切なシステム(製品)の選択・もしくは開発が必要となります。これは、企業にとっては管理者側の負担として大きくのしかかる可能性があります。具体的に負担となる事項は以下の通りです。

  • 多種多様なマイクロラーニングが実践可能なシステムから、自社に合った適切なものを選択する必要がある
  • 常にマイクロラーニングコンテンツを最新の状態に保つ必要があるため、定期的な管理と更新が必要となる
  • 学習効果をしっかり把握するために、従業員の学習進捗を効果的に追跡し、場合によってはフォローや追加学習コンテンツの提供が必要となる

これらの課題に対処するために重要なのは、事前の学習計画と準備です。そして、その土台となるのがシステム提供者からのサポートや専門知識を持ったスタッフの配置です。適切なリソース・システムを用意することで、このデメリットに対処することができます。

マイクロラーニングの効果的な活用場面4つ

マイクロラーニングの効果的な活用場面4つ

マイクロラーニングは、その柔軟性と効率性から、多岐にわたる場面で活用できます。具体的な場面として、ここでは4つの活用場面を例として紹介します。

1.新入社員研修の学習手法として

新入社員研修は、企業文化を理解し、必要なスキルや知識を身につける重要な期間です。マイクロラーニングをこのプロセスに取り入れることで、新入社員は自分のペースで学習を進められ、同時に以下のようなメリットを享受できます。

  • 短い学習単位を通じて、必要なスキルや知識を効率的に習得できるようにすることで、新入社員がより早く業務に貢献できるようになる
  • 自分で学習のペースを決められるため、新入社員は自ら学習に取り組む姿勢を身につけられる
  • 多くの情報が一度に提供されがちな研修でも、新入社員は情報を小分けにして消化しやすくなり、情報の定着率を高められる

新入社員研修にマイクロラーニングを取り入れることは、効率的な学習ができるだけではありません。自主性や即戦力といった長期的な視点からも、新しい社員の成長を支える強力な手段となります。

2.ブレンディッドラーニングの学習手法として

ブレンディッドラーニング、つまりオンライン学習と対面学習を組み合わせた教育方法は、学習の柔軟性と効率を高めることが可能です。マイクロラーニングをブレンディッドラーニングの一部として取り入れることで、以下のように更に多くのメリットを享受することが可能になります。

  • マイクロラーニングコンテンツをオンラインで提供することで、学習者は自分の都合に合わせてどこからでも学習を進めることができ、個々の学習者のニーズに合わせた学習環境を提供できる
  • 対面での深い議論や質問の時間を確保しつつ、マイクロラーニングを通じて基本的な知識を事前に学習させることで、対面時間をより効果的に活用し、学習者の理解度を深められる
  • 短い学習単位で提供される情報は、学習者が集中して取り組むことができるため記憶に残りやすくなり、対面での学習との組み合わせでより学習内容を定着しやすくなる

ブレンディッドラーニングの文脈でマイクロラーニングを活用することは、学習者にとって柔軟かつ効果的な学習経験を提供できます。

ブレンディッドラーニングとは?実際の効果と実践におけるポイントを紹介!

3.語学学習における学習手法として

語学学習は、継続性と実践の機会が成功の鍵です。マイクロラーニングは、これらの要素を効果的に提供することで、語学学習をサポートする優れた手段となります。特に以下のようなポイントで、顕著と言えるでしょう。

  • 短い学習セッションは、忙しい日常の中でも容易に組み込むことができ、毎日コンスタントに言語に触れる習慣を築ける
  • マイクロラーニングは、実生活で直ちに使用できる言語のフレーズや表現に焦点を当てることが多いため、学習した内容を実際の会話や読解に応用する機会を提供できる
  • 短いセッションを何度も繰り返し学習することで、言語のルールや単語を長期記憶に定着させやすくなる

語学学習にマイクロラーニングを適用することで、学習者は言語をより自然かつ効率的に身につけることができます。この手法は、学習者が新しい言語を楽しみながら、日常生活の中で継続的に学習し、自然にスキルを向上させることを可能にします。

4.都度必要な知識のインプットの際の学習手法として

現代のビジネス環境では、新しいプロジェクトやタスクに取り組む際に迅速に必要な知識を習得することが求められます。マイクロラーニングは、このような状況において特に有効な学習手法です。その理由は以下によるものです。

  • 新しいプロジェクトやタスクに直面した際、関連する短い学習セッションをすぐに見つけて学習を開始でき、必要な情報を迅速に取得して実務に活かせる
  • 特定のトピックやスキルに特化しているため、学習者が直面している具体的な問題に対して、最も関連性の高い情報を提供できる
  • 短時間で完了する学習セッションは、学習者が集中して取り組みやすく、学習内容の理解と記憶に役立つ

上記のように、マイクロラーニングを活用することで、従業員は新しい知識やスキルを迅速かつ効率的に身につけることができます。

マイクロラーニングを導入する際におさえたい製品の選定ポイント5つ

マイクロラーニングを導入する際におさえたい製品の選定ポイント5つ

マイクロラーニングを成功させるためには、自社に合った適切なツールやプラットフォームの選択が不可欠です。ここでは、企業がマイクロラーニングを導入する際に考慮すべき、製品選定のための5つの重要なポイントを紹介します。

1.コンテンツの質と多様性が充実しており自社に合っていること

マイクロラーニングの導入にあたり、最も重要な要素の一つが、提供されるコンテンツの質とその多様性です。適切な学習管理システム(LMS)やプラットフォームを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

  • 提供されるコンテンツが、専門家によって作成され、その分野の最新の知見が反映されていること
  • 学習者の関心や学習スタイルは多様なため、テキストだけでなく、ビデオ・インタラクティブなコンテンツ・クイズなど、様々な形式のコンテンツが提供されていること
  • 企業独自のニーズに合わせてコンテンツをカスタマイズできるか、または企業固有の問題に対応するためのコンテンツが既に用意されていること

これらのポイントを考慮してプラットフォームを選択することで、学習者のモチベーションアップ・集中力の維持に繋がり、企業は従業員に最適な学習環境を提供できます。コンテンツの質と多様性が充実していることは、マイクロラーニング導入の成功に不可欠な要素です。

2.学習者が親しみやすいインターフェイスであること

マイクロラーニング実践のための学習プラットフォームを選択する際、学習者が直感的に利用できるユーザーインターフェイスであることも重要な要素です。特に重要な要素は以下の3つです。

  • 学習者が求めているコンテンツをすぐに見つけられるよう、直感的に操作できるナビゲーション
  • 過度に複雑なデザインや情報過多のインターフェイスは、学習者を混乱させる可能性があるため、シンプルでわかりやすいデザインであること
  • 学習者が様々なデバイス(スマートフォン・タブレット・PCなど)で学習できるよう、レスポンシブデザインが採用されていること

これらの特徴を備えたマイクロラーニングプラットフォームは、学習者に学習環境を提供し、結果として学習効果の向上に繋がります。

3.自社に合わせてカスタマイズがしやすいこと

マイクロラーニング実践のための学習プラットフォームを選ぶ際、自社の特定のニーズに合わせたカスタマイズのしやすさも非常に重要な要素です。カスタマイズが可能なプラットフォームを選択することで、以下のメリットが得られます。

  • 自社の業界や業務に特化したコンテンツを作成・統合することが可能となり、従業員に最も関連性の高い学習体験を提供できる
  • プラットフォーム内での自社ブランドの表示やコンテンツのカスタマイズを通じて、企業のアイデンティティを強化し、従業員の企業への帰属意識を高められる
  • 市場や業界の動向に応じて新しい学習コンテンツを迅速に追加・更新でき、従業員が常に最新のスキルや知識を身につけることが可能になる

カスタマイズが容易なマイクロラーニング実践のためのプラットフォームを選択することはで、コンテンツの趣旨を企業独自の研修方針や学習内容に合わせることができます。

4.分析ツールとフィードバック機能があること

マイクロラーニングプラットフォームを選択する際、学習者の進捗や理解度を把握できる分析ツールとフィードバック機能の存在は欠かせません。これらの機能が提供する主なメリットは以下の通りです。

  • 分析ツールを使用することで、管理者や学習者自身が学習進捗をリアルタイムで確認でき、学習者が目標に対してどの程度進んでいるかを把握できるのえ、必要に応じて学習計画を調整できる
  • テストやクイズの結果などを分析し、学習者の理解度やスキルの習得状況を評価、そして学習コンテンツや教育方法に関する改善点を見いだせる
  • 学習者からのフィードバックを収集し、それを学習コンテンツやプラットフォームの改善に役立てられる

これらの機能が整っているプラットフォームを選択することで、企業は従業員の学習効果を最大化し、継続的なスキルアップと成長を支援することが可能です。

5.費用が自社の予算に合っていて費用対効果が高いこと

マイクロラーニングの導入にあたり、コスト面もしっかり見る必要があります。費用対効果の高いプラットフォームを選ぶことで、学習効果を最大限に引き出しつつ、経済的な負担を最小限に抑えることが可能です。具体的には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。

  • 自社の予算に合ったプラットフォームを選択することが大前提として、提供される機能やサービスが価格に見合ったものであること
  • 初期導入時のコストだけでなく、将来的にユーザー数の増加や追加機能の必要性が生じた際の追加費用も考慮し、成長する企業のニーズに合わせて柔軟に対応できるプラットフォームであること
  • 投資した費用に対して、従業員のスキル向上や業務効率の改善といった形でどれだけのリターンが見込めるかを評価

それでは、具体的にどのような製品を選択すると良いのでしょうか。

マイクロラーニング実践におすすめプラットフォーム5選

マイクロラーニング実践におすすめしたい製品5選

マクロラーニングを実践するに当たって、おすすめなプラットフォームを5つピックアップしました。ここでは、以下の観点からおすすめな製品を厳選しています。

  • 効率的に学習が管理できる
  • コストパフォーマンスが良い
  • 様々な企業で導入されていて評価されている

ここで挙げる製品は、従業員の学習をしっかりサポートし、従業員のスキル向上に貢献・そして企業の発展の鍵となる可能性があります。

1.Schoo for business

Schoo For Businee

  • オンライン研修 eラーニングシステム LMS

    株式会社SchooのSchoo for Businessは、オンライン研修と自律学習を組み合わせられるオンライン学習サービスです。企業の実務に直結するオンライン研修と社員個人が自身で選んで受講する自律学習の場を提供することで、企業全体が学びを続ける組織づくりのサポートを目的とするのが当システムの大きな特徴です。200種類以上の研修パッケージで、企業にあった研修を設計できます。自己啓発向けのコンテンツは幅広いジャンルがあり、好奇心を刺激し社員の学習意欲を促進します。

    製品のおすすめポイント

    1 ITスキルからビジネススキルまで、幅広い学習コンテンツを用意

    Web業界やIT業界を中心に、様々な業界・業種で働く方々、また未経験の方だけでなく経験を積んだプロの方までスキルアップできる最新の学習内容が反映されています。Webサービスの開発や運用の実務に直接的に活用いただけます。また、社会人がおさえておきたい基本的なビジネススキルの学習コンテンツもそなえており、ITスキルに特化していない方にも活用いただけます。

    2 学習コンテンツは8,000以上!365日更新される授業

    Schooは2011年の創業以来、自社でコンテンツを制作しています。日々制作技術を進化させつつユーザー参加型の生放送の学習動画も手がけており、企業への研修コンテンツへ応用しています。Schooでは365日毎日コンテンツを更新しています。現代に適した最新の内容がリアルタイムで学べます。

    3 扱っている各業界の第一人者や専門家がコンテンツに多数登壇

    扱っている学習コンテンツの領域で、各業界の第一人者や専門家、第一線にいる企業が登壇しています。学習内容はもちろん、登壇者の話や意識、考え方なども学べるコンテンツを提供しています。毎月新しい動画が追加されていることに加え専門家の登壇もあるため、最先端かつ専門的実践的な内容を感じ取ることができます。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 eラーニングシステム 研修管理 セキュリティ科目 シングルサインオン ITスキル科目 レポート提出 モバイル端末対応 ビジネスマナー科目 ビジネススキル科目 LMS 集合研修管理 録画配信 コンテンツ作成 コース作成 レポート課題機能 タレントマネジメントシステム連携
    サポート 電話 メール チャット
    トライアル 有り
    最低利用期間 要相談
    よく導入している業種 製造 IT・情報通信 ビジネスサービス
    運営企業:
    株式会社Schoo(スクー)
    本社:
    東京都渋谷区鶯谷町2-7 エクセルビル4階
    創立:
    2011年10月3日
    代表者名:
    森健志郎(代表取締役)
    資本金:
    1億円
    URL:
    https://corp.schoo.jp
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2.UMU

UMU

  • UMU
    eラーニングシステム LMS

    ユームテクノロジージャパン株式会社のUMUは、学習者のパフォーマンス向上を重視したLMSです。新人研修や営業研修など、これまで当たり前のように行われてきた集合型研修ですが、近年、技術の進化と共に新しい学習形式が開発され、集合研修に代わる勢いであり、そうした潮流に対応できるシステムとなっています。オンライン・オフライン/集合・個別を問わずに利用できそれらを併せて利用することも可能です。さまざまな機能を搭載しているUMUだから高い学習効果を発揮します。

    製品のおすすめポイント

    1 質の高いフィードバックでトレーニング効果を最大限に引き出す

    UMUにはAIをトレーニングプログラムに導入することでAIフィードバックが提供されます。トレーニング中に学習者の声の大きさやジェスチャー、表情などをAIが読み取り改善点を見つけ出し、繰り返し練習をリアルタイムで促します。講師が指定したキーワードに従い、学習者が提出した動画から学習の改善ポイントを指摘します。

    2 双方向のライブ配信機能でこれまでの対面研修と変わらない学習体験

    動画教材や音声教材だけではなく、双方向型のライブ配信が可能です。これまでの集合研修を彷彿とさせるリアルタイムの双方向配信により対面の講義に匹敵する学習体験を提供できます。学習者はスマートフォン、パソコンとデバイスを選ばずに参加でき必要な講義を好きな時に好きな場所で参加が可能です。

    3 企業に合った評価方法を採用することで見たい情報を把握する

    管理者は評価プランのカスタマイズが可能で、さまざまな側面から企業独自の評価を盛り込めます。学習前後のアンケートやテストなどを通じて学習の効果を正確に測定し、受講者の習熟度を正しく把握します。評価結果に基づいて、今後の受講タスクを通知することもできるので、受講者のスキルアップを支援します。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 評価・レビュー集計 研修管理 オリジナルコンテンツ作成 コースカスタマイズ可 ディベート投稿 問題分析機能 多言語対応 レポート課題機能 修了証表示 集合研修管理 録画配信 掲示板機能 クイズ機能 アンケート機能 コース作成 コンテンツ作成 マルチデバイス対応 テスト作成
    サポート メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 1か月
    よく導入している業種 製造 小売・流通 医療・化学 運輸・物流 IT・情報通信 教育
    運営企業:
    ユームテクノロジージャパン株式会社
    本社:
    東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 16F
    創立:
    2018年2月
    代表者名:
    松田 しゅう平
    URL:
    https://umujapan.co.jp/company/
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3.AirCourse

AirCourse

  • オンライン研修 eラーニングシステム LMS

    KIYOラーニングのAirCourseは、月額200円/人で4,000本以上の動画研修がなんと受け放題のクラウド型eラーニングシステムです。また、自社オリジナルコースの作成も可能です。人事育成担当者501名のうち77%が利用したいと回答している使いやすいプラットフォームが人気です。大企業からベンチャー企業まで多数の企業に導入されていて教育担当者の手間・負担・コストを抑えて人材育成にまつわる様々なお悩みを解消します。

    製品のおすすめポイント

    1 750種類以上の動画研修コンテンツが受講し放題

    新入社員から管理職まで各階層で必要な知識・スキルを学習できる充実した階層別研修を用意しています。ITスキル(ExcelやWordなど)やコンプライアンス、ハラスメントをはじめとしたテーマ別研修も充実しており、ほぼすべての研修に確認テストやワークシートを付属することで習得効果を高めます。

    2 自社オリジナルコースを柔軟かつカンタンに作成

    撮影・録画した動画はドラッグ&ドロップで簡単にアップロード。動画だけでなくパワーポイントやPDFなど多様なファイル形式に対応しています。またテストやアンケート、提出課題など様々な素材を自由に組み合わせてオリジナルのeラーニングコースを作成できるため、効果の高い自社研修を実現します。

    3 初期費用0円、月額200円/人の圧倒的コストパフォーマンス

    他社サービスからの切り替えでも安心の初期費用0円。継続して活用できるように月々の利用料もリーズナブルに設定しています。利用人数が100名を超える場合はボリュームディスカウントを適用することでさらにコストを抑えることができます。料金プランは動画研修コンテンツ受け放題の有無により2パターンを用意されています。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 他システム連携 評価・レビュー集計 研修管理 オリジナルコンテンツ作成 セキュリティ科目 コースカスタマイズ可 シングルサインオン ITスキル科目 zoom連携 レポート提出 モバイル端末対応 テスト作成 ビジネスマナー科目 ビジネススキル科目 問題分析機能 集合研修管理 コンテンツ作成 コース作成 zoom連携 アンケート機能 マルチデバイス対応 テスト作成
    サポート メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 1ヶ月
    よく導入している業種
    運営企業:
    KIYOラーニング株式会社
    本社:
    東京都千代田区永田町2丁目10番1号 永田町山王森ビル4階
    創立:
    2010年1月4日
    代表者名:
    代表取締役社長 綾部 貴淑 (あやべ きよし)
    資本金:
    8億222万円
    URL:
    https://www.kiyo-learning.com/company/
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4.カオナビ

カオナビ

  • カオナビは、e-ラーニング/LMSにもご活用できます。利用企業数3,300社以上※、8年連続シェアNo1※のタレントマネジメントシステム「カオナビ」なら、社員のスキルや人材情報などをカンタンに一元化・可視化できます。数ある講座の中から登録された情報をもとに「おすすめ度」を表示し、社員一人ひとりとのマッチ度をわかりやすく示して自律的な学びを促します。学習実績やスキルをもとに最適な配置を検討できるため、社内の人材活用を最大化し、変化に強い組織に導きます。
    ※2023年9月末時点
    ※ITR「ITR Market View:人材管理市場2023」人材管理市場

    製品のおすすめポイント

    1 スキルや人材情報を一元化し、可視化を実現

    リスキリングの最初のステップである「目指す人物像や必要なスキルの分析」のために、社員のスキルや必要とする人材の明確化が不可欠です。
    カオナビでは散在する社員のスキルや人材情報などをカンタンに一元化・可視化できるため、リスキリングで習得すべきスキルを発見しやすくなります。

    2 所属や入社年次などのデータを元に学習コンテンツをおすすめ

    カオナビに登録された情報をもとに、eラーニング・学習管理機能上で講座に「おすすめ度」を表示。
    数ある講座の中から、社員一人ひとりとのマッチ度をわかりやすく示すとともに、自律的な学びを促します。
    また講座に対し、カオナビ上で作成した社員リストを受講者として指定できます。優秀層や勤続年数の長い社員など、特定の社員に対して適切な学習機会を提供できます。

    3 一人ひとりにキャリア自立を促すための最適な配置ができる

    リスキリングのための研修実績やスキルをもとに、社員一人ひとりに最適な配置を検討できます。
    受講した研修と保有スキルをマトリクス機能で作表し、マウスを使って再配置のシミュレーションを行えるため、効果的な成長機会の創出に活用できます。
    また、面談記録を蓄積しキャリアシートの作成もできます。外部のLMS(学習管理システム)と連携し業務効率化を図ることも可能です。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 eラーニングシステム 他システム連携 研修管理 オリジナルコンテンツ作成 コースカスタマイズ可 テスト作成 LMS コース作成
    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種
    運営企業:
    株式会社カオナビ
    本社:
    東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 38F
    創立:
    2008年5月27日
    代表者名:
    代表取締役社長 Co-CEO 佐藤 寛之 代表取締役 Co-CEO 柳橋 仁機
    資本金:
    10億6,627万円
    URL:
    https://www.kaonavi.jp/company/

5.etudes

etudes

  • オンライン研修 eラーニングシステム LMS

    アルー株式会社のetudes(エチュード)は、eラーニングに携わって20年以上の実績を持つクラウド型eラーニングシステムです。企業の人事部や情報システム部門の方が求める機能を搭載し、長年の運用ノウハウが詰まっています。また、数十万ユーザーの大規模運用が可能で、Microsoft Azure上で動作、社内ポータルと連携ができるためネットワークやセキュリティ面でも安心です。受講者向けの機能はもちろん、研修管理者向けやシステム管理向けの機能もそなわっておりeラーニングを一元的に管理ができます。

    製品のおすすめポイント

    1 マルチデバイス対応でいつでもどこでも受講可能!多彩な教材を配信できる

    etudes(エチュード)はパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットにも対応しているため、多彩な教材を配信できます。動画教材の配信からテストやアンケート、オンライン研修や申込・出欠管理など幅広くカバー。SCORM1.2規格に対応しているため、すでに利用している企業もデータを引き継ぐことが可能です。

    2 直感的でわかりやすい画面で操作がしやすい

    学習管理システムのUI/UXを再設計し操作感がわかりやすいのが特徴です。学習コースを直感的に見つけられるように、トップ画面がパネル型で選択しやすい設計になっています。パソコンだけではなくどんな端末でも見やすいのが特徴です。検索機能や受講状態がすぐに確認できるため操作マニュアル不要ですぐ始められます。

    3 Microsoft® Azure®のPaaSを利用し、強固なセキュリティで安心

    クラウドサーバーを利用しているため、別途インフラ管理が必要ありません。Microsoft® Azure®のPaaSを使っているのでOSやミドルウェアレベルでのセキュリティ対策はMicrosoftのサービスで実施。セキュリティチェックの手間が省けます。DDos攻撃の対策やWAFの設置も対応済みのため、安心で手間なくご利用いただけます。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 他システム連携 評価・レビュー集計 研修管理 オリジナルコンテンツ作成 セキュリティ科目 シングルサインオン ライブ配信可 モバイル端末対応 テスト作成 ビジネスマナー科目 ビジネススキル科目 集合研修管理 コンテンツ作成 コース作成 Microsoft Teams連携 Microsoft office連携 zoom連携 アンケート機能 マルチデバイス対応 テスト作成
    サポート 電話 メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 最低利用期間の制限なし
    よく導入している業種
    運営企業:
    アルー株式会社
    本社:
    東京都千代田区九段北一丁目13-5 ヒューリック九段ビル​2階
    創立:
    2003年10月29日
    代表者名:
    代表取締役社長 落合 文四郎
    資本金:
    365百万円(2022年12月末日現在)
    URL:
    https://www.alue.co.jp
    導入事例6件をみる

◎5つの製品の製品比較表

製品名 製品ロゴ 自社コンテンツ 既成コンテンツ 無料トライアル 料金プラン
Schoo for Business × 初期費用:要相談
利用料:1,500円/一人
UMU × 初期費用:0円
利用料:4,000円~
AirCourse 初期費用:0円
利用料:360円~(月額)
カオナビ 初期費用:要相談
利用料:要相談
etudes × 初期費用:要相談
利用料:要相談

マイクロラーニング実践におすすめな無料プラットフォーム3選

マイクロラーニング実践におすすめな無料プラットフォーム3選

ここでは、実際にマイクロラーニングを実践する際に利活用できる「無料の」プラットフォーム5選を紹介します。無料であれば、導入ハードルも軽減され、手軽にマイクロラーニングを実践することができます。

1.ClassPoint

Classpoint

ClassPointは、Microsoft PowerPointと対応している教育用プラットフォームです。ClassPointをプレゼンテーションに追加することで、学習にアイデアを与え、学生のさらなる学びの充実を実現できます。そして、ClassPointは、マイクロラーニングに最適化されており、学習を短時間で効果的に行うことができます。

①多彩なクイズテンプレート

選択問題や穴埋め問題から、ワードクラウドやスライドドローイングまで、8種類ものクイズテンプレートが用意されています。これにより、従来の白紙のパワーポイント画面では伝えられないような、学習者にとって魅力的なクイズを簡単に作成できます。

②ゲーム化された体験

クイズをゲームのような体験に変えることで、生徒たちをより深く引き込みます。ゲーミフィケーション機能によって、スター、レベル、バッジで報酬を与えることで、学習者のモチベーションを維持できます。

③AIによるクイズ生成

Classpoint Ai

ClassPoint AIを活用すれば、スライドに2つの単語を入力するだけで、AIが質問を自動生成します。これにより、クイズ作成の手間を大幅に削減しつつ、効果的な学習体験を提供できます。クイズセッションが終了したら、詳細なレポートやクイズの結果をダウンロードして、学習者改善点を特定することが簡単です。

◎製品の機能

  • PowerPoint内での動的な教育コンテンツの作成と提供
  • 学生の進捗管理とレポート
  • 学習コースのカスタマイズ
  • クイズやゲームの提供

◎製品の特徴

  • シンプルで使いやすいインターフェース
  • 学習コースのカスタマイズ
  • リアルタイムの進捗レポート
  • AIによるクイズの自動生成
  • ゲーム要素の組み込み
  • 分かりやすい図や表の作成

ClassPointでマイクロラーニングを実践しましょう!

2.カーンアカデミー

カーンアカデミー

カーンアカデミーは、「誰もが自由に世界クラスの教育を受けられるように」という使命を持つマイクロラーニング提供プラットフォームです。このプラットフォームでは、練習問題や教育ビデオ、パーソナライズされた学習ダッシュボードを提供し、学習者は自分のペースで学ぶことができます。学習対象としては、数学、科学、コンピューティング、歴史、美術史、経済学など幅広い教科やK-14、試験対策(SAT、Praxis、LSAT)などを対象としています。また、保護者や教師向けにも無料のツールを提供し、子供や学生の学習状況を把握し、サポートするための支援をしています。

◎製品の機能

  • パーソナライズされた学習ダッシュボード
  • ゲーミフィケーション機能
  • 自動練習問題作成機能
  • 自動採点機能
  • 自動成績トラッキング

◎製品の特徴

  • 教育者と高校生の双方にとって学習リソース・プラットフォームの先駆者である
  • 学習者の理解を促進するパーソナライズされた学習を提供している
  • 幅広いコースを提供し、幼稚園から高校までの教育だけでなく、SAT試験対策や個人金融などのコースも
  • NASAなどと提携した高度な科学コースを提供している

カーンアカデミーでマイクロラーニングを実践しましょう!

3.TED-Ed

TED-Ed

TED-Edは、教育支援のためのビデオ教材を提供する有限責任会社TEDが提供するサービスです。2012年から始まり、「Stay curious(好奇心を持ち続けよう)」を合言葉に、世界中の学習者に対して提供しています。TED-Edは、小学生から大人まで幅広い層を対象にした無料のアニメーション動画チャンネルで、比較的やさしい英語を活用しています。動画の再生時間は5〜6分程度で、約2,200本の動画のうち約70%が6分以内の短い動画です。12のジャンルに分かれ、健康やアート、科学など様々なテーマが提供されており、自分の興味に合った動画を見つけて楽しく学習することができます。

◎製品の機能

  • 80ヶ国語以上の言語に対応している
  • 2種類のディクテーションができる
  • 動画再生モードでは日英のスクリプトが同時に読める

◎製品の特徴

  • 英語学習に適していて、幅広いテーマから興味のあるものを選んで学ぶことができる。
  • 1本ずつの動画が短く、5分程度で要点を学ぶのに適している。
  • アニメーションが使われており、内容の理解を助ける。
  • ナレーションの発音がわかりやすく、英語の聞き取りやすさに配慮されている。
  • 英語の字幕が利用でき、聞き取りやすい発音を身につけるのに役立つ。
  • TED-Edの動画はYouTubeで公開されており、スピードコントロール機能や字幕表示機能がある。

TED-Edでマイクロラーニングを実践しましょう!

効果的なマイクロラーニングの作り方・実践方法

効果的なマイクロラーニングの作り方・実践方法

これまでの説明を踏まえ、ここでは従業員向けに効果的なマイクロラーニングコースを作成するための4つのステップを通して、具体的な作り方と実践方法について解説します。

1.マイクロラーニングを導入する目的を明確にする

まず第一に、学習者を明確に定義し理解することが重要です。学習コンテンツがどのような人々にとって有益かを把握し、そのニーズに合わせてコースを作成することが必要です。学習者が既に知っていることや知らないこと、テクノロジーにどれだけ精通しているかなどを考慮しましょう。

2.学習目標を設定する

マイクロラーニングコンテンツを作成する前に、学習目標を明確に設定することが重要です。学習目標は単一であり、できるだけ具体的であるほど良いです。コース終了時に学習者が得るべき新しい知識やスキルを正確に把握することは、コース作成プロセスを効率化し、不要なコンテンツを含めないようにするために重要です。

3.コンテンツを作成する

マイクロラーニングは、短い時間で理解できるように設計されています。効果的なマイクロラーニングコンテンツの長さは、2分から7分程度とされています。また短い時間で学習を行うという点を踏まえ、マイクロラーニングコンテンツを作成する際は、学習者が簡単に内容を把握し、明確な要点を得られるようにすることが重要です。

(1)学習者が経験していることは、具体的にイメージしやすい

コンテンツ作成取り組む際に意識したいことは、「学習者は関連性のあるコンテンツにおいて理解を深めることができる」ということです。学習者が職場で遭遇する可能性のある実際のシナリオを考え、それを例に挙げることで、学習者が自らの経験に学んだ知識を適用しやすくなり、知識の定着にも繋がります。

(2)学習者に伝わりやすく、日々活用している言葉や用語を使用する

学習者が日常生活で使う言葉や文体でコミュニケーションを図ることで、関連性が高まります。マイクロラーニングコンテンツを作成する際は、これらを利活用して、学習者に素早く内容を伝えることが重要です。

4.コンテンツを改良し続ける

コンテンツを短く、特定のポイントに焦点を当てるだけでは、学習者の集中力を保つことができません。テキストとバランスを取りながら、見やすく、理解しやすくするために、視覚的な要素やインタラクティブな要素を取り入れることが重要です。ビデオを使用すると、視覚的および聴覚的な学習体験を提供し、学習者の定着率を向上させることができます。

参考:6 steps to create effective microlearning courses

マイクロラーニングを実践し、効果的な学習や研修を実現しましょう

マイクロラーニングを実践し、効果的な学習や研修を実現しましょう

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。この記事で、読者の皆様に理解していただきたかったことは、「マイクロラーニングは、短時間で特定のスキルや知識を効率良く取得することを目的としたものである。」ということです。そして記事内では、マイクロラーニングを実践するための多くの要素を解説しました。マイクロラーニングは、学習者がスキマ時間などに、適宜学習できるスタイルなのが大きなメリットです。そのメリットを生かし、効果的な学習や研修を実現するためにも、作成するコンテンツの内容や形式は慎重に作成に取り掛かることが求められます。

また、この記事ではマイクロラーニングのコンテンツをさらに効果的に利活用するためのおすすめ製品やプラットフォーム、さらにはそれらの比較ポイントまで解説しました。マイクロラーニングの実践中にも、常にこの記事に立ち戻り、自社において効果的な学習や研修を実現してください。

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