多彩なソリューションでデジタル化やDXを後押し~企業が抱える課題を柔軟に解決するテックウインドの強みとは? ~
最終更新日:2022/03/22
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『デジタル化の窓口』は、この国のデジタル課題「2025年の崖」に備えるため2022年にサービスをスタートしました。1,500以上のIT製品、4,000以上の導入事例を掲載し、特長・選び方を分かりやすく整理して解説することで、自社に最適な製品・サービスを見つけるお手伝いをする紹介サービスです。
目次
商社でありながら技術部を保有し デジタル化やDXをサポートする
企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれて久しいが、依然としてその取り組みに悩む企業はまだまだ多い。また、コロナ禍への対応として新しいソリューションを導入したものの、効果的なDXにつながっていないケースもあるだろう。このような状況にあって、悩める企業の強い味方となってくれるのがテックウインドである。
テックウインドは、世界100社以上のメーカーの商品を輸入・販売するPC関連機器専門の商社。インテルやマイクロソフト、ASUSなど、世界のトップメーカーからの信頼も厚く、幅広い製品や最新テクノロジーを日本のユーザーに届けている。
一方で、商社でありながら技術部も保有するユニークな側面を持っている。この技術部では、新規事業としてサブスクリプションタイプの「DaaSサービス」を立ち上げ、IT機器の導入から保守や日々のサポートまでに対応。さらに近年はソフトウェア開発にも取り組んでおり、ハードとソフトを組み合わせたソリューションなども提案することで、デジタル化に悩む企業を手助けしている。
DaaSサービスの立ち上げにも参画し、現在はさまざまな企業の相談窓口となっているのが、テックウインド 営業本部 技術統括部 ソリューション開発グループ セールスエンジニアの中花秀和氏である。中花氏によれば、デジタル化やDXの相談に来る企業には「業種の傾向があまりなく、とても多種多様だ」とのこと。また、企業規模は200人以下の中小企業がメインで、とくにその企業の情報システム部(以下、情シス)は「人材不足であったり、業務過多になっていたりするケースが少なくない」という。
さらに、このような状況では当然、情シスは課題の掘り起こしや具体的な対策にまで手が回っていないことから、危機感を抱いていても「相談内容はどうしても漠然としたものになってしまう」そうだ。そこで中花氏は、相談に来た企業の“もう1人の情シス”となり、それぞれの状況や条件などを見極めて、最適なソリューションを提案している。
得意のハードウェア提供はもちろん ハードとソフトを組み合わせた事例も
企業から相談を受けた際、中花氏はまず顧客から大まかな要望を聞き、そこからじっくりと話し合うことで課題を1つ1つ掘り起こしていく。そして、それぞれの課題が「すぐに解決できるものなのか」や「長期的に取り組んでいくべきものなのか」などを判断して分類し、現状の業務になるべく負担のかからないやり方で業務改革に取り組んでいくことになる。
また、実際に業務改善を進めていくと、そこから新たな課題が見えてくることも当然あるため、いわゆる“アジャイル開発”に近いやり方を採用。しっかりとした要件定義を作ってしまうと、むしろかゆいところに手が届かないケースも起きることから、そういった点も踏まえて柔軟に対応できるように心がけている。
具体的には、「社内のIT機器の管理やサポートが上手くいっていない」といった内容の相談はとても多いという。実際、100人規模の企業で情シスが1人しかいない状況では情シスに負荷がかかり過ぎており、とても「社内のデジタル化やDXに取り組む余裕がない」というわけだ。
そこでテックウインドでは、得意分野であるハードウェアの調達をサポートすることで情シスの負担を軽減させるとともに、必要に応じてデジタル化やDXにつながるような新しい提案にもつなげている。
別の例では、ある企業の各部署が別々のシステムを利用しており、互いのデータをスムーズに連携できていないケースがあった。このようなシステム環境では、情シスの負担が増えるのはもちろんだが、サポートを受けるためには「それぞれのシステム提供先に連絡しなければならない」との課題もあった。こうした案件はソフトウェア寄りのケースとなるが、テックウインドでは豊富な取り扱い商品の中から一元管理できるソリューションを提案し、問題解決と利便性の向上にひと役買った。
そのほか、ユニークな例としてはハードウェアとソフトウェアを組み合わせた「お経の教育システム」がある。これは、全国の僧侶に対して、動画や音声などでお経を覚えてもらうシステムを、アプリケーションとタブレット端末をセットにしたソリューションで提案したものだ。現代ならではの珍しい事例だが、「伝統あるもののデジタル化」を実感させられるケースといえる。
これに加えて、「多様性のある解決策を提案する」ことも、中花氏が心がけているポイントの1つである。この心がけは、幅広い商品を取り扱うテックウインドだからこそ実現できる強みといえるだろう。また中花氏によれば、テックウインドには「顧客が必要としてるものであれば、すぐにお取り扱いを始める代理店になる」という“フットワークの軽さ”もあるとのこと。実際、最近では顧客の要望に応じて「AIによる動体検知機能に対応した監視カメラレコーディングソフトウェアカメラも取り扱うようになった」そうで、こういった対応力も大きな強みとなっている。
一方で、中花氏自身のデジタル化やDXに対する意識も非常に高く、現在は自分で使うための営業システムを独自に開発している。このシステムを開発しようと思ったきっかけは、自社のシステムに「ちょっとした使いにくさ」を感じたからだ。
不満というほどではないものの、いくつの部分で「かゆいところに手が届いていない」と感じたことから、現場のニーズに即した使い勝手の良いシステムを開発。しかも、そのシステムは自分用に作って終わるわけではなく、ゆくゆくは「自社の既存システムに代わるような完成度を目指しており、将来的には顧客への提供も視野に入れている」とのこと。その行動力や探求心には、目を見張るものがある。
テックウインドでは現在、AI開発などにもその領域を広げている。すでに筑波大学との産学連携で、WebカメラとAIを活用した「感情分析ソリューション」の開発に着手しており、将来的には社員のメンタルケアや営業研修などへの活用を見込んでいる。クラウド系サービスの拡充含めて「この2つの分野にも注力していく」と中花氏は話してくれた。
中花氏とソフト部門が独自に開発している営業システム。シンプルさや使いやすさを重視しつつ、企業ロゴや社判のサイズを変更できるなど、細かいところにも柔軟に対応できる仕様になっている。
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