人生100年時代を拓く 健康支援ソリューションをクラウドで提供
最終更新日:2025/08/28
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日本事務器では、以前からオンプレミス型の健診システム「CARNAS(カルナス)」を提供してきた。しかし、病院や健診施設ごとにカスタマイズが必要なオンプレミス型のシステムは高額になることから、中小のクリニックにおいては導入のハードルが高かった。そこで、低コストで利用できる、健康診断結果の報告書作成に特化したクラウド型の健診システムの提供を始めた。さらに、オンプレミス型の健診システムの機能をクラウドに置き換えるサービスを提供するなど、積極的に医療機関向けクラウドソリューションの開発に取り組んでいる。同サービスの企画・推進を担う徳永勝哉氏に聞いた。
クリニックなどの医療機関や検査会社がクラウドに注目
業種別にさまざまなソリューションやサービスを提供する日本事務器の医療機関向けソリューションには、「CARNASクリニック」という健診結果報告書の作成に特化したサービスと、「CARNAS&g(カルナスアンジー)」というクラウド型の健診システムがある。徳永氏はこれらの違いについて、「CARNASクリニックは、現在Excelなどを使って時間をかけて作成している健診結果報告書を、簡易に作成することを可能にします。自動判定処理などによって医師の手間を軽減しながらも、受診者が理解しやすい報告書の作成を目的としています。一方のCARNAS&gは、健診業務全体を効率化するサービスです。契約管理や請求周りなど健診業務に必要となるさまざまな機能を提供しており、当社で以前から提供しているオンプレミス型のシステムとほぼ同等の機能を有します」と説明する。
現在、クリニックや検査会社などで、こうしたソリューションへのニーズが高まっているという。その背景について、徳永氏は「健診業務がシステム化されておらず、報告書の作成の手間や時間を減らしたいという課題を抱えるお客様が多いことが挙げられます」と説明する。それによって、「CARNASクリニック」は院長や医師から相談を受けたり、出入りの検査会社が院長や医師から依頼されて問い合わせが来るケースも多いという。

「CARNASクリニック」の強みは、初期費用0円、月額利用料9,000円(税抜)から利用できることだ。低コストで提供できる理由はどこにあるのだろうか。「機能を絞り込んだだけでなく、お客様自身がWeb上で無料体験に登録して、2カ月間自由に使ってもらった後に継続の有無を決めるLP(ランディングページ)を採用しています。これによって、営業に関わる手間を限りなく削減しているためです」と徳永氏は述べた。
一方、「CARNAS&g」については、「クラウドでのシステム入れ替えを検討しているというご相談をいただくケースが多いです」と徳永氏は説明する。とはいえ、3年ほど前まではクラウドはセキュリティ面から敬遠されることが多かったという。「今はその心配も無くなったことから、お問い合わせをいただくことが増えました」と、マーケットの変化についても徳永氏は述べた。「CARNAS&gの強みはマルチテナント型のネイティブクラウドサービスであることと、国が健診結果データを標準化する動きがある中、順次対応できるサービスであることです。従来、健診システムは施設ごとにカスタマイズが必要で、導入のハードルが高かったのですが、今後はデータの標準化によって、安価なクラウドでの利用が増えていくと見ています」(徳永氏)
「お客様に気づきを与えること」をコンセプトに
実際に「CARNASクリニック」を導入する医療機関においては、以前はExcelで健診結果報告書を作成していたため医師の負担が大きく、夜間や休日に対応することも多かったという。もともと、健診結果報告書は医師でなければエントリーできなかったが、「CARNASクリニック」が自動判定を行うことで、初期判定まではスタッフでもエントリーできるようになった。「医師は自動判定された結果を見て、必要に応じて修正すればいいので、大きく負担が減らせました。これによって、休日に働かなくてよくなったことを喜んでいただく声が一番多いですね。また、単なる表形式ではなく、見やすくデザインされた健診結果報告書を渡せるようになったので、受診者からも診断結果が分かりやすくなったと喜ばれているそうです」(徳永氏)。
一方、従来から日本事務器がオンプレミスで提供していた「CARNAS」をクラウド型の「CARNAS&g」に切り替えた医療機関では、以前から院内の基幹システムをクラウド化したいというニーズがあった。その理由の1つが「サーバ運用の管理を、内部スタッフから手放したい」ということだったが、一足飛びに電子カルテまでクラウド化するのはハードルが高い。そこで、「まずは部門システムからチャレンジしたいとの要望がありました」と徳永氏は振り返る。
本稼働から1年が経過した頃に導入後のインタビューを行ったところ、「クラウドであることを意識せずに使えていたそうです」と徳永氏は述べる。また、導入後にトップ画面にダッシュボードやメモ帳などといった機能が新たに追加されたことで、「院内での情報共有が活発になることに気づかされた、との評価もいただいています」という。日本事務器では、「CARNAS&g」のコンセプトに「お客様に気づきを与える」ことを掲げているが、「お客様に、ファーストインプレッションで気づいていただくように、トップ画面を見れば一目で、今日は何をやらないといけないのかや、積み残した課題はなんだったのかなどを共有できるようにしました。そのコンセプトを評価いただいていることも嬉しいですね」(徳永氏)。

人生100年時代を支援する仕組みを提供したい
日本事務器では、「our baby(私たちの赤ちゃん)」という言葉がよく使われているという。その意味について徳永氏は、「業務によっていろいろな意味があるのですが、私のように、日々さまざまな企画を考えている立場の人間にとっては、“新しく作ったもの、生まれたものをみんなで育てましょう”という考え方になります」と述べる。「CARNAS&g はまだ生まれたばかりのサービスなので、べンダーさんやお客様と一緒になって育てていきたいと思っています。実際にお客様から『ここは変えた方がいいよ』とか、『こういう機能があった方がいいよ』と教えていただくことも多いので、一緒に育ててもらっている感覚を持っています」(徳永氏)

今後の展望に関しては、特に標準化への対応に力を入れていきたいという。「CARNAS&g は、国が進める標準化に必ず従いますので、データをきちんと整理して収納しながら分析し、受診者のみなさんが健康になる仕組みを作りたいと思っています」(徳永氏)。そして、クラウドに存在するさまざまな健康アプリと、APIでCARNAS&gをつないでいきたいという。「それによって、CARNAS&gを皆さんの健康管理のためのインフラにしたいという思いがあります。そこに到達するまでは遠い道のりがありますが、変わらずにその思いを持ち続けようと思っています。さらに、健康寿命の延伸が鍵になる、人生100年時代を実現する仕組みの提供も、本気でやっていこうと考えています」(徳永氏)
健康支援ソリューション CARNAS
日本事務器株式会社
https://www.njc.co.jp/
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