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1600社が導入したワークフローシステムの生みの親が語る、DX化と働き方の今とこれから

目次

「情シスじゃない私でも、ワークフローをDXできた」「社内の業務が劇的に変わった」。そんな声が続々と届いているのが、コラボスタイルが開発・提供するワークフローシステム「コラボフロー」だ。プログラミングの知識がない人でも、自社や業務の状況に合わせて申請、承認、手配などのワークフローのデジタル化が実現できる設計が特徴である。本記事では、製品の裏側にある開発ストーリーや市場の変化、そして今後のビジョンについて、同社CIOであり、コラボフローの生みの親である波多野謙介氏に話を聞いた。

ワークフローとの出会いと開発への想い

コラボスタイルでは、「ワークスタイルの未来を切り拓く」という企業理念のもと、一人ひとりが「働きがい」をもって働けるオフィス創りや、 業務効率化と働き方改革を支援するソリューションを提供している。主力製品のクラウド型ワークフローシステム「コラボフロー」は、プログラミング不要で誰でも簡単に業務プロセスをデジタル化できることから、これまで1600社以上に導入されている。また、オフィス環境や組織文化の変革を支援する「ワークスタイル事業」も展開し、デジタルとリアルの働く場所の両面から企業のDX推進をサポートしている。

プロダクトづくりを統括する取締役CIO(Chief Innovation Officer)である波多野謙介氏は新卒でグループウェアを開発する会社に営業職として入社した。「お客様と会話をしているときに、『ワークフローを改善したい』という話をいただいたのが原点でしたね」と当時を振り返る。プロジェクトに携わるうちにワークフロー改善の奥深さや可能性に魅了されていった波多野氏。たどり着いたのは、「誰でも使える、誰でもつくれる」ワークフローシステムの開発だった。同社の代表取締役社長兼CEOである松本洋介氏と出会い、「コラボフロー」をプロダクト化したのだ。

これまで申請や承認、手配といったワークフローに関わるシステムは情報システムの人しか構築できなかった。コラボフローはどなたでも、例えば『Excelなら使えるんだけど……』というレベルの方でもご自身でワークフローをデジタル化できるのです」と強みを語る波多野氏。Excelで作成した帳票や申請書をそのままWebフォームに変換でき、実際に現場の事務スタッフが1ヶ月で10以上の社内業務をデジタル化したという事例はよくあるそうだ。「誰でも扱える設計」を実現するために、操作画面の直感性やガイド機能の充実にもこだわってきた。

使い方も多様だ。例えば、注文書を受けたあと納品・請求までの一連の流れをすべてコラボフローで処理する企業もある。部門をまたいだ業務連携もスムーズになり、「業務の見える化」と「属人化の排除」にもつながっているという。例えば62.2%の業務時間削減に成功した、1週間以上かかっていた決裁時間が最短1日に短縮できた、申請業務を50%以上削減したといったように、劇的に業務を改善した事例も豊富にある。

ワークフロー、働き方のこれまでと現在

コラボフローがリリースされたのは2013年。それに先立ち、パイロット版をある企業に提供し、何度もユーザーの声を聞いて改良を重ねてきたという。「毎日のようにユーザー様のもとに足を運びましたよ。製品の欠点を指摘していただき、良くなれば喜んで広めていただける。本当にありがたいですね。現在でもコラボフローを愛用いただき、コラボフローユーザーが集まるコミュニティイベントにも参加されています」と語る波多野氏。 「誰でも使える」にこだわり続け、ユーザーの声に真摯に耳を傾けながらコラボフローを進化させてきたのだ。

人々の働き方を大きく変えた新型コロナ。同社にとっても大きな転機となったようだ。2020年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い大幅な行動規制が敷かれ、企業はリモートワークの導入を余儀なくされた。「当時は皆さんパニックでしたね。在宅勤務でもワークフローが回せる仕組みをとにかく整えなければならない。そのなかでコラボフローに着目いただき、急いで導入されたケースが多かったですね」と波多野氏は振り返る。

2023年頃には感染も落ち着き、リモートワークと出社勤務が混在する“ハイブリッド勤務”が定着した。ワークフローシステムを使いこなす企業も増え、「うちには合っていない」「もっと現場主導で使えるものが欲しい」というリプレイス需要が目立つようになったそうだ。

そして2025年は「現場発DXの時代」に入っているという。SaaSやクラウドツールに対するリテラシーが高まったことで、実務担当者が「こんなフローを構築したい」「今のやり方を見直したい」と考え、能動的にシステムを探すようになってきたという。比較的IT投資が遅れているといわれる業種や業態の企業・団体からも引き合いが増えているそうだ。加えて、すでにコラボフローを導入しているユーザーからの「口コミ」をきっかけに問い合わせをしてくる見込み客も増加しているとのことだ。

人と人、会社と会社、仕事と仕事をつなぐ――コラボフローが目指す「これからの働き方」

コラボフロー は現在、「あらゆる仕事をつなぐプラットフォームになる」をビジョンに掲げ、プロダクトの進化を加速させている。特に注力したいと考えているのは、会社の“外”とつながるワークフローの構築だ。これまで社内で完結していた承認・申請・手配の流れを、取引先や顧客とも連携できるようになれば、より広い業務範囲を効率化できる。「例えば、顧客がスマートフォンから問い合わせフォームを送信するだけで、社内での承認プロセスが始まる。そんな“フローの入り口”を社外にも広げていきたいですね

モバイルでの使い勝手の強化や、画面デザインの刷新にも取り組む。PC環境が整っていない人でも、スマートフォンからスムーズに使えるようにすることで、より多様な職場・立場にフィットする設計を目指すという。

さらに、今後コラボフローの拡張機能を、外部のパートナーが独自に開発・提供することを可能にする「プラグイン機能」の展開も視野に入れている。 これが実現できれば、業界・業種ごとのニーズに応じてコラボフローの機能を拡張したり、外部のパートナーがコラボフローをプラットフォームとしてビジネスを展開したりと、 コラボフローの可能性は今後さらに広がっていく。

一方で、波多野氏が力強く語るのは「人」の価値だ。「ユーザーと心からつながる」ことをミッションに、全国の導入企業と継続的な関係を築いている。「ワークスタイルの未来を支える会社でありたい。そのためには、ツールだけでなく、“人との接点”を大事にすることが必要なんです

象徴的なのは、同社が主催するユーザーイベント「コラボフェス」だ。直近では2024年12月に開催され、リアルで100名、オンラインで400名が集結。製品活用事例の共有や最新アップデートの紹介に加え、開発メンバーやカスタマーサクセスチームと直接対話できるブース、技術的な相談コーナーも設けられ、現場での課題や工夫を同社や他社とリアルに共有し合う場となった。ユーザーと同社とのつながりがより強固になり、双方にとってかけがえのない機会となった。

例えば1枚の帳票を電子化する、FAXでやりとりしていたものをオンライン化する。こうした“はじめの一歩”にこそ、コラボフロー は最適なプロダクトといえる。DXを難しく考えすぎる必要はありません。最初の一歩は“やってみる”こと。そこから、『あ、自分にもできるかも』と思えることが大事なんです。コミュニティに来ていただいてもいいし、製品デモを見ていただいてもいい。まずは触ってみてほしいです」波多野氏は最後に、こう締めくくった。

育児、介護、病気……働く人のライフステージは常に変化していく。そうした変化に寄り添いながら、“今の自分に合った働き方”を支えられる仕組みを提供する。一方で、企業が営利を追求する場であるのは言うまでもない。ワークフローによって働く人の利益も、会社の利益も両立させたい。そんな想いが、同社のプロダクトと組織づくりの両面に込められている。

◎記事で取り上げられているコラボフローの詳しい情報はこちら

  • ワークフローシステム

    株式会社コラボスタイルのコラボフローは、申請・承認業務をデジタル化でき、直感的な操作性で使い手を選ばないクラウドワークフローです。導入社数1,600社以上で業界業種問わず利用されています。コラボフローを導入することで業務効率化やペーパーレスによるコストカット、働き方改革などを実現することができます。操作がかんたんで誰でも使いやすく、専門的な知識がなくても運用することが可能です。

    製品のおすすめポイント

    1 直感的にわかりやすく、簡単に導入が可能

    専門知識がなくてもExcelをアップロードするだけで簡単にフォーム作成が可能。だれでも修正や変更ができるため運用も安心。APIなど他サービスとの連携も充実。安心のワークフローシステムです。

    2 業務プロセスの効率化により業務効率が飛躍的に向上

    業務プロセスを効率化することで、無駄の削減、進捗の把握などが可能です。業務本来の効率が飛躍的に向上します。コラボフローはモバイル対応です。外出先からも処理が可能です。外出予定の合間のカフェでも落ち着いて処理を行えます。どこからでも承認できるので、なかなか事務所に来られない承認者でもスムーズに承認可能です。

    3 ペーパーレスでコストカット、あらゆるコストを削減

    紙での運用を無くすことで単純な紙の費用だけではなく印刷やスキャン、保管や運搬などあらゆるコストを削減できます。コラボフローはペーパーレス化が実現できます。拠点を超えて即座に共有可能で紙を送るためのコストがなくなり、保管スペースも不要になります。書類の全ての項目が検索対象にできるので必要な書類はすぐに見つかります。

    ソフト種別 クラウド型ソフト
    基本的な機能 ワークフローシステム 外部連携 代理申請・承認 印影表示機能 入力制御機能 承認放置アラート 申請フロー設定 申請ステータス表示 インポート・エクスポート マルチデバイス対応
    サポート メール
    トライアル 有り
    最低利用期間 1ヵ月
    よく導入している業種 製造 医療・化学 IT・情報通信 公共機関・非営利団体 教育
    運営企業:
    株式会社コラボスタイル
    本社:
    愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋36階
    創立:
    2013年7月
    代表者名:
    松本 洋介
    資本金:
    ¥50,000,000
    URL:
    https://www.collabo-style.co.jp/company/
    導入事例24件をみる

 

コラボフロー

コラボフロー 顧客満足度No.1の誰でも使いやすいワークフローシステム
https://corp.collabo-style.co.jp/

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