製品を導入することになった背景

昭和電機株式会社は、産業用電動送風機の国内トップメーカーとして、多岐にわたる製品を提供しております。しかし、働き方改革の推進とともに、定時退社の推奨など従業員の労働環境改善に取り組んでいた同社は、残業時間の削減が課題となっていました。業務効率化の一環として、定型的なパソコン作業を自動化するRPA(Robotic Process Automation)の導入が検討され、これが製品導入の大きなきっかけとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

昭和電機株式会社では、従業員の残業時間削減を目指す中で、効率的な業務運用の必要性が高まっていました。特に、総務担当者が行っていたタイムカードの打刻漏れチェックや、個別の注意喚起メール送信など、時間と労力を要する作業が多く存在していました。これらの業務プロセスの効率化が急務とされ、業務自動化ツールの導入が必要とされていました。

導入前の課題に対する解決策

同社は、多くのRPAツールを比較検討した結果、ユーザックシステムの「Autoブラウザ名人」と「Autoメール名人」を導入することに決定しました。これらの製品は、必要な機能を適切に備え、導入コストも抑えられる点が評価されました。また、導入後のサポート体制の手厚さも、この製品を選んだ理由の一つです。RPA導入により、勤怠管理の自動化など、初期段階からの業務改善が期待されました。

製品の導入により改善した業務

RPA導入により、勤怠管理の自動化をはじめ、請求書の確認業務や顧客への納期回答業務など、複数の業務プロセスが効率化されました。特に、納期回答業務の自動化により月間92時間、請求書の確認業務により月間6.7時間の作業時間が削減され、これらの改善により月間98.7時間の時間削減が実現しました。さらに、RPA化が完了した21業務により、月間140時間の時短効果が確認されています。これらの成果は、RPA導入の効果を明確に示すものであり、今後の業務効率化への更なる期待が寄せられています。