製品を導入することになった背景

東映アニメーション株式会社は、国民的人気アニメ「プリキュア」をはじめとする多数のヒット作を手掛けています。その成功の背景には、制作現場の生産性を向上させるためのITツールの積極的な導入がありました。特に、クラウドを活用したコンテンツ・マネジメントサービス「Box」は、制作現場を支える重要なツールとして位置づけられています。

導入前に企業が抱えていた課題

東映アニメーション株式会社は、重い画像や映像データを頻繁にやりとりする業種であり、そのデータの送受信や共有に関する課題を抱えていました。特に、外付けHDDにデータを入れて郵送でのやりとりが行われていた時期もあり、効率的なデータの管理や共有が求められていました。

導入前の課題に対する解決策

東映アニメーション株式会社は、「Box」をトライアル導入していた際に、ある重大なトラブルが発生しました。具体的には、「セーラームーン」リメーク版の制作中に、フィリピンの子会社からのデータ送信中にネット回線が落ちるという事態が発生。このトラブルを「Box」を使用して迅速に解決したことから、正式に「Box」を導入することを決定しました。このツールは、ストレージ容量が無制限であり、様々な形式のファイルを直感的に共有できる点が特徴です。

製品の導入により改善した業務

「Box」の導入により、東映アニメーション株式会社は、重い画像や映像データを容量を気にせずに送受信できるようになりました。また、拡張子を問わずに美しい画像でプレビューを再生する機能や、スタッフ同士が画像ファイルを共有し、共同で閲覧・編集することが日常的に行われるようになりました。これにより、制作現場の効率が大幅に向上し、さらなるヒット作の制作に貢献しています。