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【2024年版】キッティング作業を自動化するツールを紹介

目次

多くの企業にとって、PCを配布する際の手間、コストが課題となっています。PCキッティングを手作業でやろうとすると膨大な時間がかかり、ミスも発生しやすくなります。キッティングを自動化するツールを活用することで、効率は大幅に上がりミスは減ります。そこで今回は、キッティング作業の負担を減らすためのキッティングツールについて解説していきます。

【2024年】クローニングツール7選比較!導入事例も紹介!

「クローニングツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • 安否確認システム
    • クローニングツール
    • クラウドに複製可能
    • PXEサーバー使用
    • 環境復元システム
    • マルウェア対策
    • 起動ディスク使用
    • ライセンス使用
    • USBメモリ使用
    • エージェント使用
    • 国内メーカー
    • パーティションのサイズ変更可能
    • クローニング後のサポート
    • マスターデバイス作成不要
    • 破損データ復元可能
    • 紛失データ復元可能
    • 大量の同時導入可能
    • ログ機能
    • データ消去機能
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
初期費用 要相談
利用期間の最低制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用期間の最低制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
ライト 50000円/月
スタンダード 100000円/月
プレミアム 150000円/月
利用期間の最低制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンドアロン版 要相談
ネットワーク版 要相談
クローニング版 要相談
利用期間の最低制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用期間の最低制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
Pro 8900円
備考
個人ユーザー用
30日間以内なら全額返金可能
Pro永久ライセンス 15125円
備考
個人ユーザー用
30日間以内なら全額返金可能
Technician 35880円
備考
法人用
30日間以内なら全額返金可能
利用期間の最低制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
Essentials 4470円
Advanced 4750円
Premium 10635円
利用期間の最低制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
利用期間の最低制限無し
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
100ライセンス 5万円
備考
基本的には、100ライセンスをセットで購入することになります。
1ライセンス当たり500円
1000ライセンス 20万円
備考
1ライセンス当たり200円
利用期間の最低制限無し
オンプレミス型ソフト パッケージ型ソフト なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
ライセンスをいくつ購入するかによって金額が異なります。
利用期間の最低制限なし
クラウド型ソフト オンプレミス型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常版 4100円
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Standard 0円
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
Paragon Hard Disk Manager 17 Professional 1台版 5,364円
Paragon Hard Disk Manager 17 Professional 3台版 6,182円
制限なし
パッケージ型ソフト 
電話 / メール / チャット /

価格や製品機能など、見やすい一覧表から、気になる製品をまとめてチェック!

キッティング/キッティングツールとは

キッティングとは簡単に言うと、業務に使用できる状態までデバイスを設定する作業の事です。キッティングツールを使用することで、その作業を自動化できます。以下で、詳しく解説します。

キッティングとは

PC初期化、OSインストール、ネットワーク設定、プリンタ設定、ウイルスソフト、ライセンスアクティベーション、社内ドメイン参加といった最初の設定作業の事を指します。手作業で行った場合、1台あたりに3時間以上かかるとされています。また、ヒューマンエラーも起こりやすいです。仮に1つでも設定ミスがあった場合、もう一度キッティングをしなければいけないこともあります。設定ミスが発生しないよう、慎重に取り組む必要があります。

ッティングツールとは

キッティング作業を自動化するためのツールです。このツールを活用する事によって、複雑なキッティング作業を効率化することが可能です。そのため、キッティング作業を行う際に非常に役に立つツールであると言えます。

【2024年】キッティングの作業内容とは?アウトソーシングについても解説

キッティングツール導入のメリット・デメリット

ここでは、キッティングツール導入のメリット、デメリットについて解説します。実際に導入する際に参考になれば幸いです。

キッティングツール導入のメリット

キッティングツール導入のメリットは以下の3つです

  1. キッティング作業を自動化できる
  2. IT資産の管理も可能
  3. ミスを減らすことができる

1.キッティング作業を自動化できる

先ほども述べたように、1台のPCを手作業でキッティングしようとすると、3時間以上かかります。これを100台のPCに行おうとすると、膨大な時間がかかります。キッティングツールを使用することで、この時間を半分以上減らすことができます。

2.IT資産の管理も可能

キッティングツールには、PCのキッティング以外の機能がついていることが多いです。個人情報消去機や、キッティング状況の管理機能などがついています。そのため、キッティングだけでなく、IT資産の管理も効率的に行えるようになります。キッティングツールを導入したことによって、PCに関する業務が大幅に効率化します。

3.ミスを減らすことができる

キッティングツールによってキッティングを自動化すれば、ミスを少なくすることができます。そのため、PCの配布を計画通りに行えるようになります。周囲の企業や従業員からの信頼の構築にもつながります。

キッティングツール導入のデメリット

導入のデメリットは以下の3つです

  1. 情報漏洩に注意が必要
  2. 場所をとってしまうことがある
  3. 扱うのが難しい

1.情報漏洩に注意が必要

キッティング作業が自動化できれば、企業の機密情報を個人が扱う必要が無くなります。そのため、作業が簡単になる一方で、個人情報等の重要なデータの取り扱いが雑になってしまうことがあります。情報漏洩を防ぐためにも、機密情報の取り扱いに十分注意すべきであるといえます。

2.場所をとってしまうことがある

キッティングツールの中には、サーバーを設置する必要のあるものがあります。サーバーが場所をとってしまい、スペースを圧迫してしまうことも考えられます。そのため、導入しようとしているキッティングツールがどのようなタイプかを事前に把握しておくことが重要です。キッティングツールの中には、USBメモリやディスクを利用するタイプもあるため、どちらが適切かを考えることも重要です。

3.扱うのが難しい

キッティングツールを扱う事は難しいため、使いこなせるようになるまで時間がかかる場合があります。その場合、手作業で行うよりも時間がかかってしまうという可能性があります。社員の能力やキャパシティーに合ったキッティングツールを導入することが重要です。

キッティング作業の手順

ここでは、キッティングの手順について解説していきます。キッティングを行う場合、様々な方法が考えられます。今回は一般的なものを紹介するので、是非参考にしてください。

キッティングは以下の4ステップで行われます。

  1. 機器を開梱、通電し、周辺機器を接続
  2. OSのインストールといった初期設定を行う
  3. アプリケーション、セキュリティソフトのインストール
  4. 管理台帳への登録

1.機器を開梱、通電し、周辺機器を接続

PCやその周辺機器は工場から出荷されて、梱包された状態で運ばれてきます。まずはそれらを開梱し初期状態を確認することが大切です。もし製品に不備があった場合にトラブルにつながるため、初期不良の有無を必ず確認するべきです。その後PCに通電し、周辺機器を接続しましょう。

2.OSのインストールといった初期設定を行う

次に初期設定を行います。最初に行うべきことは、OSをインストールすることです。出荷されたばかりのPCにはOSがインストールされていません。まずは、OSをインストールしましょう。他にも、PCの初期化、ネットワーク設定、プリンタ設定、ライセンスのアクティベーション、社内ドメインへの参加などを行う場合もあります。初期設定はやるべきことが多く、ミスも最も起こりやすいです。ミスが起こらないよう、丁寧に作業を進めていくことが大切です。

3.アプリケーション、セキュリティソフトのインストール

業務に必要なアプリケーション、セキュリティソフトをインストールしていきます。特にセキュリティソフトのインストールは大切になります。ウイルス、マルウェア感染を防ぐために、必ずセキュリティソフトをインストールする必要があります。

4.管理台帳への登録

PCを配布する際に、管理台帳へ登録することも重要です。PCにどのような設定を行ったか、誰がどのPCを利用しているか、どれくらいの期間使用しているかなどを記録します。これによって、PCの管理を行いやすくなります。また、キッティング作業中に起こるミスも減らすことができます。

キッティング作業の注意点

次に、キッティング作業を行う際の注意点について解説します。キッティング作業は複雑なので、この注意点に沿って慎重に進めてください。

注意点は3つあります。

  1. ヒューマンエラーに気を付ける
  2. スケジュール管理
  3. 情報漏洩対策を徹底する

キッティングを手作業で行う場合も自動化した場合も、ミスがあるとPCを配布できなくなってしまいます。その場合最初からキッティング作業をやり直さなければなりません、ミスを無くす工夫をすることが大切になります。

  • PCの設定が不正確
  • ソフトウェアが適切にインストールされていない
  • セキュリティソフトが正しく適用されていない

特にこれらのミスは発生しやすいため、注意が必要です。

2.スケジュール管理

100台以上のPCをキッティングしなければならない場合、膨大な時間がかかります。人手も多く必要になるため、キッティングのためのチームを組む場合もあります。この際無計画にキッティングを進めてしまうと、混乱を招いてしまうほか、期限内にキッティングが終わらないというトラブルも発生します。これらを防止するためにも、しっかりと計画を立ててキッティングを行うことが重要です。

3.情報漏洩対策を徹底する

キッティングの際に、重要なデータに触れなければならない場合があります。それらを流出させないように細心の注意を払う必要があります。情報漏洩対策としては、ハードドライブを物理的に破壊したり、セキュリティソフトウェアをインストールすることが大切です。データ消去機能を持つキッティングツールを採用することも有効です。

おすすめキッティングツール3選

この章では、おすすめのキッティングツールを紹介します。キッティングツール導入の際の参考にしてください。

紹介するのは以下の3つの製品です。

  1. Symantec Ghost Solution Suite
  2. 瞬快
  3. Paragon Hard Disk Manager 17 Professional(PHDM17Pro)

1.Symantec Ghost Solution Suite

出典:Symantec Ghost Solution Suite(GSS)とは?

Symantec Ghost Solution Suiteは、業界最高レベルの保護を実現しているキッティングツールです。全国の民間企業や自治体、PCキッティングセンターで使用されており、導入実績も豊富です。また、キッティングを自動化してくれるだけでなく、セキュリティの向上にも貢献してくれます。

  1. クローニングという手法を用いて、短時間で大量のPCをキッティング
  2. データ消去機能もついており、機密情報保護に貢献
  3. 1台のキッティング、複数台のキッティングどちらにも対応

クローニングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください!

【2024年】クローニングツール7選比較!導入事例も紹介!

【2024年】クローンとバックアップの違いについて徹底解説!

  • シマンテックのSymantec Ghost Solution Suiteは、キッティング作業を効率化することができるクローニングツールです。アプリをインストールして起動ディスクを作り、それを用いてパソコンを起動するだけでキッティングが完了します。そのため、1対1だけでなく、1対複数のクローニングも可能です。また、セキュリティ面も充実しています。社内パソコンを一元管理し、パソコン廃棄時に企業情報や個人情報を削除することが可能です。

    製品のおすすめポイント

    1 短時間で複数のパソコンを一斉にクローニング可能

    起動ディスクを利用することで、複数のPCに簡単にクローニングができます。まず、設定用PCにSymantec Ghostをインストールし、USBメモリやディスクに起動メディアを作ります。その起動メディアを用いてPCを起動するだけでクローニングが完了します。このように、複数のPCに簡単にクローニングができます。

    2 Gdiskによる個人情報、企業情報の保護

    このクローニングツールは、情報セキュリティ面で優れています。まず、シマンテックの管理コンソールによって社内パソコンを一元管理できます。また、米国国防総省準拠のGdiskというツールが付属しています。これを使用することで、パソコン廃棄時に企業内部情報や個人情報を完全に削除でき、情報漏洩を防ぐことができます。

    3 サポートも充実しており信頼性が高く、多くの場面で使われている

    このクローニングツールの導入後問題が発生した場合、その解決のサポートまで行ってくれます。そのため、信頼性が高く多くの場面で利用されています。民間企業では、PC、アプリケーションの新規導入時に使われています。また、学校のパソコン室や図書館でも積極的に活用されています。

2.瞬快

出典:FUJITSU ビジネスアプリケーション 瞬快

富士通の「瞬快」は、累計550万ライセンスを突破した環境復元ソフトであり、圧倒的なトップシェアを実現しています。元になるPCを1台キッティングすればそれを一斉配信できるため、キッティング作業が非常に早く完了します。さらに、PCへのリモート接続機能があり、利用状況をリアルタイムで確認できます。そのため、トラブル解決も容易になりました。

  1. 複数のパソコンのキッティング作業を高速かつ正確に実施
  2. PCへのリモート接続で、トラブル解決に貢献
  3. 累計ライセンスは500万を超えており、信頼性が非常に高い
  • クローニングツール

    富士通株式会社の瞬快は、多くのユーザーから選ばれているクローニングツールです。累計ライセンスは500万を超え、環境復元ソフトのフロンティアとして圧倒的なトップシェアを実現しており、学校や企業で、多数のPCを管理するために積極的に使用されています。また、近年瞬快の後継製品であるSystemwalker Desktop Restoreがリリースされました。これは瞬快よりも性能が良く、より多くの事を実行できます。

    製品のおすすめポイント

    1 多台数のPC、タブレットを一斉に構築、展開が可能

    マスターデバイスを作成し、それを一斉配信することで、複数のパソコンのセットアップ作業を高速かつ正確に実施することができます。企業や学校は、100台以上のPCをキッティングしなければいけない時があります。そのような時このツールを使うことでクローニングの手間が大幅に削減され、効率を上げることができます。

    2 瞬快の機能を使用することで、学校の授業のサポートも可能

    瞬快を使うことによって、学習用のパソコンを遠隔監視し、教室単位で管理することもできます。まず、生徒が授業と関係ないサイトを閲覧しているかを把握できます。また、離れた部屋のパソコンを操作することもできるため、パソコンが苦手な教員のサポートを行うこともできます。これらの機能により、授業がスムーズに進みます。

    3 いつでも正常な環境を復元でき、トラブル対策も万全

    瞬快を使うことによって、PCの正常環境維持と環境更新の両立が可能です。利用者が環境を変更してしまったりPC内へデータを保存したりしても、再起動するだけで自動的に正常な環境に戻すことができます。また、PCにリモート接続できる機能も備えています。利用状況をリアルタイムで確認できるため、トラブルを早く解決できます。

3.Paragon Hard Disk Manager 17 Professional(PHDM17Pro)

出典:Windows10やWindowsサーバーを丸ごとバックアップ PHDM17Pro

PHDM17Proは、パラゴンシリーズの最上位モデルとなっており、コンピューターのメンテナンスに必要とされる全ての機能が搭載されています。そのため、キッティング作業の自動化だけでなく、IT資産管理やバックアップも容易に行えます。また、個人向け、法人向け、官公庁向けなど様々なライセンスが用意されており、ニーズに合わせて選択することができます。さらに、スケジュールバックアップという機能もついています。これによって、キッティング作業を計画的に行うことができ、期限の厳守に役立ちます。

  1. Windowsを丸ごとバックアップできるだけでなく、コピー、パーティションの最右変更も可
  2. ディスクデータ完全抹消機能によって、情報漏洩防止
  3. 様々なライセンスモデルを選べる
  4. スケジュールバックアップも簡単
  • クローニングツール バックアップソフト

    パラゴンソフトウェア社のParagon Hard Disk Manager 17 Professionalは世界中で信頼と実績で高い評価を得ている世界中で展開するHDD・SDD管理のバックアップ・復元、ディスクデータ抹消アプリケーションです。国内では、官公庁、多くの企業・個人から高い支持を得ています。少ない操作で実行できるインターフェイスを採用することで、誰でも簡単にバックアップ・復元やディスクデータの抹消を扱えるようになりました。

    製品のおすすめポイント

    1 パーティションのサイズ変更と分割などにも対応

    すでにOSがインストールされているパーティションの拡張や縮小、分割はWindows標準搭載のディスク管理ではできないことが多々あります。しかし、このソフトウエアを利用することでパーティションのサイズ変更や分割を簡単に実現できます。空いているDドライブをCドライブに結合したりと様々なパーティション操作が可能です。

    2 米国国防総省の規格に準拠した方式でハードディスクの中身を完全に抹消

    HDDやSSDの中身はフォーマットしただけでは復元できてしまう可能性があります。Paragon Hard Disk Manager 17 Professionalでは、米国国防総省規格DOD5220.22-Mに準拠した方式でどのような解析を行ったとしても復元不可能な11種類の抹消方式を採用しています。

    3 さまざまなバックアップ方式を採用することで、一括にも常時バックアップにも対応

    ディスク内容やパーティションを丸ごとバックアップすることのできる『イメージバックアップ』方式や、最後にバックアップを取った後に変更された部分のバックアップを行う『増分バックアップ』方式を搭載しているため、一括でのバックアップ時、常時バックアップ時などシチュエーションに合わせたバックアップを取得できます。

まとめ

キッティングツール導入のイメージはつきましたか?現代において、どの組織でもパソコンをキッティングする作業が必要になると思います。その際手作業では大変なので、自動化するためのキッティングツールの導入を強くおすすめします。キッティングツールを導入する際には、組織の規模、ニーズに合わせて適切なものを選択してください。適切な製品を選ぶ際の参考にして頂けたら幸いです。

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