製品を導入することになった背景

佐賀県太良町で20年以上にわたり事業を展開する介護老人保健施設ふるさとの森は、組織内コミュニケーションの改革を目指してChatworkを導入しました。この導入の背景には、情報共有の質とスピードの向上を求めるとともに、離職率の低減を目指すという思いがありました。特に、若い世代を採用するための魅力的な環境を整えることが重要であり、コミュニケーションスタイルの変革が必要と考えられました。

導入前に企業が抱えていた課題

ふるさとの森は、制度や地域のニーズに支えられて成長を続けてきましたが、今後の高齢化や生産人口の減少により、事業継続が困難になるという危機感を持っていました。特に、IT化が遅れた介護業界は、若い世代にとって魅力的ではなく、彼らを引きつけるための新しいコミュニケーションツールの導入が求められていました。

導入前の課題に対する解決策

競合する他社サービスとの比較検討の結果、ChatworkがUIがシンプルで使いやすいという点で選ばれました。ふるさとの森には20歳から70代までの幅広い年代の職員がおり、ITリテラシーの差があるため、全員が使いやすいツールが必要でした。そのため、シンプルでわかりやすいUIのChatworkを選択し、スモールスタートを意識して導入を進めました。

製品の導入により改善した業務

Chatworkの導入により、情報の集約とレスポンスの向上が実現されました。特にコロナ禍では、施設長が組織内の情報を迅速に把握し、判断を下すことが求められ、Chatworkが大きな助けとなりました。また、全職員への一斉連絡や委員会活動、部門ごとの報告・連絡など、日常業務の情報共有にも活用されています。これにより、2014年の離職率24.7%から2019年度には4.2%まで大幅に低減する効果も得られました。