製品を導入することになった背景

伊藤忠食品株式会社は、2011年3月の東日本大震災を契機に、災害への対策を会社全体として開始しました。社内の各組織を横断してBCM(事業継続マネジメント)分科会を設立し、事業継続のための取り組みを推進してきました。この中で、BCP(事業継続計画)の策定も行われ、トヨクモの『安否確認サービス2』が導入されることとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

伊藤忠食品株式会社は、従業員に貸与する携帯端末を2019年にガラケーからスマートフォンに変更した際、安否確認ツールの見直しを行いました。従来のツールはメール返信をベースとしたもので、使用方法に関する問い合わせが多く、社内問い合わせの負荷が増大していました。

導入前の課題に対する解決策

社内の問い合わせの負荷を軽減するため、分かりやすく使いやすい設計のサービスを選ぶことが求められました。6~7社の安否確認ツールを比較した結果、トヨクモの『安否確認サービス2』が選ばれました。このサービスはアプリでの回答が簡単で、掲示板の機能としてファイル添付が可能であり、安否確認以外の使い方にも活用できると判断されました。

製品の導入により改善した業務

『安否確認サービス2』の導入により、安否確認メールからの回答や集計結果の確認がログイン不要で行えるようになりました。これにより、誰でも簡単に使える操作感が実現されました。また、社内アンケートとしても利用され、新入社員の体調管理などにも活用されています。導入後の震度5強以上の地震発生時の返信率は、以前のツールよりも高くなり、伊藤忠食品単体ではほぼ100%の回答率を達成しています。