製品を導入することになった背景

株式会社エキップは、花王グループ、カネボウ化粧品の100%子会社として、国内外で「RMK」「SUQQU(スック)」「athletia(アスレティア)」の3ブランドを展開しています。Web上での接客の必要性を感じていたものの、システム改修のスピードやグループ共通のECプラットフォームの利用による調整に時間がかかるなどの課題がありました。特に、カートからの離脱、いわゆる「カゴ落ち」は、即座に改善したいとの課題感が強く存在していました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社エキップは、リアル店舗がデパート中心で、カウンセリングをベースに商品提供を行っている企業であり、Web上でも同様の接客が必要と考えていました。しかし、Web接客の実現にはシステム改修のスピードやリソース調整などの課題があり、その優先度を上げることが難しく、特にカートからの離脱を改善したいという強い課題感がありました。

導入前の課題に対する解決策

Sprocketの導入を決定した大きな要因は、タグ設置のみで簡単かつ迅速に導入できる点でした。また、Sprocketの明確なコンサルティングとサポートの提供が評価され、製品の特性や機能についての説明を受けた結果、その製品を選択することとなりました。特に、Sprocketの提案力や課題の明確化をサポートする姿勢が、導入の決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

Sprocketの導入後、カート離脱の防止に明確な効果が見られました。具体的には、Web接客を行う時と行わない時で、約30%の差が出て、Web接客を行うことで購入数が約1.3倍に増加しました。特に、カート内での接客シナリオ、送料無料ラインへの不足金額表示とそれに応じた商品の推薦などが効果的であったと評価されています。さらに、Sprocketのポップアップ機能を活用して、カート内でのFAQ表示や関連商品の推薦など、顧客体験の向上が実現されました。