製品を導入することになった背景

スマートニュース株式会社は、日本最大級のニュースアプリ「SmartNews」を提供しており、その中で「協力会社登録」と「与信の審査」の業務を手作業で行っていました。テックカンパニーとして、ZapierやSlack、Airtableなどのツールを使用していましたが、既存のツールでは自動化できない作業が多く存在していました。特に、審査の件数が日によって変動し、今後の事業拡大を見越して、業務の効率化が必要と感じていました。

導入前に企業が抱えていた課題

スマートニュース株式会社は、与信の審査業務を手作業で行っており、多い日には1日20件の審査を行う必要がありました。少ない日でも5件の審査が必要で、手作業での対応は大きな負担となっていました。また、会社や事業の拡大を考慮すると、このような手作業は持続的に行うことが難しく、効率的な業務の進行が求められていました。

導入前の課題に対する解決策

スマートニュース株式会社は、業務の自動化を目指してRPAの導入を検討しました。既に使用していたZapierでは、ブラウザ上での情報取得などの人間らしい作業ができなかったため、RPAを併用することで業務全体の自動化を目指しました。また、SSO(シングルサインオン)の対応や、データ管理ツールとして使用していたAirtableとの連携、ワークフロムホームの状況や海外の子会社からの利用を考慮し、クラウド型の「AUTORO」を選択しました。

製品の導入により改善した業務

「AUTORO」の導入により、スマートニュース株式会社の手作業がほぼゼロとなり、他の業務に割ける時間が増加しました。特に、与信調査の業務では、Airtableからの情報をトリガーにして、記事データベースでの検索や証憑の格納などの一連の作業が自動化され、工数の大幅な削減が実現しました。また、ミスが許されない業務であったため、自動化によるミスの削減は大きな価値を持っていました。