製品を導入することになった背景

物流のトータルサービスを提供している株式会社コイケ様は、東日本大震災を経験し、その際に外出中の社員との連絡が取れない状況に直面しました。電話やメールでは連絡が取れず、帰社を待つしかない状態となりました。この経験から、緊急時の連絡手段の必要性を痛感し、安否確認サービスの導入を検討するようになりました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社コイケ様は、緊急時の連絡手段として特に取り決めがなく、緊急時を想定していなかったことが課題でした。利用していたグループウェア、サイボウズ ガルーン内の掲示板や内線での連絡が主な手段で、一人ひとりへの連絡は行っていませんでした。特に東日本大震災時には、連絡手段の不備が露呈しました。

導入前の課題に対する解決策

全社でBCP策定を開始したことを契機に、安否確認システムの導入を本格的に検討しました。当初は紙での緊急連絡網を考えましたが、プライベートな連絡先の報告を嫌がる社員がいたり、連絡網を常に持ち歩くのが難しいという問題がありました。そのため、トヨクモ 安否確認サービスを選択しました。サイボウズ ガルーンを利用していた経験から、サービス画面が似ていることが導入の決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

トヨクモ 安否確認サービスの導入により、緊急時の連絡がスムーズに行えるようになりました。訓練として一斉送信を行った際、80人中65人からの回答が得られ、回答率は80%となりました。また、事業所ごとに代表を選び、操作方法を教えることで、社員全員がサービスの操作を迅速に覚えることができました。今後は、訓練を繰り返し行い、回答率の向上を目指していきます。