製品を導入することになった背景

1983年の創業以来、福島県を中心に地域のシステム・ソフトウェア開発の第一人者として活動してきた福島コンピューターシステム株式会社は、2019年6月にRPA製品の販売やサポートを行うRPA事業のビジネス展開を目的として、BizRobo!miniを導入しました。この導入の背景には、RPAテクノロジーズの提供する手厚いサポートが大きな決め手となりました。また、クライアントの立場から製品の使用感を確かめるため、プログラミング未経験の社員を担当として選びました。

導入前に企業が抱えていた課題

福島コンピューターシステム株式会社は、ソフトウェア開発の会社として、多くの課題をプログラミングで解決してきました。しかし、近年のRPAに対する期待の高まりや、顧客からのニーズの増加を受けて、RPAの活用を検討するようになりました。特に、社員の労働時間や有給休暇取得状況を可視化する「工数ビューア」との連携において、人力での作業が発生し、状況把握に遅れが出ていたことや、人的なミスによる誤ったデータ取り込みなどの課題がありました。

導入前の課題に対する解決策

RPAの導入を検討する中で、2019年1月に福島県郡山市で開催されたRPAのセミナーに参加した際、RPAテクノロジーズ代表の講演を通じて「デジタルレイバーとの協働」という考え方に共感しました。この考え方は、エラーを補いながら協力して働く存在としてのRPAをイメージさせ、導入後のビジョンを明確にしました。また、BizRobo!の充実したサポート体制や、スモールスタートが可能なBizRobo!miniの導入を決定しました。

製品の導入により改善した業務

BizRobo!の導入により、社員の労働時間や有給休暇取得状況を可視化する「工数ビューア」との連携が効率化されました。ロボットが自動でクラウドERPから勤怠情報をCSVで読み込み、「工数ビューア」に連携することで、日々の状況把握が可能となり、人為的なミスが解消されました。また、モバイルルータの管理や「CO2濃度可視化」などのユニークなIoT連携のアイデアも実現し、社内の業務効率化とビジネス展開を連携させる成功事例となりました。