製品を導入することになった背景

株式会社gumiでは、国内外の拠点やチームごとにバラバラのコミュニケーションツールが使用されていました。これにより、セキュリティが十分に担保されていない状況や、円滑な情報共有が難しいという問題が生じていました。特に、異なるツールの乱用により、「シャドー IT」と呼ばれる非公式のIT活用が問題視されていました。これらの課題を解決するため、社内統一のコミュニケーションツールの導入が急務となりました。

導入前に企業が抱えていた課題

gumiでは、急速なビジネス拡大に伴い、各拠点やプロジェクトチームが独自にチャットツールを採用する状況が生まれていました。しかし、これらのツールは個人アカウントをそのまま使用したり、入退社者の管理が不十分であったりと、セキュリティ面でのリスクが高まっていました。また、公式ツールが存在しないため、社員が納得して使用するツールがなく、非公式ツールの使用をやめることができませんでした。

導入前の課題に対する解決策

gumiが新たにコミュニケーションツールを選定する際、SAML認証の対応、多言語対応、他システムとの容易な連携、充実した管理機能、ツール本体の改善の活発さなどが要件として挙げられました。これらの要件を満たすサービスとして、社内アンケートを実施した結果、Slackが最有力候補として選ばれました。特に、多言語でのサポートが充実している点や、エンジニアでなくても機能を拡張できる点が評価されました。

製品の導入により改善した業務

Slackの導入により、gumiでは従業員間のコミュニケーションが大幅に改善されました。特に、人事部が主導する「ピアボーナス」システムの導入や、総務部が主導する来客受付システムとの連携が実現しました。これにより、エンジニア以外の社員もシステムとの連携を積極的に進めることができ、業務の効率化が図られました。また、社員からは「使っていて楽しい」との声も多く、働く環境の向上にも寄与しています。