製品を導入することになった背景

千代田化工建設は、プラント建設を主軸に事業を展開している総合エンジニアリング企業です。同社は、設計図や関連書類を大量に作成・保存しており、これらの管理が大きな課題でした。特に、書類の検索性の低さが長年の悩みでした。そこで、ドキュメントアーカイブシステム「CDAS」を開発しましたが、その効果は限定的でした。

導入前に企業が抱えていた課題

千代田化工建設は、プロジェクトごとに多数の資料が蓄積されていました。これらの書類から必要な情報を検索する作業には、多くの手間と時間がかかっていました。特に、テキストデータ化されていないスキャンドキュメントの検索が困難で、それが業務効率の低下を招いていました。

導入前の課題に対する解決策

同社は、スキャンされたドキュメントをCDASで検索できるようにするため、OCR(Optical Character Recognition)の導入を検討しました。いくつかのOCRソリューションを検証した結果、『ABBY FineReader Server』が同社の要件を満たしていると判断し、導入を決定しました。

製品の導入により改善した業務

FineReader Serverの導入により、CDASから検索できるドキュメントが大幅に増加しました。具体的には、過去約10年分のドキュメントが全文検索可能になり、その効果は明らかです。この結果、ドキュメントの検索にかかる時間が大幅に短縮され、業務効率が向上しました。