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コンバージョン(CV)とは?意味と種類、CV数を増やす手法を徹底解説

目次

本記事では、Webマーケティング初心者から中級者を対象に、「コンバージョン(成果)」の基本的な意味と、その重要性をわかりやすく解説します。また、コンバージョンを最大化するためのCRO(Conversion Rate Optimization)ツールについて、IT製品比較サイト運営者の視点から比較ポイントを提示し、「どのツールが自社に適しているか」を効率的に判断できるように案内します。

1. コンバージョンとは

「コンバージョン(Conversion)」とは、Webサイトを訪問したユーザーが、サイト運営者が設定した「最終的な成果」を達成することを指します。
具体的には、ECサイトであれば商品の購入、BtoBサイトであれば資料請求やお問い合わせ送信、メディアサイトであればメールマガジン登録やホワイトペーパーのダウンロードなどが該当します。
英語の“conversion”は本来「変換」「転換」を意味しますが、Webマーケティングの領域では「ユーザー行動が成果に“転換”するポイント」を示す重要なKPI(Key Performance Indicator: 重要業績評価指標)として用いられます。

  • KPI(重要業績評価指標)…定量的に測定可能な指標で、コンバージョン数やコンバージョン率(CVR)はWebマーケティングにおいて特に重視される。

KPI管理とは?基本から運用まで徹底解説【組織力強化の秘訣】

コンバージョンの具体例と企業サイトでの適用

以下では代表的な業種別に、どのような行動がコンバージョンとなるのかを具体的に示します。

業種・サイト種類 想定されるコンバージョン 具体例(企業名/サービス)
ECサイト ・商品購入完了
・カート追加からの決済完了
Amazon: 商品詳細ページから「カートに入れる」→「購入手続き完了」で直接売上に直結する。
BtoBサイト(サービス提供) ・資料請求フォームの送信完了
・無料トライアル申し込み
Salesforce: 無料トライアル申し込みボタンをクリックし、メールアドレス登録して利用開始すると商談リード獲得となる
b→dash(b-dash): ホワイトペーパーダウンロードの申込完了でリード獲得に直結。
メディアサイト・オウンドメディア ・ホワイトペーパーダウンロード
・メルマガ登録
CyberWave: コンサルティングレポートのダウンロード完了で見込みユーザーと接点を構
Marketics: メルマガ登録後、メール配信を通じてリード育成に活用。

ECサイトの事例

  • Amazon:国内最大手ECプラットフォームで、「商品購入」自体がコンバージョンです。
    :ユーザーが欲しい商品を検索し、商品ページから「カートに追加」→「購入手続き完了」すると、1件のコンバージョンが計上されます。
    ポイント:ECサイトでは「購入数」が直接的な売上に直結するため、その分、コンバージョン率(CVR)がビジネス成果に大きく影響します。

BtoBサイトの事例

  • Salesforce(セールスフォース)SaaSCRMを提供する大手企業。
    :公式サイトの「無料トライアル登録」フォームに必要事項を入力して送信完了すると、コンバージョンとなり、営業担当が商談に繋げます。
    メリット:高額商材で検討期間が長いため、無料トライアル申し込みは見込み顧客の優先度を計測する重要指標です。
  • b→dashビーダッシュ):統合マーケティングプラットフォームを提供する企業。
    :ホワイトペーパーダウンロードページで、企業情報やメールアドレスを入力して資料をDLした段階でコンバージョンと見なし、MAツールで継続追客を実施します。
    ポイント:マイクロコンバージョン(資料ダウンロード)から最終的な商談アポイントメントに至るまでのLTV(顧客生涯価値)を可視化しやすくなります。

メディアサイト・オウンドメディアの事例

  • CyberWave(サイバーウェーブ):Webマーケティング情報を発信するオウンドメディア。
    :Webマーケティングに役立つホワイトペーパーを「無料ダウンロード」できるようにしており、ダウンロード完了後にメルマガ登録やセミナー案内へ誘導します。
    効果:ホワイトペーパーDL数が増加するほど、潜在的なリードを効率的に集約し、CVR向上や広告効果の改善につなげることができます。
  • Marketics(マーケティクス):BtoBマーケティング領域を中心に解説するサイト。
    :記事内で「CV(コンバージョン)とは何か」を解説しながら、資料ダウンロードリンクを設置。
    メリット:記事読了者が「さらに詳しい資料が欲しい」と感じたタイミングでダウンロードできる仕組みにより、マイクロコンバージョンからリード育成をスムーズに行えます。

コンバージョンの業種別具体例と適用シーン

業種・サイト種類 コンバージョンの定義 企業/サービス名 カテゴリ
ECサイト ・商品の購入完了
・カート追加からの決済完了
Amazon BtoC ECプラットフォーム
BtoBサイト ・資料請求フォーム送信完了
・無料トライアル申し込み
Salesforce(セールスフォース)
b→dash(ビーダッシュ)
BtoB SaaS/MAプラットフォーム
メディアサイト ・ホワイトペーパーダウンロード
・メルマガ登録
CyberWave(サイバーウェーブ)Marketics(マーケティクス) オウンドメディア

表中では、代表的な業種ごとに「何がコンバージョンか」と、その具体例を整理しました。

  • ECサイトは直接的な「購入数」がKPIとなるため、ユーザー行動が収益に直結します。
  • BtoBサイトでは「資料請求」や「無料トライアル申し込み」が商談リード獲得に直結し、最終的な受注成立につながります。
  • メディアサイトでは「ホワイトペーパーDL」や「メルマガ登録」など、ユーザーとの接点を作る中間プロセス(マイクロコンバージョン)が重視され、最終的には商談創出や継続的な情報提供を通じて受注に貢献します。

マイクロコンバージョンとマクロコンバージョン

コンバージョンは大きく2つに分けられます。

  • マクロコンバージョン:最終的な成果(商品購入や商談リード獲得など)を指し、全体成果を示す指標です。
  • マイクロコンバージョン:マクロコンバージョンに至る過程で発生する中間的な成果(ページ遷移、カート追加、フォーム入力開始など)を指し、改善ポイントを細かく把握するために設定します。

例えば、ECサイトでは「商品購入」がマクロコンバージョンですが、「カート追加」や「商品詳細ページ遷移」はマイクロコンバージョンに当たります。

  • なぜ設定するか
    マクロコンバージョンのみを見ていると、「なぜCVRが低いのか」「どこで離脱が起きているのか」がわかりづらくなります。
    一方、マイクロコンバージョンを設定することで、例えば「カート追加率が低い」といった箇所を特定し、具体的なUI/UX改善が可能になります。

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※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • レポート出力可能
    • 多変量テスト
    • 無料ソフト
    • セグメントごとの結果
    • 月額固定
    • エンジニア不要
    • 従量課金
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • マルチユーザー対応
    • HTMLファイル不要
    • エディター機能
    • ヒートマップ分析
    • 有意差検定
    • パーソナライズ設定
    • マルチデバイス対応
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • テストの自動最適化
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
フリープラン 無料
備考
Optimize Nextはコストを一切かけずに利用可能です。
ベーシックプラン ¥3,000/月 (税込 ¥3,300)
備考
より充実した基本機能を提供します。数値レポートを確認、パターンの比重をカスタマイズなど。
ベーシックプラン2 ¥10,000/月 (税込 ¥11,000)
備考
基本機能に加え、画像をアップロード(1件まで)が利用できます。
プレミアムプラン ¥30,000/月 (税込 ¥33,000)
備考
無制限の画像アップロードや、個別のカスタマーサポートを受けることができます。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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2. コンバージョン計測に必要な基本指標

Webマーケティングで成果を正しく把握し、改善施策を打つには、まず各種コンバージョン指標の違いと役割を理解することが大切です。本節では、以下の4つのカテゴリに分けて「何を測るべきか」「どう違うのか」を整理します。

  1. 総コンバージョンとユニークコンバージョン
  2. 直接/間接コンバージョン
  3. クリックスルー/ビュースルーコンバージョン
  4. マイクロコンバージョンとマクロコンバージョン

各指標の定義・メリット・注意点を具体例とともに解説し、最後に比較表としてまとめます。

総コンバージョンとユニークコンバージョン

総コンバージョン(Total Conversions)は、サイト訪問者が達成したすべての成果(購入、問い合わせ、資料請求など)の合計数を指します。例えば、同一ユーザーが同じ日に同じECサイトで3つの商品を購入すれば、総コンバージョン数は「3」となります。この指標を使うと、全体でどれだけの「成果」が発生しているかが直感的に把握できます。

  • メリット
    売上や申し込み件数など、ボリュームを把握しやすい
    サイト全体のアクション回数を評価できる
  • 注意点
    同一ユーザーが複数回購入しても、そのすべてが対等にカウントされるため、「ユニークな顧客数」は分かりづらい

ユニークコンバージョンの定義

ユニークコンバージョン(Unique Conversions)は、同一ユーザー(セッションや識別子)による複数回の成果を1つとしてカウントし、“何人のユーザーが成果を上げたか” を示す指標です。例えば、1人のユーザーが5回資料請求をしたとしても、ユニークコンバージョン数は「1」となります。

  • メリット
    新規顧客数や問い合わせ数をユーザー単位で把握できる
    マーケティング施策がどれだけ新規リードの獲得に貢献しているかがわかる
  • 注意点
    リピート購入の動向はつかめないため、総コンバージョンと併用する必要がある

総コンバージョン vs. ユニークコンバージョン

指標 定義 メリット 注意点
総コンバージョン サイト訪問者が成果(購入・問い合わせなど)を行った回数の合計 ・全体的な成果ボリュームを把握しやすい ・同一ユーザーの複数回成果をすべてカウントしてしまう
ユニークコンバージョン 同一ユーザーによる成果を1つとしてカウントし、成果ユーザー数を把握 ・新規顧客や問い合わせ数など、ユーザー数を正確に把握 ・リピート購入の動向はわからないため、総コンバージョンとの併用が必要

直接コンバージョン/間接コンバージョン

広告や導線を評価する際、ユーザーがどのような経路で成果に至ったかを分けて把握する必要があります。ここで使われる指標が直接コンバージョン間接コンバージョンです。

直接コンバージョンの定義

直接コンバージョン(Direct Conversion)は、広告や自然検索などでサイトに訪れたユーザーが、一度も離脱せずにそのまま成果(購入や問い合わせ)に至るケースを示します。例えば、リスティング広告をクリックしてECサイトにアクセスし、そのまま商品を購入した場合は直接コンバージョンです。

  • メリット
    広告やランディングページの効果をダイレクトに把握できる
    ライフタイムバリューではなく、短期的なキャンペーン効果を評価しやすい
  • 注意点
    ユーザーが広告を見て比較検討した後で再訪問しているケースは含まれない
    購入以外の検討行動を考慮できないため、潜在的な広告効果を見逃す可能性がある

間接コンバージョンの定義

間接コンバージョン(Indirect Conversion)は、ユーザーが広告や自然検索などで一度サイトに訪れたものの、その時には成果行動を行わずに離脱し、後日再度サイトを訪れて成果に至るケースを示します。たとえば、広告をクリックして商品ページを一度見ただけで離脱し、別の日にオーガニック検索で再訪して購入に至った場合は間接コンバージョンです。

  • メリット
    広告接触から成果に至るまでの長期的な効果を評価できる
    顧客の比較検討行動やリマーケティング施策の効果を把握しやすい
  • 注意点
    計測ツールによっては一部が計測できない場合がある(Cookieやトラッキング設定などによる制約)
    離脱後の再訪経路が多様であるため、正確な検証には複数チャネルの連携設定が必要となる

直接コンバージョン vs. 間接コンバージョン

指標 定義 メリット 注意点
直接コンバージョン サイトに訪れたユーザーが離脱せずに、そのまま成果(購入・問い合わせ等)に至った数 ・短期的な広告やLPの効果をダイレクトに把握
・キャンペーン単位での評価が容易
・比較検討後の再訪購買を含まない
・潜在的な広告認知効果を見逃すことも
間接コンバージョン 一度サイトに訪れた後に離脱し、再訪して成果に至った数 ・長期的な広告効果やリマーケティング効果を把握
・顧客の検討プロセスを可視化
・計測設定が煩雑
・複数チャネル連携が必要でツール依存度が高い

クリックスルーコンバージョン/ビュースルーコンバージョン

クリックスルーコンバージョンビュースルーコンバージョンは、ともに広告がもたらす効果を可視化するための指標です。主に広告配信プラットフォーム(Google 広告、Facebook Ads、Yahoo!広告など)で活用されます。

クリックスルーコンバージョン(Click-through Conversion、略称CTC)は、ユーザーが広告をクリックしてサイトに訪れ、その後一定期間内(通常30日間など)に成果(購入など)に至った場合に計上されるコンバージョンです。たとえユーザーが一度離脱した後でも、同じ広告がきっかけで再訪して成果を上げた場合は“クリックスルー”としてカウントされます。

  • メリット
    広告クリックと成果を直接結びつけられるため、広告投資対効果(ROAS)を精緻に測定できる
    広告キャンペーンの最適化に役立つ
  • 注意点
    計測期間(ウィンドウ期間)が広告プラットフォームごとに異なる(Google 広告は最大90日まで設定可能、Yahoo!広告は30日固定など)ため、プラットフォーム間で単純比較が難しい
    広告とコンバージョンの因果関係を正確に測定するには、Cookie設定やリマケトラッキングタグの実装が必要

ビュースルーコンバージョン(View-through Conversion、略称VTC)は、ユーザーが広告をクリックせずに「表示だけされた」後、別の経路(オーガニック検索など)でサイトを訪れて成果(購入など)に至った場合に計上されるコンバージョンです。主にバナー広告やディスプレイ広告、SNS広告など“視認”に重きを置く広告に使われます。

  • メリット
    広告クリックではなく“視認”による認知・想起効果を評価できる
    ブランド認知向上施策やリマーケティング施策の成果を測定可能
  • 注意点
    ユーザーが本当に広告を見たかどうかは正確には把握できず、誤計測されやすい(複数広告枠の同一ユーザー表示など)
    クリックスルーと重複して計上される場合があるため、計測ルールを明確にする必要がある

クリックスルーコンバージョン vs. ビュースルーコンバージョン

指標 定義 メリット 注意点
クリックスルーコンバージョン 広告をクリックしてサイトに訪れ、その後一定期間内に成果をあげた場合にカウント ・広告投資対効果(ROAS)を精緻に測定できる
・キャンペーンの最適化に有用
・計測期間(ウィンドウ期間)が広告媒体ごとに異なる
・タグ設置やCookie依存による計測誤差が発生しやすい
ビュースルーコンバージョン 広告をクリックせずに表示だけされた後、別経路でサイトを訪れて成果をあげた場合にカウント ・視認による認知・想起効果を評価できる
・ブランディング施策の成果が把握しやすい
・広告視認の実態把握が難しく誤計測されやすい
・クリックスルーと重複カウントになるケースがある

費用対効果とは?計算方法や戦略、ROAS・CPA・ROIについても解説

マイクロコンバージョンとマクロコンバージョン

マクロコンバージョン(Macro Conversion)は、Webサイトや広告キャンペーンにおける「最終的なゴール」を指します。典型的には、ECサイトでの「購入完了」、BtoBサイトでの「資料請求送信完了」や「無料トライアル申し込み完了」などが該当します。

KGI(Key Goal Indicator)に相当し、企業の最終的な成果を示すために設定されます。

  • メリット
    経営層やクライアントが最も重視する「ビジネス成果」を直感的に評価できる
    広告投資やサイトリニューアルなど大規模施策の効果を把握しやすい
  • 注意点
    コンバージョン発生までに時間がかかるケースが多く、施策効果のPDCAが長期スパンになりがち
    マクロコンバージョンのみを追っていると、成果に至るまでのボトルネックが見えにくい

PDCAとは?持続的改善を実現する基本サイクル

マイクロコンバージョン(Micro Conversion)は、「マクロコンバージョンに至るまでのユーザー行動の中間目標」を指します。たとえば、ECサイトの最終ゴールが「商品購入」であれば、以下のような行動がマイクロコンバージョンに該当します。

サイト種別 主なユーザーアクション
ECサイト – 商品詳細ページの閲覧
– カートへの商品追加
– 会員登録またはログイン
– クーポン利用ページへの遷移
BtoBサイト/SaaS – 資料ダウンロードページへの遷移
– 無料トライアル申し込みフォームへのアクセス
– メールマガジン登録
– ウェビナー参加登録
オウンドメディア/メディアサイト – 記事やブログの特定ページ閲覧
– メルマガ登録ポップアップ誘導
– SNSシェアボタンのクリック- コメント投稿・アンケート回答

マイクロコンバージョンを適切に設定し、どの段階でユーザーが離脱しているか を可視化することで、最終成果(マクロコンバージョン)を効率的に増やすための改善ポイントを見つけやすくなります。

  • メリット
    マクロコンバージョンに繋がるまでの「どこで離脱しているか」を具体的に把握できる
    改善すべきページやUI/UXのポイントが明確になるので、PDCAサイクルを高速で回せる
  • 注意点
    設定するマイクロコンバージョンが多すぎると分析が煩雑化し、優先すべき改善点が見えにくくなる
    マクロコンバージョンとの関連性が薄いマイクロコンバージョンを設定すると、成果に直結しない分析になりやすい

マクロコンバージョン vs. マイクロコンバージョン

指標 定義 具体例(ECサイト) メリット 注意点
マクロコンバージョン Webサイトの「最終的な成果」を指し、KGIとなる指標 ・商品購入完了
・資料請求完了
・ビジネス成果を直感的に評価できる
・大規模施策のROIを把握しやすい
・施策効果のPDCAが長期スパンになりがち
・ボトルネックが見えにくい
マイクロコンバージョン マクロコンバージョンに至るまでの中間的な行動・成果を指し、KPIとして扱われる ・商品詳細ページ閲覧
・カートに追加
・どの段階でユーザーが離脱しているか把握しやすい
・改善ポイントを明確化できる
・多すぎると分析が煩雑化する
・マクロコンバージョンと関連性が薄い指標を設定すると分析が無意味になる

3. IT製品としてのCROツール選定ポイント

Webサイトのコンバージョン最適化(CRO)を進めるにあたり、多数のツールから自社に適したものを選ぶのは簡単ではありません。ツール選びの失敗を防ぎつつ、最適な投資判断につなげられます。

代表ツール例

ツール名 価格体系 備考
Hotjar フリープランありプロプラン:月額$32〜 ページビュー数に応じた従量課金制度。小規模サイトなら初期費用抑制可。
Crazy Egg ベーシック:$24/月〜 ページビュー数やスナップショット数による段階課金。中小企業向き。
Heap Analytics フリーミアム(500セッション/月)エンタープライズプラン:要問合せ セッション数ベースの従量課金。スケールに合わせやすく、スタートアップにも人気。
VWO 30日トライアルありスタータープラン$393/月〜 月間PV数に応じた従量課金。機能モジュールごとに選択可。
Optimizely エンタープライズ向けカスタム見積 高機能ゆえコストは高め。大規模サイト向け⾮常に安定したパフォーマンス提供。

注記:価格は2025年5月調査時点の目安であり、キャンペーンや契約条件により変動する可能性があります。

IT製品比較における重視観点(IT製品比較サイト視点)

IT製品比較サイトを運営する立場からは、機能だけではなく使い勝手や導入障壁、将来的な運用コストなども総合的に評価する必要があります。以下の観点を加えて比較することで、読者が自社に適したツールを迷わず選べるようにしましょう。

導入ハードルの低さ

  • ポイント
    コーディング不要の直感的UI/ドラッグ&ドロップでテストやヒートマップの設定が完了できるか。
    初期設定の手間や導入ガイドの充実度をチェックし、システム要件が自社環境と合致するかを確認する。
  • なぜ重要か
    小規模チームやエンジニアリソースが限られる会社では、短期間で導入してすぐ効果を確認できることが必須です。
  • 具体例
    VWO:コード一切不要で数クリックでA/Bテストを開始可能。多数のテンプレートが用意されており、初心者でも迷わずにテストを作成できる。
    Hotjar:JavaScriptスニペットを埋め込むだけでヒートマップ計測が開始でき、タグマネージャーを使えばコーディング不要で導入可能。

サポート体制とドキュメント充実度

  • ポイント
    日本語サポートの有無や対応時間、対応チャネル(メール・チャット・電話など)、サポートポータルの使い勝手を確認。
    オンラインヘルプ、チュートリアル、ナレッジベース、コミュニティフォーラムなどのドキュメントがどれだけ充実しているかをチェック。
  • なぜ重要か
    問題が発生した際に迅速に解決できるかどうかは、導入後の運用コストとROIに直結します。日本国内の企業であれば日本語サポートがあるツールを優先すると安心です。
  • 具体例
    Optimizely:日本語ドキュメントとチャットサポートあり。オンラインセミナーやウェビナーも頻繁に開催し、社内ナレッジを広く共有している。
    Crazy Egg:英語対応だが、分かりやすいチュートリアル動画とステップバイステップのガイドを公開しており、初心者にも親切。

導入事例・ベンチマークデータの有無

  • ポイント
    同業他社や近しい規模感のサイトでの導入事例が公開されているか。
    導入効果(CVR向上率や収益改善率)が具体的な数値で紹介されているかを確認。
  • なぜ重要か
    実際に似たような環境・業種でどのくらい成果が出たかを知ることで、投資対効果をイメージしやすくなります。比較サイトとしては、導入事例の信頼性も記事の権威性につながります。
  • 具体例
    VWO:多くのECサイトやメディアサイトでの導入事例を公開し、「CVRが15〜25%向上」など具体的数値を提示。
    Optimizely:グローバル企業向けのエンタープライズ事例を多数掲載し、大規模なキャンペーンでCVRが30%向上した例なども紹介。

国内法令・プライバシー対応

  • ポイント
    個人情報保護法やEUのGDPR、米国のCCPAなど、対象とする市場で求められるプライバシー規制に準拠しているか。
    クッキー同意バナー、自動IP匿名化、オプトアウトオプションなど、法令対応機能が備わっているかを確認。
  • なぜ重要か
    ユーザーデータを収集するCROツールは、法令違反リスクを回避するためにプライバシー対応が必須です。特に欧米を含むグローバル展開を考える企業では、GDPR準拠の確認が欠かせません。
  • 具体例
    Hotjar:EUのGDPRに準拠し、IPアノニマイズやユーザー同意取得機能を標準搭載している。
    Heap Analytics:デフォルトでIP匿名化を行い、Cookie同意バナー用のスクリプト生成オプションがあるほか、データ保持期間も細かく設定可能。

IT製品比較における重視観点

比較観点 確認ポイント 具体例(ツール名) メリット
導入ハードルの低さ ・コーディング不要でテスト設定が可能か
・GUI/ドラッグ&ドロップで操作できるか
VWO/ Hotjar ・迅速に導入でき、成果をすぐに確認可能
・エンジニアリソースが少なくても運用が容易
サポート体制とドキュメント充実度 ・日本語サポートの有無
・ドキュメント
・チュートリアルの充実度
Optimizely/ Crazy Egg ・導入後のトラブルシューティングが迅速
・初心者でも学習コストを抑えられる
導入事例・ベンチマークデータ ・同業種/同規模の導入事例があるか
・具体的な成果数値が公開されているか
VWO/ Optimizely ・投資対効果をイメージしやすい
・比較サイトとして情報の信頼性向上
国内法令・プライバシー対応 ・GDPR、CCPA、個人情報保護法などの対応状況
・クッキー同意取得、IP匿名化などの機能が備わっているか
Hotjar/ Heap Analytics ・法令違反リスクを回避できる
・グローバル展開時にも安心して運用できる

4. 主なCROツール比較・特徴紹介

以下では、2025年時点で特に注目されるCRO(Conversion Rate Optimization)ツールをピックアップし、各ツールの概要・主な機能・価格帯・向いている企業規模やシーンを示します。引用元には専門レビューサイトや各公式発表を使用しています。

Optimizely

Optimizelyは大企業向けに最適化された実験プラットフォームで、A/Bテストからマルチバリエイトテスト、フルスタックテスティングまで幅広く対応します。

  • もともとGoogle Optimize利用者が多く移行を進めていた経緯があり、既存ユーザーがスムーズに移行できる設計が整っています。

主な機能

  • コーディング不要のビジュアルエディタ:ドラッグ&ドロップで要素変更でき、技術リソースが少ない企業でも容易にテストを構築可能です。
  • リアルタイムファネル分析:ユーザーのコンバージョンフローを可視化し、離脱ポイントを特定できます。
  • パーソナライゼーション機能:Adobe Targetよりも直感的なインターフェースで、ユーザー属性や行動履歴に基づくコンテンツ最適化が可能です。
  • フルスタックテスティング:React.jsやVue.jsを含むモダンフレームワークとも強力に連携し、サーバーサイドでのテストもサポートします。

価格帯

  • エンタープライズ向けにカスタム見積りが基本で、中小規模サイトでは月額数十万円~数百万円台が相場とされています。

向いている企業規模・シーン

  • 大規模ECサイト(月間PV数千万規模)やSaaSプラットフォームの新機能検証に最適です。
  • プロダクト開発段階でのローンチ前検証や、グローバル展開を見据えたCRO施策にも向いています。

VWO (Visual Website Optimizer)

VWOはABテスト、ヒートマップ、セッションレコーディング、ファネル分析などをワンストップで提供するオールインワンCROスイートです。

  • 特に中小~大規模企業向けに導入実績が多く、日本でも導入企業が増加傾向にあります。

主な機能

  • ドラッグ&ドロップテスト作成:ビジュアルエディタを使うことで、コーディングなしに要素変更→テスト作成が可能です。
  • Bayesianアルゴリズムによるテスト判定:統計的に最適解(クリティカルな誤差を低減)を高速に導き出し、テスト期間を短縮します。
  • トラフィック/ページ数に応じたモジュール選択制:必要な機能を選んでコストを調整でき、予算管理もしやすいです。
  • ファネル分析・離脱ポイント分析:ステップごとの離脱率を可視化し、改善箇所を明確にできます。

直帰率とは?|基本の理解と具体的な改善策を徹底解説

価格帯

  • スタータープラン:月額約10万円~(月間PV数10万程度まで)。
  • プロフェッショナルプラン:月額50万円~(PV数無制限/APIアクセス付き)。詳細はカスタム見積りです。

向いている企業規模・シーン

  • スタートアップ~中小企業がCROを初めて導入する際に適しています。
  • ファネル分析に強いため、導線設計の改善や広告CVR最適化を狙う企業にもマッチします。

Heap Analytics

Heapはコード埋め込み不要で、クリック・フォーム送信・ページビューなどのすべてのユーザー行動を自動キャプチャし、ノーコードで分析できるアナリティクスプラットフォームです。

主な機能

  • 自動トラッキング:イベント作成なしで「クリック」「スクロール」「ビュー」「トランザクション」などを自動で追跡し、手間を省きます。
  • ノーコードでのファネル分析:クリック数やコンバージョンパスを可視化し、離脱ポイントを即座に把握できます。
  • コホート分析・ライフサイクル分析:ユーザーの定着や離脱傾向を時系列で追い、リテンション施策に役立ちます。
  • 他ツール連携:OptimizelyやVWOなどのCROツールと連携し、テスト結果をユーザービヘイビアに紐づけて検証可能です。

価格帯

  • フリーミアムプラン:月間500セッションまで無料。
  • エンタープライズプラン:月額数十万円~(トラッキングデータ量に応じた段階課金)。

向いている企業規模・シーン

  • データドリブンな意思決定を重視するSaaS系Webサービススタートアップに最適です。
  • イベント設計に時間をかけず、すぐにユーザー行動を可視化したい場合に適合します。

Usermaven

Usermavenは2025年にローンチされた新興CROプラットフォームで、AI搭載型ユーザー行動解析とリアルタイムのファネルレポートを特徴とします。

  • 完全ノーコードで導入でき、プライバシー保護を重視しており、GDPRにも準拠しています。

主な機能

  • AIによるレコメンデーション:離脱ポイントの要因を自動抽出し、改善すべき箇所を提示します。
  • サーベイ・ポップアップ挿入:ユーザーのリアルタイム意見を収集して定量・定性データを同時に取得可能です。
  • マルチチャンネル分析:Webだけでなく、Web→オフライン連携なども含む設計で、包括的なユーザージャーニーを可視化します。
  • 自動イベントトラッキング:タグ設置なしで全イベントをキャプチャし、即座に分析ダッシュボードに反映します。

ポップアップツール5選|サイト離脱を防ぎCVRを向上させる方法

価格帯

  • ベーシックプラン:月額約5万円~(PV数5万程度まで)。
  • スケーラブルプラン:月額20万円~(AI機能・マルチチャネル分析込み)。

向いている企業規模・シーン

  • 中小企業~成長期スタートアップで、迅速にAIを活用した最適化を試したい場合に向いています。
  • 新興サービスのグロースハックや、コストを抑えつつAI駆動のインサイトを活かしたい企業に最適です。

Hotjar

Hotjarはヒートマップ、セッションレコーディング、フィードバックポップアップを低コストで提供するCROツールで、UI/UX改善に必要な定量・定性データを一気通貫で収集できます。

  • リアルユーザーのクリックやスクロールを視覚化し、ユーザー行動の可視性を高めます。

主な機能

  • ヒートマップ:クリックやタップ、スクロールの集中度を色分けで可視化し、ユーザーの関心箇所を直感的に把握できます。
  • セッションレコーディング:ユーザーが画面上でどのように動いたかを動画で再現し、UI/UX課題を詳細に検証可能です。
  • フィードバックポップアップ:離脱理由や改善要望を直接収集し、定量データだけでは見えないユーザーの意見を補完します。
  • コンバージョンファネル分析:どのステップで離脱が起きているかを視覚表示し、効率的に改善ポイントを見つけられます。

価格帯

プラン種類 価格(USD) 主な制限・特徴
Basic (Observe) 無料 (35 日次セッション) ヒートマップ無制限、ストレージ:6か月
Plus (Observe) €32/月 (100 日次セッション) セッションレベルフィルタ、行動インサイト
Business (Observe) €80/月 (500 日次セッション) ~ 最大 €9448/月 (270,000 日次) 500 日次で高度分析、APIアクセス、エンゲージメント指標
Scale (Observe) €171/月 (500 日次) ~ カスタム見積り フル機能、SAML SSO、専任サポート
Ask (Surveys) 無料 (20 月次回答) ~ €128/月 ポップアップ、サーベイ無制限、AIセンチメント分析
Engage (Interviews) 無料 (3 月次インタビュー) ~ カスタム見積り インタビュー、参加者プール、録画保存

向いている企業規模・シーン

  • 中小企業や予算が限られたスタートアップに最適です。
  • UI/UXの視覚的なボトルネックを低コストで把握し、素早く改善案を検討したい場合に向いています。

Crazy Egg

Crazy Eggは手軽にヒートマップやスクロールマップを導入できるCROツールで、小規模サイトや個人事業主でも利用しやすく、A/Bテスト機能も備えています。

  • 独自にA/Bテストを簡易実行でき、ページごとにトラッキングするPV数に応じて課金される仕組みです。

主な機能

  • スクロールマップ:ユーザーがどこまでスクロールしたかを可視化し、重要コンテンツの最適配置を検討できます。
  • コンフェティマップ:クリック位置を色分けで表示し、ユーザーが操作している要素を把握できます。
  • A/Bテスト機能:コーディング不要で簡易的に2バリエーションのテストを実行し、コンバージョン最適化をサポートします。
  • ユーザーセッションレコーディング:実際のユーザー操作を動画で再生し、UX課題を発見できます。

価格帯

プラン 価格(USD) 月間トラッキングPV数 主な制限・特徴
Starter $29/月* 5,000 PV ヒートマップ5件、レコーディング50件/月、録画ストレージ6か月
Plus $99/月* 150,000 PV ヒートマップ75件、レコーディング1,000件/月、録画ストレージ2年
Pro $249/月* 500,000 PV ヒートマップ100件、レコーディング5,000件/月、録画ストレージ2年
Enterprise $499/月* 1,000,000 PV レコーディング10,000件/月、SAML SSO、オンボーディング / トレーニング

* すべて年額請求(年間契約)時の料金

向いている企業規模・シーン

  • 個人事業主や小規模EC運営者に適しており、コーディングリソースがない場合でもユーザー行動を可視化できます。
  • 迅速にヒートマップ・スクロールマップを導入して、UX改善を行いたい小規模サイトに最適です。

Adobe Target

Adobe TargetはAdobe Experience Cloudの一部として提供されるエンタープライズ向けパーソナライゼーション&テストプラットフォームです。AI/機械学習を活用した自動パーソナライゼーションや、大規模トラフィック下での高精度テストが可能です。

主な機能

  • AI/機械学習によるパーソナライゼーション:Adobe Senseiを使い、ユーザーごとに最適化されたコンテンツをリアルタイムで配信します。
  • A/Bテスト・マルチバリエイトテスト:大規模環境下でも精度高く実験を実行し、安心してスケールできます(。
  • モバイルアプリ向け最適化:Webだけでなく、モバイルアプリ内のエクスペリエンスも最適化可能です。
  • クロスチャネルテスト:Web、モバイルアプリ、メール、広告など複数チャネルで一貫したテスト・最適化が行えます。
  • アクセスコントロール/権限管理:厳格な権限設定が可能で、大規模チームでの運用にも対応します。

価格帯

  • エンタープライズ向けカスタム見積り:基本的には年間数千万円規模からの契約が多く、具体的な金額は導入規模や機能要件に応じて個別見積りとなります。
    標準プラン開始価格:約$50,000/年~(基本機能のみ)。
    Target Premium:自動化パーソナライゼーションや深層分析機能を含み、$100,000/年~(目安)。

向いている企業規模・シーン

  • 大手企業やグローバルサービス運営企業に最適で、マルチチャネル最適化やAIによる自動パーソナライゼーションを本格的に導入したい場合に適合します。
  • エンタープライズレベルの予算と技術体制が整っている組織向けです。

Instapage

Instapageは高機能なランディングページ作成プラットフォームで、CRO向けのA/Bテストやランディングページ最適化機能を標準搭載しています。コーディング不要のドラッグ&ドロップエディタやAIコンテンツ生成機能を備え、迅速にキャンペーンLPを構築可能です。

主な機能

  • ランディングページビルダー:200以上のテンプレートを提供し、ドラッグ&ドロップで直感的に編集できます。
  • A/Bテスト:ランディングページの複数バージョンをテストし、CVRを最大化します。
  • AMP対応/高速ロード:モバイルファースト時代の高速表示要件を満たし、ユーザー体験を損ないません。
  • ポストクリックスコア:広告からの流入後、ユーザーの行動をスコア化し、広告効率をリアルタイムで分析できます。
  • 動的テキスト置換:システム的にURLクエリや広告パラメータに応じてテキストを自動変更し、一貫したユーザー体験を実現します。

価格帯

プラン名 価格(USD/月) 主な特徴
Business $99(年払:$79) ~ $199(年払:$149) 月間訪問数制限:15,000、ランディングページ30枚、A/Bテスト無制限、インテグレーション
Optimized $199(年払:$149) ~ $299(年払:$239) 月間訪問数制限:30,000、サブアカウント5、チームメンバー5、AMP対応
Convert (Enterprise) カスタム見積り $599~/月(年払) 無制限訪問数、専任CSM、デザインレビュー、1:1広告連携、リアルタイムコラボ

向いている企業規模・シーン

  • 広告代理店や大規模マーケティング部門が専用キャンペーンを実施する場合に最適です。
  • 短期キャンペーンLP最適化を短期間で実現しつつ、高度な分析・AI機能を活用したい企業に向いています。

主要CROツール比較サマリーテーブル

以下の表では、各ツールの価格帯(最低価格目安)・主な機能カテゴリ向いている企業規模をまとめています。導入検討時の比較にご活用ください。

ツール名 価格帯(最低プラン目安) 主な機能カテゴリ 向いている企業規模・シーン
Optimizely 月額数十万円~ A/Bテスト、マルチバリエイト、パーソナライゼーション 大規模ECサイト、SaaSプラットフォーム、エンタープライズ
VWO 月額約10万円~ A/Bテスト、ヒートマップ、ファネル分析 スタートアップ~中小企業のCRO初導入、ファネル最適化重視
Heap Analytics フリーミアム(月500セッション)~ 自動イベントトラッキング、ファネル/コホート分析 データドリブンSaaS, スタートアップ、手間をかけずに行動解析
Usermaven 月額約5万円~(5万PVまで) AIレコメンデーション、リアルタイムファネル、サーベイ 中小企業~成長期スタートアップ、AI活用の行動解析を試したい
Hotjar 無料~$39/月(Observe) ヒートマップ、セッションレコーディング、フィードバック 中小企業、予算限られたスタートアップ、迅速なUI/UX改善を低コストで行いたい
Crazy Egg $29/月~(Starter) ヒートマップ、スクロールマップ、簡易A/Bテスト 個人事業主~小規模EC運営、コーディングリソースなしでも行動可視化を実現したい
Adobe Target 約$50,000/年~(標準プラン) AIパーソナライゼーション、A/Bテスト、マルチバリエイト 大手企業、グローバルサービス、マルチチャネル最適化・AI自動化重視
Instapage $99/月~(Businessプラン) ランディングページビルダー、A/Bテスト、AMP対応 広告代理店、大規模マーケティング部門、短期キャンペーンLP最適化

以上が、2025年時点で注目される主要CROツールの比較・特徴紹介です。各ツールは機能・価格・向いている企業規模が異なるため、自社の要件(トラフィック規模、予算、技術リソース、導入のしやすさ)を整理したうえで最適な製品を選定してください。

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5. おすすめ製品・企業紹介

上記の比較および各ツールの特徴を踏まえ、読者ニーズ別に特に注目すべきIT製品/企業をピックアップします。ここでは導入コストや機能、導入事例を含めて紹介しますので、自社に最適なツール選びの参考にしてください。

初心者~中小企業向け

中小規模のWebサイト運営者やCRO(Conversion Rate Optimization)初心者にとって、まずはコストを抑えつつユーザー行動の可視化を試せるツールがおすすめです。以下では、特に導入しやすい3つのツールを紹介します。

主要ツール

ツール名 主な機能 価格プラン(目安) 向いている企業・シーン
Hotjar ・ヒートマップ
・セッションレコーディング
・フィードバックポップアップ
– Observe Basic:無料(1日35セッションまで)
– Observe Plus:$39/月(100日次セッション)
– Observe Business:$99/月(500日次セッション)
・月額約39ドル~と手軽な料金設定で、UX改善の初歩を学びたい中小企業向け。
・日本国内の導入事例も多く、操作性の高さと日本語サポートも一定水準で充実している。
Crazy Egg ・ヒートマップ(クリック/スクロール)
・セッションレコーディング
・簡易A/Bテスト
– Basic:$24/月(PV数3万まで)
– Plus:$49/月(PV数7.5万まで)
– Pro:$99/月(PV数25万まで)
・低価格かつシンプルなUIで、コーディングリソースが少ない個人事業主や小規模EC運営者に最適。
・特に離脱ポイントを可視化し、初期のCRO体験を低コストで実施したい場合に向く。
VWO ・A/Bテスト
・ヒートマップ
・ファネル分析
・セッションレコーディング
– Starter:$99/月~(月間PV数10万程度まで)
– Pro:$467/月~(PV数無制限/APIアクセス付)
・段階的なプラン構成で、まずはCROを始めたい中小企業が無理なく導入可能。
・A/Bテストとファネル分析をワンストップで行いたい場合に特におすすめ。
  • Hotjar
    無料プラン(Observe Basic)でもヒートマップやセッションレコーディングが試せるため、まずはユーザー行動を把握したい初心者に最適です。
    有料プラン(Observe Plus:約$39/月~)では日次データ数が拡張され、ヒートマップの詳細分析やフィードバック収集に役立つAsk・Engage機能も利用可能です。
  • Crazy Egg
    クリックヒートマップやスクロールマップ、セッションレコーディング機能を月額$24から利用でき、低予算で導入したい事業者に人気です。
    導入事例では、小規模ECサイト運営者がCrazy Eggで商品ページの離脱ポイントを特定し、ページレイアウトを変更するだけで離脱率を15%削減した事例があります。
  • VWO
    A/Bテストやファネル分析を含むオールインワンCROスイートとして、中小企業が段階的に機能拡張しやすい料金体系を提供。
    Bayesianアルゴリズムを用いたテスト結果判定により、短期間で統計的に有意な最適解を導ける点が評価されています。

企業事例

  • 小規模EC運営(製造直販サイト)
    ツール導入前の課題:商品詳細ページでの滞在時間は長いが、購入ページに進むユーザーが少ない。
    導入ツール:Crazy Egg(ヒートマップ/スクロールマップ機能)
    改善施策:Crazy Eggのヒートマップでボタンのクリック集中度を可視化し、購入ボタンの位置をページ上部に移動。
    結果:ページ離脱率が15%削減し、CVR(コンバージョン率)が2.1%→3.4%に向上。
    併用ツール:Hotjarでヒートマップを再度確認し、フォーム入力ステップの不要な項目を削減。CVRへの影響を分析し、さらに0.5ポイント改善。

データドリブンな意思決定を重視するスタートアップ~中規模企業向け

データドリブンな意思決定を重視し、プロダクトフェーズで素早くユーザー行動を分析したい場合は、ノーコード分析やAIインサイト抽出機能を持つツールが有力です。以下では代表的な2つを紹介します。

主要ツール

ツール名 主な機能 価格プラン(目安) 向いている企業・シーン
Heap Analytics ・自動イベントキャプチャ
・ファネル分析
・コホート分析
– Free:月間500セッションまで無料
– Growth:年額約$3,600~(月間3万~30万セッションまで)
– Enterprise:カスタム見積り(トラッキング量に応じた段階課金)
・SaaS系Webサービスやスタートアップで、イベント定義を待たずにユーザー行動を即可視化したい場合に最適。
・プロダクト開発フェーズでUIの摩擦点を迅速に特定し、施策に反映したい場合に向く。
Usermaven ・AIインサイト抽出(離脱要因特定)
・サーベイ
・ポップアップ挿入
・マルチチャンネル分析
– Basic:¥55,000/月(PV数5万程度まで)
– Scalable:¥220,000/月~(AI機能・マルチチャネル分析込み)
・AIによる自動レコメンデーション機能で、ファネル漏れ要因をすぐに掴みたい中規模企業や成長期スタートアップ向け。
・Webだけでなくリアル店舗やオフラインイベントとの連携分析を行いたい場合にも適合。
  • Heap Analytics
    コード埋め込み不要で「クリック」「フォーム送信」「ビュー」「トランザクション」などのあらゆるユーザー行動を自動キャプチャし、即座にファネル分析およびコホート分析が可能です。
    無料プランでは月間500セッションまで利用でき、スモールチームがまずはプロダクト分析を始める際に負担が少ないのが特徴です。
  • Usermaven
    AIを活用して離脱ポイントの要因を自動抽出し、どのページ要素がCVRに最も影響しているかを可視化します。
    Webだけでなくメールやオフライン接点を含むマルチチャネル分析を標準搭載しているため、オンライン→オフラインの購買プロセスを一元管理できます。

企業事例

  • SaaS企業(ビジネスアプリ提供)
    課題:無料トライアル申し込みフォームの途中離脱率が高く、リード獲得数が伸び悩んでいた。
    導入ツール:Heap Analytics
    実施施策:Heapのファネル分析レポートで、フォームボタンのクリックから送信までの離脱ポイントを可視化。
    改善策:フォーム項目を従来の7項目から3項目に削減。さらに、入力ステップにリアルタイムバリデーションを追加。
    結果
    :トライアル申し込み数が月間20%増加し、プロダクト導入までのコンバージョンファネル全体が効率化。

大規模企業・エンタープライズ向け

大規模トラフィック環境や多国籍展開を行うエンタープライズ企業では、スケーラビリティ・パーソナライゼーション・AI機能を重視し、導入実績が豊富でサポートが手厚いツールが適しています。

主要ツール

ツール名 主な機能 価格プラン(目安) 向いている企業・シーン
Optimizely ・A/Bテスト(クライアント/サーバーサイド)
・マルチバリエイトテスト
・AIパーソナライゼーション(データ駆動)
– Web Basic:年額約$36,000~(テストインプレッション数による段階課金)
– Full Stack:カスタム見積り(トラフィック・機能要件に応じ数十万~数百万円)
・グローバルに展開する大手ECサイトやSaaSプラットフォームで、複雑なマルチチャネルテストやサーバーサイド最適化を必要とする場合に最適。
・DX推進部門や顧客体験専門チームが高度なパーソナライゼーションを行う際に選ばれやすい。
Adobe Target ・AI(Adobe Sensei)による自動パーソナライゼーション
・A/Bテスト・マルチバリエイトテスト
・モバイルアプリ最適化
– カスタム見積り:年額数十万~数百万円(企業規模・機能要件に応じ) ・Adobe Experience Cloudと深く連携し、Web/API経由のサーバーサイド最適化を行いたい大手企業向け。
・多国籍企業で言語・カルチャーを考慮したパーソナライゼーションやリアルタイム最適化を必要とする場合に適合。
Instapage ・ランディングページビルダー(200以上のテンプレート)
・A/Bテスト
・AMP対応
・高速ロード
– Business:¥1,500,000/年~(無制限ページ、テスト機能込み)
– Enterprise:カスタム見積り(専任サポート・大規模キャンペーン対応)
・広告代理店やマーケティング部門が専用キャンペーンランディングを短期間で大量に作成し、最適化を行う場合に最適。
・UI/UXを重視したコンバージョン短期向上施策として活用される。
  • Optimizely
    大規模トラフィック環境下でも高精度なA/Bおよびマルチバリエイトテストを実行できるため、数千万PV規模のサイト運営企業に支持されています。
    Adobe TargetやGA4など他システムとの連携も強力で、エンタープライズ仕様のプロジェクト管理機能を備えています。
  • Adobe Target
    Adobe Senseiによる機械学習アルゴリズムを活用し、ユーザー属性・行動履歴に基づいて自動でコンテンツをパーソナライズ。大規模サイトのリアルタイム最適化に強みがあります。
    IDCの調査によると、Adobe Target導入企業は3年間で平均651%のROIを達成したという報告もあり、エンタープライズ向けの実績が豊富です。
  • Instapage
    200を超えるテンプレートとドラッグ&ドロップの直感的ビルダーにより、広告代理店やマーケティング部門が短期間でLPを大量作成し、A/Bテストで最適化するシーンに最適です。
    AMP対応や高速ロード機能により、モバイル広告キャンペーンのコンバージョン率向上にも貢献します。

企業事例

  • 大手通信キャリア
    課題:新規プランページのCTA文言やレイアウトが複数パターンあり、どれが最適か分からない。
    導入ツール:Optimizely
    実施施策:Optimizelyで複数のランディングパターンをクライアントサイドA/Bテスト。CTAボタン文言や配置、ビジュアルを変更して配信。
    結果:CTAクリック率が25%向上し、新規申し込み数が月間10%増加。ページ滞在時間も平均20秒延長。
    併用ツール:Adobe Targetでモバイル向けパーソナライゼーションを実装し、モバイルCVRを1.2%→1.8%に改善。

6. 自社に最適なCROツールを選ぶためのステップ

自社でコンバージョン最適化(CRO)ツールを導入する際は、まず現状を正確に把握し、達成すべきゴールを明確に設定することが重要です。そのうえで、必要な機能を洗い出し、予算やリソースに応じたツールを比較検討します。最終的には、導入後に運用体制を整え、継続的にPDCAサイクルを回せる体制を構築することで、CRO施策を成功へと導きます。この章では、具体的に「現状分析とゴール設計」「機能要件の洗い出し」「ツール比較とベンダー選定」「導入・運用体制の整備」の4つのステップに分けて解説します。

現状分析とゴール設計

現状分析では、現行サイトのKPIやユーザー行動データをBIダッシュボードで可視化し、課題の優先順位を洗い出します。
ゴール設計では、達成すべき具体的な数値目標(CVR●●%、売上▲▲%など)と期限を設定し、ステークホルダー間で合意を形成します。
これにより、ABテストの仮説精度を高めつつ、投資対効果を最大化する進行フレームワークを構築します。

KPIの再定義

まずは「最終ゴール」と「マイクロコンバージョン」を整理しましょう。最終ゴールとは、サイト運営者が最も重視する成果を指します。ECサイトなら「購入完了」、BtoB向けであれば「資料請求完了」や「無料トライアル申し込み完了」などが該当します。一方で、最終ゴールに至るまでの中間ステップを「マイクロコンバージョン」として複数設定することで、どのフェーズで離脱が起きているかを詳細に把握できます。

ゴールを定義することで、どの部分を優先的に改善すべきかがクリアになります。

定量データ収集

次に、既存のアクセス解析ツールを活用して、現在のコンバージョン率(CVR)や離脱ポイントを把握します。2023年以降、Google Analytics 4(GA4)が標準的な分析プラットフォームとして浸透しています。GA4ではイベントベースのトラッキングが容易になり、ページビューだけでなく「ボタン押下」「フォーム入力」「動画再生」などさまざまなユーザー行動を捉えられます。

GA4によるデータ収集

  1. CVR(コンバージョン率)
    最終ゴールのCVRを確認。例:「問い合わせ完了 ÷ フォーム表示数 × 100」
  2. エンゲージメント率
    ページ滞在時間やスクロールの深度から、コンテンツの読み込み状況を把握。
  3. 離脱ポイント分析
    GA4の「遷移先」「離脱先」レポートで、どのステップでユーザーがサイトを離れているかを特定。

これらのデータを可視化して課題を洗い出し、後述のツール比較における≪要件定義≫の基礎データとします。

機能要件の洗い出し

現状の課題を踏まえ、必要な機能を一覧化して優先順位をつけます。
ユーザーシナリオやペルソナを元に、必須要件と望ましい要件を明確に区分。
各機能の実装難易度や依存関係も併せて洗い出し、開発工数の見積もりに反映します。

テスト機能の優先度決定

現状分析でわかった課題をもとに、どの機能を優先的に導入すべきかを整理します。たとえば、以下のように「A/Bテストが最重要」「フォーム最適化をまず行う」「マイクロコンバージョンの測定から始める」など、自社の課題に応じて優先順位をつけましょう。

  • シナリオ例1:ランディングページ最適化が急務
    必要機能:A/Bテスト(視覚的な要素差分テスト)、多変量テスト(マルチバリエイト)
    理由:広告流入後の最初の接点で離脱が多数発生し、本格的なテストでどの要素がCVRに寄与するかを検証する必要がある。
  • シナリオ例2:購入フォームの離脱率が高い
    必要機能:ヒートマップ/セッションレコーディング、フォームEFO(入力フォーム最適化)
    理由:ユーザーがどの項目で離脱しているかを把握し、項目削減や自動入力などで離脱を抑制したい。

予算・リソース確保

ツールによって価格体系が異なるため、以下の項目を整理しつつ、導入前に予算とリソースの目安を社内で共有しましょう。

  1. 月間PV数・アクセス数
    たとえば「月間50万PVのサイト」であれば、ヒートマップだけならHotjarのビジネスプランで十分だが、大規模A/Bテストを頻繁に行うならOptimizelyのエンタープライズ契約が必要になる。
  2. 開発リソース(エンジニア/マーケ担当)
    コーディング不要のツール(Hotjar、Crazy Eggなど)を優先するか、JavaScriptタグ挿入など開発工数がかかるツールでも対応可能かを検討。

要件シートの作成と見積り取得

項目 内容例 備考
月間PV数 500,000PV ツールの料金に直結
テスト実施要件 A/Bテスト10パターン、月間テスト数20 VWO/Optimizelyなどのテスト機能で比較検討
ヒートマップ取得数 月間50ページ分 Hotjar・Crazy Eggのプラン選定に影響
データ保持期間 6か月 分析に必要な履歴をどれくらい保持するか
開発リソース(要件) JavaScriptタグ挿入のみで完結orカスタム実装が必要か ノーコードツールか、開発工数がかかるかを判断
サポート要件 日本語サポート必須、導入初期トレーニング希望 ベンダーのサービス品質評価に関わる

必要機能が明確になったら、要件シートに「必要なテスト配信数」「必要なヒートマップ数」「データ保持期間」などを記載し、複数社から見積りを取得する。

このように要件シートをまとめると、各ツールが「自社要件を満たすかどうか」を比較しやすくなります。

ツール比較とベンダー選定

複数のABテストツールを機能性・価格・サポート体制の観点で比較検証します。
それぞれの操作性やレポート機能、他ツール連携の柔軟性を評価し、
自社の規模や要件に最適なベンダーを選定するポイントを整理しましょう。

無料トライアルでの実装感確認

まずはフリーミアムや無料トライアルプランを活用し、実際の操作感やデータ収集のしやすさを確認しましょう。以下の流れで検証を行うことで、ツール選定のミスマッチを防げます。

Heap Analytics(フリーミアムプラン)
検証ポイント:イベント自動キャプチャの精度、ダッシュボードのわかりやすさ、ファネル分析の出力イメージ。
手順

  1. サイトヘッダーにHeapタグを埋め込み。
  2. 1週間ほどデータを蓄積し、主要なマイクロコンバージョン(例:資料ダウンロードボタン押下)を閲覧。
  3. ファネルレポートを確認し、離脱ポイントが正しく表示されるかをチェック。

Hotjar(フリーミアムObserveプラン)
検証ポイント:ヒートマップ作成のスピード、セッションレコーディングの画質や使い勝手、フィードバックポップアップの設定容易性。
手順

  1. Hotjarのタグをサイトに挿入。
  2. 3~5日ほどでページビューを集め、ヒートマップを生成。
  3. セッションレコーディングをいくつか再生し、ユーザーの離脱挙動を確認。
  4. 簡単なサーベイを作成し、実際にアンケート取得ができるかテスト。

Optimizely(無料デモ/POC)
検証ポイント:A/Bテストの配信速度、ビジュアルエディタの操作感、サーバーサイドテスト実装のシンプルさ。
手順

  1. Optimizelyのデモアカウントを取得。
  2. バナーの文言を2パターンでテストする設定を実施。
  3. 自社エンジニアと協力して、サーバーサイドSDKの導入テストを1ページで試す。
  4. 結果レポートの見やすさやアクションプランの作成容易度を確認。

スケーラビリティ評価

ツールを選定する際、将来的なトラフィック増加を見越してスケーラビリティを確認しましょう。以下の観点で検討するとよいです。

  • 段階的プラン追加の可否
    たとえば、HotjarやCrazy Eggは月間PV数に応じた段階課金モデルを採用しています。現在は中小規模でも、成長後のPV増加を見据えて、手軽に上位プランにアップグレードできるかをチェックしましょう。
  • エンタープライズ向け機能
    Adobe Targetのようなエンタープライズ向けCROツールは、トラフィック規模や機能要件に応じてカスタム見積りが可能です。
    他製品(Adobe Experience Cloud全体、GA4、CRM、MAツールなど)との連携も確認し、導入後の統合運用をスムーズに行えるかを見極めましょう。
  • API/データエクスポートの柔軟性
    スモールスタート後に、社内BIツールやデータウェアハウスでデータを一元管理したい場合、各ツールのAPIや連携プラグインの有無を確認する必要があります。
ツール名 段階的プラン追加 エンタープライズ機能 他製品連携例 API/エクスポート機能
Hotjar あり(PV数に応じ) なし Slack、Trello、HubSpotなど CSVエクスポート、Webhook
Crazy Egg あり(PV数に応じ) なし Google Analytics、WordPress APIアクセス、CSVエクスポート
VWO あり(モジュール別) なし Google Analytics、Adobe Analytics API連携あり
Heap Analytics あり(セッション数) あり Salesforce、Marketo、Segment コネクタ・APIによる連携
Usermaven あり(PV数に応じ) なし Google Analytics、Zapier API/データシンク機能
Optimizely カスタム あり Adobe Analytics、Salesforce API/SDKによる連携
Adobe Target カスタム あり Adobe Experience Cloud全体 API/Adobe I/Oによる連携
Instapage あり(訪問数) なし Google Ads、Zapier、HubSpot API/Zapierによる自動連携

導入・運用体制の整備

現状の課題を整理し、必要な機能を一覧化して優先順位を明確化します。ユーザーシナリオやペルソナを踏まえ、必須要件と望ましい要件に分類し、各機能の実装難易度や依存関係を把握したうえで開発工数の見積もりに反映させます。

社内チーム編成

CROツールを効果的に活用するには、マーケティング部門と開発部門の連携が不可欠です。以下のポイントを参考に、チーム体制を組織化しましょう。

  1. クロスファンクショナルチームの編成
    マーケティング担当:A/Bテストの企画、分析結果のインサイト抽出
    UX/UIデザイナー:クリエイティブ要素の改善、ユーザビリティ改善施策の立案
    エンジニア:タグ実装やサーバーサイドSDKの導入、テスト配信の技術サポート
  2. 役割分担とKPI共有
    マーケティング担当:テスト仮説の立案、効果検証、レポート作成
    UX/UIデザイナー:Webページ/ランディングページのデザイン修正、ユーザビリティ改善
    エンジニア:クライアント・サーバーサイドテストのコード実装、タグ管理
  3. 全員で「コンバージョン率」「離脱率」「平均滞在時間」などのKPIを共有し、目標達成に向けたPDCAを回します。

レポートフォーマットの設計

効果的なCRO運用には、定期的に結果をモニタリングできるレポートフォーマットを整備することが重要です。以下の手順でフォーマットを決定し、実装していきましょう。

セクション レポート内容 備考
主要KPIサマリ CV数/CVR/CPA/マイクロCV数 今週・先週比較グラフ
ファネル分析結果 ステップ別訪問数/離脱率/到達率 Heap Analyticsなどのファネルレポート埋め込み
ヒートマップ分析 離脱多発ページのヒートマップ画像(直近月間) Hotjarのヒートマップをキャプチャ
ABテスト結果 各テストのバリエーション別CVR/有意差検定結果 Optimizely/VWOのテストレポート埋め込み
改善アクションプラン 課題ごとの仮説→具体施策→期限→担当者 マーケティング、UX、開発など部門横断で共有

ツールのダッシュボード埋め込み例
Heap Analytics:ファネル分析ウィジェットをLooker Studioに埋め込み、リアルタイムで最下流のマクロ・マイクロコンバージョンまで確認可能。
Usermaven:AIインサイトレポートをGoogle Data Studioに連携し、リード獲得数や離脱要因の自動レポートを視覚化。

このように、レポートフォーマットを整備し、定期的にチームでレビューを行うことで、データドリブンなCRO運用が可能になります。

以上が「自社に最適なCROツールを選ぶためのステップ」です。最初に現状分析とゴール設計を行い、必要機能と予算を整理したうえで複数のツールを比較検討。最終的には、社内でCRO運用を継続できるチーム体制とレポートフォーマットを整えて、PDCAサイクルを回し続けることが成功のカギとなります。

7. まとめと次のアクション

この記事では、「コンバージョンとは」の基礎知識から、CRO(Conversion Rate Optimization)ツール選定の判断材料、ツール比較、ケーススタディ、そして自社に適した導入ステップまでを詳しく解説しました。ここでは要点を再度整理し、読者の皆さまがすぐに取り組める次のアクションを提示します。

  • コンバージョンの基礎知識
    コンバージョンとは、Webサイト訪問者が「購入」「会員登録」「問い合わせ」など、サイト運営者が設定した最終成果を達成することを指します。これは、ユーザーの行動が成果に「転換」される瞬間であり、Webマーケティングにおける最重要KPIの一つです。
  • CROツール選定のポイント
    1. A/Bテスト/多変量テスト機能:ページ要素の最適化には、複数のバリエーションを同時実施して効果を測定できる機能が必須です。
    2. ヒートマップ/セッションレコーディング:ユーザー行動を可視化し、UI/UX改善の示唆を得る機能。Hotjarなどのツールが定評があります。
    3. ファネル分析・離脱ポイント分析:コンバージョンフロー全体を俯瞰し、どこでユーザーが離脱しているかを特定できるファネル分析は、Heap Analyticsなどでノーコードで実現できます。
    4. リアルタイムデータ収集・イベントトラッキング:リアルタイムでユーザー行動を把握できることで、より素早いPDCAサイクルが回せます。GA4とも連携可能なHeapやUsermavenが代表的です。
    5. パーソナライゼーション機能:ユーザー属性や行動履歴に応じてコンテンツを最適化するAI機能は、Adobe TargetやUsermavenのAIインサイトが先進的です。
    6. ツール同士の連携/API連携:GA4、CRM、MA、広告プラットフォームなどとのスムーズな連携が、データの一元管理やより高度な分析を実現します。OptimizelyやVWOなどが豊富な連携オプションを提供しています。
    7. 価格体系とスケーラビリティ:サイト規模やトラフィックに応じた従量課金・モジュール型プランがあるかを検討しましょう。中小規模向けツール(Hotjar、Crazy Egg、VWO)のプランから、大規模エンタープライズ向けツール(Optimizely、Adobe Target)まで、予算と成長戦略に合わせて選択します。

主なCROツール比較
以下は2025年時点で代表的なツールとその特徴・価格帯・適用シーンの一覧です。

ツール名 主な機能 価格帯(目安) 向いている企業規模・シーン
Optimizely A/Bテスト、フルスタックテスト、パーソナライゼーション、ファネル分析 エンタープライズ向けカスタム見積(月額数十万〜数百万円) 大規模ECサイト、新機能検証、DX推進部門
VWO A/Bテスト、ヒートマップ、セッションレコーディング、ファネル分析、ベイジアンアルゴリズム スタータープラン:月額約10万円〜プロ:月額50万円〜 スタートアップ〜中小企業でCROを始めたい場合、ファネル分析重視
Heap Analytics ノーコード自動トラッキング(クリック・スクロール)、ファネル分析、コホート分析 フリーミアム:月500セッションまで無料エンタープライズ:月額数十万円〜 SaaS系Webサービス、スタートアップ、イベント設計不要で可視化したい場合
Usermaven AIインサイト抽出、ファネルレポート、サーベイ挿入、マルチチャネル分析 ベーシック:月額約5万円〜スケーラブル:月額20万円〜 中小〜成長期スタートアップ、AI活用による意思決定を早期に試したい場合
Hotjar ヒートマップ、セッションレコーディング、フィードバックポップアップ フリーミアム:月2,000PVまで無料プロ:月額1万円〜 中小企業/予算が限られたスタートアップ、UI/UX改善の低コスト把握
Crazy Egg ヒートマップ、スクロールマップ、コンフェティマップ、簡易A/Bテスト ベーシック:月額約5,000円(PV2万程度まで)プレミアム:月額2万円〜 個人事業主〜小規模EC運営者、コーディングリソースがない場合
Adobe Target AIパーソナライゼーション(Sensei)、A/Bテスト、多変量テスト、モバイル最適化 エンタープライズ向けカスタム見積(月額数十万〜数百万円) 大手企業/グローバルサイト、マルチチャネル最適化、本格AI導入時
Instapage LPビルダー(200+テンプレ)、A/Bテスト、AMP対応 Business:月額約15万円〜(年間契約)Enterprise:要見積り 広告代理店、マーケ部門の短期キャンペーン用LPを高速最適化したい場合

これで各ツールの「向いている企業規模・シーン」が見やすく整理できているかと思います。ご確認ください。

次のアクション

以下のステップを順番に実践し、まずは小さなテストを実施しながら、徐々に施策の精度を高めていきましょう。

1. 無料トライアルをまず試す

  • ツール例:Hotjar、Heap Analytics、VWO、Optimizely、Crazy Egg
  • 目的:実際に自社サイトにタグを埋め込み、インターフェースやダッシュボードの使い勝手、データ収集の精度をチェックしましょう。たとえば、Heap Analytics はフリーミアムプラン(月間500セッションまで無料)で導入感をつかめます。
  • アクション:1~2週間ほどデータを蓄積し、マイクロコンバージョンの動きを把握。レポート機能やヒートマップを確認し、改善ポイントを整理しましょう。

2. コンバージョンフローを可視化し、マイクロコンバージョンを設定する

  • ツール例:Google Analytics 4(GA4)、Heap Analytics
  • 目的:ファネル分析を行い、どの段階で離脱が発生しているかを特定します。GA4ではイベントベースのトラッキングに移行しており、フォーム開始・途中離脱・完了などをイベントとして計測できます。
  • アクション
    1. GA4で「フォーム開始」「フォーム送信完了」「購入完了」などのイベントを設定。
    2. Heap Analyticsで自動キャプチャされたイベント(クリック、スクロール)を元に、ファネルレポートを作成。
    3. ファネル内の離脱率が高いステップをマイクロコンバージョンとしてリスト化し、改善施策を企画。

3. A/Bテスト/マルチバリエイトテストを実施する

  • ツール例:VWO、Optimizely、Instapage
  • 目的:具体的にどの要素がCVRに影響を与えているかをデータ検証し、最適化の方向性を確かめます。たとえば、InstapageのA/Bテスト機能でランディングページのバナー文言を2パターン試し、CVRの高い方を確定できます。
  • アクション
    1. テスト仮説を立てる(例:「CTAボタンの色を青からオレンジに変える」「バナー文言を変更する」)。
    2. VWOやOptimizelyでテスト配信を設定し、適切なサンプルサイズを確保(少なくとも数千PV)。
    3. 結果レポートを確認し、有意差が出た場合はページを本番化し、施策効果を実行。

4. 月次レポートで成果を数値管理し、社内で共有する

  • ツール例:Usermaven、Heap Analytics、GA4、Google Data Studio
  • 目的:施策の成果を数値化し、定期的に社内で共有することで、改善サイクルを確実に回します。UsermavenやHeapのダッシュボードを埋め込み、リアルタイムでCV数・CVR・CPAなどを確認できる状態にしましょう。
  • アクション
    1. レポートフォーマット(KPIサマリ、ファネル分析、ヒートマップ分析、ABテスト結果、次月の改善計画)を定義。
    2. 毎月初旬にレポートを作成し、マーケティング部門・UX/UIチーム・開発部門と共有。
    3. 来月の施策案を議論し、PDCAサイクルを継続的に回す。

以上が「コンバージョンとは」から始めた記事のまとめと、今すぐ取り組める次のアクションです。各ステップを実践し、小さな改善を積み重ねることで、確実にコンバージョン率向上につなげられます。ぜひ、今回ご紹介したツールや事例を参考に、自社のCRO戦略を加速させてください。

ab-test-tool-comparison-table

「ABテストツール」比較表リクエスト – 無料・30秒で完了!

「ABテストツール」の製品比較表

※税込と表記されている場合を除き、全て税抜価格を記載しています

  • 製品名
  • 料金プラン
  • プラン名金額
  • 無料トライアル
  • 最低利用期間
  • 基本的な機能
    • レポート出力可能
    • 多変量テスト
    • 無料ソフト
    • セグメントごとの結果
    • 月額固定
    • エンジニア不要
    • 従量課金
    • コンテンツブロックのテスト
    • EFO機能
    • マルチユーザー対応
    • HTMLファイル不要
    • エディター機能
    • ヒートマップ分析
    • 有意差検定
    • パーソナライズ設定
    • マルチデバイス対応
    • 外部ツールとの連携
    • リダイレクトテスト
    • 複数ページテスト
    • テストの自動最適化
  • サービス資料
  • 無料ダウンロード
  • ソフト種別
  • サポート
フリープラン 無料
備考
Optimize Nextはコストを一切かけずに利用可能です。
ベーシックプラン ¥3,000/月 (税込 ¥3,300)
備考
より充実した基本機能を提供します。数値レポートを確認、パターンの比重をカスタマイズなど。
ベーシックプラン2 ¥10,000/月 (税込 ¥11,000)
備考
基本機能に加え、画像をアップロード(1件まで)が利用できます。
プレミアムプラン ¥30,000/月 (税込 ¥33,000)
備考
無制限の画像アップロードや、個別のカスタマーサポートを受けることができます。
なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
スタンダード 要相談
プロ 要相談
エンタープライズ 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
月額 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
エンタープライズ版 要相談
制限なし
なし 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
月額利用料 0円
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要問合せ
備考
問い合わせの後ヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
初期費用は発生しません。
基本プラン 0円/月額
備考
有料オプションあり
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
問合わせ後にヒアリング
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円
備考
詳細は問合わせ
月額費用 100,000円/月額
備考
詳細は問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
通常プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:無制限
代理店プラン 55,000円/月額
備考
100万UUまで
登録サイト:10
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 200,000円(税別)
料金 45,000円(税別)/月額
3ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 要相談
備考
要問合わせ
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 10万円
備考
導入プログラム・学習コンテンツのご提供
月額固定 12.5万円〜
備考
主に計測PV数により決定
従量課金式による自動料金変動なし
1ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
備考
「初期費用」は発生いたしませんが、「計測データ保守管理料」として6,600円(税込)をお申し込み時に原則一括にて必要です。
無料トライアル 0円
料金 要相談
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
Insight Free 0円
Insight Growth 3,000 PV 4,980円/月額
Insight Growth 10,000 PV 9,980円/月額
Insight Growth 50,000 PV 19,800円/月額
Insight Growth 100,000 PV 29,800円/月額
Insight Growth 200,000 PV 49,800円/月額
Insight Growth 500,000 PV 69,800円/月額
Insight Growth 500,000∔  PV 従量課金
Insight Premium 従量課金
Experience Free 0円
Experience Growth 3,000 PV 7,980円/月額
Experience Growth 10,000 PV 14,800円/月額
Experience Growth 50,000 PV 29,800円/月額
Experience Growth 100,000 PV 49,800円/月額
Experience Growth 200,000 PV 79,800円/月額
Experience Growth 500,000 PV 109,800円/月額
Experience Growth 500,000∔  PV 従量課金
Experience Premium 従量課金
Bundle Pack Free 0円
Bundle Pack Growth 3,000 PV 9,980円/月額
Bundle Pack Growth 10,000 PV 19,800円/月額
Bundle Pack Growth 50,000 PV 39,800円/月額
Bundle Pack Growth 100,000 PV 59,800円/月額
Bundle Pack Growth 200,000 PV 99,800円/月額
Bundle Pack Growth 500,000 PV 149,800円月額
Bundle Pack Growth 500,000∔  PV 従量課金
Bundle Pack Premium 従量課金
制限なし
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /
初期費用 0円
無料 0円/月額
ミニマム 9,800円/月額
ビジネス 19,800円/月額
ファースト 49,800円/月額
エキスパート 99,800円/月額
スーパー 149,800円/月額
無料プラン→最低利用期間の制限なし 有料プラン→最低6ヶ月
クラウド型ソフト 
電話 / メール / チャット /

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