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パブリッククラウド徹底比較|IaaS・PaaS・SaaSに分けて紹介

目次

近年では、社内にクラウドのツールを取り入れるのが一般的となっています。さらに、リモートワークなど働き方の多様化が進み、企業もそれに応じた業務環境の準備をするべく、クラウド移行を進める企業が増えています。本記事を閲覧している方も同じように、クラウドサービスの導入を検討されているのではないでしょうか。

本記事では、クラウドサービスの中でもパブリッククラウドの基本事項や選定時に意識するポイント、活用例などについて詳しく解説します。「デジタル化の窓口」が厳選したおすすめのパブリッククラウドをIaaS・PaaS・SaaSに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

パブリッククラウドとは

パブリッククラウドとは、ベンダーが用意したクラウド環境を、インターネットを通じて不特定多数のユーザーに提供するクラウドサービスです。「パブリック」の意味が「公共の」を表すように、ストレージやサーバー、回線などのクラウド環境構築に必要なインフラを全てベンダーが用意し、それをユーザー全体で共有して利用します。

パブリッククラウドを選ぶときに意識すべき7つのポイント

パブリッククラウドを導入するときは、自社に最適なサービスを選ぶことが重要です。本章では下記7つの観点から、自社に最適なパブリッククラウドを選定するポイントについて解説します。

 

  • 自社とマッチする強みがあるか
  • システムの稼働状況を確認できるか
  • セキュリティポリシーに準拠できるか
  • サポートが充実しているか
  • 導入実績が豊富にあるか
  • ベンダーに信頼性があるか
  • 予算内で運用できるか

1.自社とマッチする強みがあるか

クラウドサービスにはそれぞれの強みがあり、その強みが自社とマッチしていることで高い効果を発揮させられます。サービスを選定する際は、自社で使っているツールとの連携性や今後の事業展開などを考慮し、それにマッチした強みを持つサービスを選ぶとよいでしょう。

例として「世界5大パブリッククラウド」と呼ばれるサービスとその強みは以下となります。

 

  • ビッグデータ分析やサポート面での充実度に強みがある「Amazon Web Service(AWS)」
  • 機械学習やAI関連ツールの豊富さに強みがある「Google Cloud」
  • Microsoft 365との連携性や安全性に強みがある「Microsoft Azure」
  • 中国に事業展開する企業へのサポートに強みがある「Alibaba Cloud」
  • サービスの柔軟性やセキュリティ対策に強みがある「IBM Cloud」

 

5大パブリッククラウドに限らず、他社にもそれぞれ強みは多くあるため、しっかりとサービスについての理解を深めて選定しましょう。

2.システムの稼働状況を確認できるか

ほとんどのパブリッククラウドサービスではシステムの稼働状況を確認できます。しかし、稼働状況が確認できる仕組みがないサービスを選んでしまうと、トラブルの発生や復旧の時に状況把握が困難となってしまいます。そのため、選定するサービスは稼働状況の確認が可能であるかを確認しておきましょう。

3.セキュリティポリシーに準拠できるか

企業によっては、データの保存を国内に限定していたり、国内の法律にのみ準拠可能としていたりすることがあります。セキュリティポリシーは企業によって異なるため、導入に関わる担当者は自社のセキュリティポリシーについてしっかりと把握しておきましょう。

パブリッククラウドを導入した際に、自社のセキュリティポリシーに準拠した運営ができるのかを導入前に確認しておくことが大切です。

4.サポートが充実しているか

パブリッククラウドの導入から運用を行なっていく際に、不明点やトラブルなどが起こることもあるでしょう。そのような時にサポート体制が充実しているかそうでないかによって、解決までのスピードが大きく変わってきます。スムーズに導入し、運用していくためにはクラウド構築サービスの有無やサポート体制の充実さが重要といえます。

5.導入実績が豊富にあるか

導入実績が豊富なベンダーは多くの企業に選ばれる理由があります。例えば、多くの企業が利用する分、高性能なサーバーを用意していてネットワークのトラブルが少なかったり、セキュリティ対策やサポートが優れていたりします。

もちろん、導入実績が豊富とまでは言えなくても、しっかりと検討した上でそのベンダーを選ぶのであれば問題はありません。しかし、「安いから」などの不十分な検討で導入すると失敗してしまう可能性が高くなるため、信頼できるベンダーを選ぶ際は実績の豊富さも選定基準に入れておきましょう。

6.ベンダーに信頼性があるか

パブリッククラウドの継続的な利用をしていくにあたって、ベンダーに信頼性があるかは大変重要となります。信頼性を測る際は、サービスの運用歴や会社の規模、安定性、導入実績、トラブルの有無などを指標とするとよいでしょう。また、ヒアリングで担当者が親身になって聞いてくれるかなどの点も大切です。

7.予算内で運用できるか

導入後の失敗例として、想定よりもコストがかかってしまったという事例がよく挙げられます。多くのクラウドサービスは月額従量課金制の料金プランとなっていて、サービスをどれだけ使ったかによって料金が決められます。そのため、初期費用とランニングコストが予算内で収まり、継続的な運用ができるかを入念にシミュレーションしておくとよいでしょう。そうすることで、導入後に想定外の費用がかかってしまったという失敗を未然に防ぐことができます。

パブリッククラウドのサービスをXaaSの種類別に比較

パブリッククラウドは「SaaS」「PaaS」「IaaS」に3種類に分けられます。下記のリンクからそれぞれの製品を比較してみましょう。

SaaSの製品比較

PaaSの製品比較

IaaSの製品比較

パブリッククラウドの活用例3選

具体的に企業がどうやってパブリッククラウドを活用しているのか知ることで、活用の幅を広げられる可能性があります。本章では、パブリッククラウドを導入した企業がどのように活用しているのか、活用例を紹介します。

 

  • 災害対策
  • ビッグデータ解析
  • Webサイトの通信速度改善

1.災害対策

災害に備えて社内システムをクラウドに移行する事例は数多く存在しています。日本では地震などの災害が多く発生しており、今後もいつ大規模な災害が起きるかはわかりません。停電が起きて社内のPCやサーバーが稼働できなくなると、業務の遂行にも大きな影響を及ぼします。そこで、社内システムをクラウド化することで、データ損失やサーバーのダウンなどのリスク、業務遂行への影響を低減させられます。

2.ビッグデータ解析

マーケティングでビッグデータの解析を行いたいという目的がある場合にもクラウドサービスの導入が有効です。クラウドの強みであるデータの同期を利用してこれまで手作業で行わなければならなかったデータの収集作業も自動化できます。それにより、収集作業やレポート資料作成などにかかる時間が大幅に削減され、本質的な業務に多くの時間を割くことが可能となります。

3.Webサイトの通信速度改善

サーバーを変えて通信速度の向上を図る事例もあります。国内との通信である場合は通信速度に問題が起こることも少ないですが、海外に向けて事業を展開している場合はクラウドサービスのサーバーに変えることで通信速度が大きく向上する可能性があります。

現在、海外向けのWebサイトで通信速度が遅くなっているなどの問題がある場合はクラウドサービスのサーバーに変えてみると改善を図れるでしょう。

パブリッククラウド導入の流れ

パブリッククラウドを導入するときに、どのような流れで導入するのか事前に知っておきたいという方もいると思います。本章では、パブリッククラウドを導入する流れについて解説します。

 

  • ヒアリング
  • 見積・提案
  • 環境構築
  • 運用開始

1.ヒアリング

ベンダーとのヒアリングでクラウド導入の規模や用途、システム要件などを深堀りし、どの程度サービスを利用するのか明確にします。

2.見積・提案

明確になった要件をベンダーが見積し、利用者に対して提案します。

3.環境構築

見積と提案が完了したら、ベンダーがクラウド環境の設計からテスト運用までの環境構築を行います。

4.運用開始

ベンダーがテストまで完了したら納品され、クラウド環境での業務が開始可能となります。

パブリッククラウドとプライベートクラウドの違い

プライベートクラウドとは、自社専用で利用できるクラウド環境のことです。ベンダーが用意したクラウド環境をユーザー全体で共有するパブリッククラウドに対して、プライベートクラウドは自社内でクラウド環境を構築し、自社専用として利用できるのが特徴です。

プライベートクラウドにはオンプレミス型とホスティング型の2種類があるため、それぞれについて下記で解説します。

 

  • オンプレミス型プライベートクラウド
  • ホスティング型プライベートクラウド

オンプレミス型プライベートクラウド

オンプレミス型プライベートクラウドとは、サーバーやネットワーク機器を自社で用意し、そのサーバーを使ってクラウド環境を構築する形態です。自社で機器を用意しなければならない分、コストと環境構築の手間がかかりますが、システムの拡張やセキュリティ対策などを柔軟に行えます。

ホスティング型プライベートクラウド

ホスティング型プライベートクラウドとは、パブリッククラウドの環境内に自社専用のクラウド環境を構築できる形態です。パブリッククラウド内の一部リソースを契約して利用できるため、オンプレミス型プライベートクラウドのようにインフラ設備を自社で準備する必要がなくなります。

パブリッククラウドとプライベートクラウドはどちらがおすすめ?

ここまでで、パブリッククラウドとプライベートクラウドについて解説しましたが、自社でどのクラウドサービスを導入すればいいのかわからないという方もいると思います。

本章では、パブリッククラウドとオンプレミス型プライベートクラウド、ホスティング型プライベートクラウドのどれを導入するかの判断基準として、それぞれにおすすめの企業について解説します。

 

  • パブリッククラウドの導入がおすすめの企業
  • オンプレミス型プライベートクラウドの導入がおすすめの企業
  • ホスティング型プライベートクラウドの導入がおすすめの企業

パブリッククラウドの導入がおすすめの企業

パブリッククラウドは、初期費用や管理コストをかけずになるべく早くクラウド環境を導入したい企業におすすめです。かかる費用は使用するリソース分だけであることが多く、リソースの増減も短期間で柔軟に変更できます。

ただ、セキュリティ対策はオプションとして費用がかかる場合があることや、ネットワーク障害の発生時もベンダーによって対応に時間がかかることなどに注意が必要です。

オンプレミス型プライベートクラウドの導入がおすすめの企業

オンプレミス型プライベートクラウドは、クラウド環境の構築に多くの時間とコストがかかりますが、完全に自社専用の環境を導入できます。そのため、多くの機密情報を取り扱う場合や自社独自のセキュリティ対策、リソース設定などを行いたい場合はオンプレミス型プライベートクラウドがおすすめです。この環境にすることで、他社によるネットワーク負荷が原因で障害が出る心配もなくなります。

ただ、設備の準備から運用する際の環境構築、障害対策なども自社で行う必要があるため、多くのリソースが必要となる点は注意しましょう。

ホスティング型プライベートクラウドの導入がおすすめの企業

ホスティング型プライベートクラウドは、設備や環境構築に多くのコストをかけられないが、プライベートクラウドの環境を導入したいという場合におすすめです。インフラはベンダーが用意するため月額制で利用できることが多く、独自のセキュリティ環境を構築できます。

ただ、環境構築に初期費用がかかることやリソースの増減に時間がかかること、オンプレミス型よりもカスタマイズ性に欠けるという点には注意が必要です。また、障害が起きた場合はベンダーの対応となるため、対応に時間がかかる場合があります。

社内システムの早期クラウド化にはパブリッククラウドの導入が必須

パブリッククラウドを導入すると、クラウド上でのデータ同期が可能となり、働き方の多様化や災害対策などができるようになります。オンプレミスでの業務遂行や災害対策に課題を感じている場合は、パブリッククラウドの導入を検討してみてください。

パブリッククラウドの選定時は、自社にマッチした強みがあるか、ベンダーの信頼性があるか、セキュリティポリシーに準拠できるかなどの観点から選ぶといいでしょう。また、クラウドの導入をスムーズに行なうという点から、サポート体制が充実しているベンダーのサービスがおすすめです。

ただし、コストの想定が甘く、想定外のコストがかかってしまうと失敗に繋がりやすくなってしまいます。そのため、導入前に入念なコストシミュレーションをしておくことが極めて重要です。

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