製品を導入することになった背景

キャメロンジャパン株式会社は、石油や天然ガスの生産システム、プロセス機器の設計から製造を主な業務としています。アメリカに親会社があり、ビジネスの市場も海外であるため、売上代金の回収や支払は主にUSドルで行っています。しかし、日本の基準で財務諸表を作成していたため、為替の影響が大きく反映されてしまいました。この状況に対して、アメリカの親会社からは、機能通貨であるUSドルで記帳し、US会計基準に基づいたドルの財務諸表の数値を報告するようにと強く要望されていました。

導入前に企業が抱えていた課題

キャメロンジャパン株式会社は、日本国内でのノウハウが蓄えられず、新規参入が難しいとされている分野で活動しています。そのため、高い技術力と専門性が求められ、海外での実績も高く評価されています。しかし、財務諸表の作成においては、為替の影響が大きく、アメリカの親会社からの要望に応えられない状況でした。

導入前の課題に対する解決策

この課題を解決するために、キャメロンジャパン株式会社は、システムベンダーを3社に絞り、価格面、機能面、開発期間等を考慮しながら、慎重に比較検討しました。その結果、標準で英語対応・外貨管理ができ、開発部分が最も少なく済むPlaza-iを選択しました。価格面でも納得できる額が提示され、最終的な承認はアメリカの親会社から得られました。

製品の導入により改善した業務

Plaza-iの導入により、機能通貨での会計報告が可能となり、日本法人の報告の数値の精度は一段と高まりました。また、資金管理や経費管理における業務も大幅に改善されました。特に、外貨(USD、GBP、EUR等)の送金もFBデータを作成して処理できるようになり、プロジェクト会計データが充実したことで、業務の効率化が実現しました。