製品を導入することになった背景

株式会社セルートは、バイク便事業を中心に輸配送のプロフェッショナルとして知られており、さまざまな配送方法を展開しています。また、クラウドソーシングアプリケーション『DIAq』の開発やメディカル・バイオ関連輸送事業も手がけています。しかし、注文の増加に伴い「受発注情報の処理業務」が増加し、その効率化が急務となっていました。これがRPA導入を検討し始めたきっかけでした。

導入前に企業が抱えていた課題

セルートでは、輸配送の注文処理を経理グループが担当しており、複雑で手作業が多い業務でした。伝票処理は複雑であり、スタッフが1件1件仕分けを行っていたため、効率が悪く生産性の向上が困難でした。また、業務が属人化しており、基幹システムでの自動化が難しい状況でした。

導入前の課題に対する解決策

セルートでは、RPA導入による業務効率化を目指しました。RPAは基幹システムを作り込むよりも手軽であり、基幹システムだけで完結しない作業にも適していると考えられました。また、判断の部分は人が受け持ち、その後の作業はRPAが行うことで、早期に時間削減を実現することができました。

製品の導入により改善した業務

RPA導入により、配送伝票と基幹システム上の入力データの突き合わせ作業が効率化されました。修正作業がほとんど発生しないため、単純な「OKボタン」をクリックする作業をRPAに任せることができ、担当者はより重要な業務に集中することが可能となりました。これにより、月当たり66.9時間の削減が実現し、人件費に換算してもRPAツールのコストを十分に回収できる効果がありました。