製品を導入することになった背景

ソフトクリーム業界のリーディングカンパニーである日世株式会社は、国内外での事業拡大を進めており、特に中国市場への進出が注目されていました。2010年の上海万博を前に2009年に中国市場への進出を果たし、その後もベトナムに拠点を設立するなど、海外展開を積極的に行っています。中国での事業拡大を進める中で、日本国内での知識や経験を現地に伝える必要性を強く感じ、後任として経験や知識が浅い人が担当する場合、先人の知識や経験を継承し、効果的に活用するシステムが必要だとの認識を持ちました。

導入前に企業が抱えていた課題

日世株式会社では、中国拠点での技術コーチングを通じて、後進の育成に関する課題を感じていました。具体的には、中国での事業拡大を進めるためには、日本国内での知識や経験を現地に伝える必要があると感じていました。しかし、後任として経験や知識が浅い人が担当する場合、その人の知識や経験だけでは十分な結果を生み出すことが難しいとの認識を持っていました。このような背景から、先人の知識や経験を継承し、必要な人に効果的に届けるシステムの必要性を感じていました。

導入前の課題に対する解決策

知識や経験の継承を実現するためのシステムを探求し始めました。その結果、図研プリサイトのKnowledge Explorerにたどり着きました。多くのナレッジマネジメント製品が存在する中で、Knowledge Explorerの「提案してくれる機能」に大きな期待を持ちました。2020年10月には、研究開発課での評価を行い、2021年1月に正式に導入が決定されました。

製品の導入により改善した業務

Knowledge Explorerの導入から約1年後、日世株式会社では対象とする社内データが40万件に増加し、研究開発課のメンバー約20名がこのシステムを利用しています。導入後の具体的な効果として、関連する情報が一覧表示されることで、情報探索の手間が大幅に削減されました。また、プッシュ通知機能を活用することで、過去の貴重な参考資料などが効果的に活用されるようになりました。これにより、日世株式会社の業務効率が大幅に向上し、新商品の企画や開発においても迅速な対応が可能となりました。