製品を導入することになった背景

米国市場へ上場している京セラ株式会社は、日本基準準拠の企業よりも一足早く、内部統制(SOX404)への対応を図る必要がありました。この対応は、企業の信頼性を高めるための重要なステップであり、そのための適切なシステムを導入することが求められました。

導入前に企業が抱えていた課題

SOX404の導入に伴い、京セラ株式会社は決算数値の正確性だけでなく、作業プロセスの正当性についても証明する必要が生じました。従来の手法では、データの保管状況や作業ログを手書きリストで管理していたため、内部統制対応に長期間耐えうる状態ではありませんでした。

導入前の課題に対する解決策

この課題を解決するために、京セラ株式会社はSTRAVISとSTRAVIS-LINK/isを導入することを決定しました。これにより、データ収集時の承認フローや連結計算プルーフの自動蓄積などが実現され、内部統制対応環境が大幅に強化されました。また、データや作業ログは一元的かつ統合的に管理されるようになり、内部統制監査に対する強力な証跡を提供することが可能となりました。

製品の導入により改善した業務

STRAVISとSTRAVIS-LINKの導入により、子会社からのデータの直接入力、自動仕訳機能、多彩な帳票作成機能などが利用可能となり、決算作業の効率が大幅に向上しました。これにより、業務のスピードアップと精度の向上が実現され、企業としての競争力を高めることができました。今後、京セラ株式会社は開示作業の合理化に向けて、さらなるシステム展開を進める予定です。