製品を導入することになった背景

株式会社九州屋は、創業30年で70店舗を数える急成長を遂げた企業として、さらなる多店舗化を推進しています。その中で、業容・業績の拡大と将来的な株式公開を視野に入れる中、既存の会計システムは機能や運用面で多くの課題を持っていました。伝票類と帳簿、決算書などの連動の不足や、入力ミスの増加など、業務効率の低下が見られました。これらの課題を解決し、将来的な店舗増や組織変更にも柔軟に対応できる会計システムの導入が必要と判断されました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社九州屋は、業績の拡大を支える中で、既存の会計システムが多くの課題を抱えていました。具体的には、伝票類と帳簿、決算書などのデータが連動しておらず、入力やチェックの作業が複数回必要となる点、これが作業効率の低下や入力ミスの増加につながっていた点などが挙げられます。特に決算期には、経理スタッフが深夜まで業務に追われる状況が続いていました。

導入前の課題に対する解決策

株式会社九州屋は、ビジネスブレイン太田昭和(BBS)に企業システム診断を依頼し、既存の会計システムの課題を指摘されました。BBSの提案により、短期間・低コストで導入可能な会計パッケージソフト「ACT-NetPro」を選定しました。このソフトは、カスタマイズや将来の拡張が容易であり、BBSの対応や提案力に信頼を置いて選定されました。さらに、導入にあたっては、経理部門だけでなく、他の部門にもインタビューを行い、全社的な情報集約化を図るという方針が採用されました。

製品の導入により改善した業務

「ACT-NetPro」の導入により、情報管理を一元化することができ、二重入力や検算の作業負担が軽減されました。特に、導入後の初めての決算では、経理スタッフの残業が減少し、業務効率の向上が実感されました。また、店舗データの分析が店舗形態や地域ごとに自由に行えるようになり、出退店計画の戦略立案が効果的に進められるようになりました。さらに、システムを駆使する意識がスタッフ全体に根付き、業務プロセスのムダや改善点の意識が高まりました。