製品を導入することになった背景

エクナ株式会社は岩手県全域の自治体や民間企業を対象にOA機器やIT機器の販売・保守、ソフトウェアの開発・販売を行っている企業です。東日本大震災の際、津波で泥まみれとなったハードディスクから住民基本台帳のデータを復活させるなどの実績を持ち、自治体からの信頼が厚いです。また、岩手県で初めて自治体向けクラウドシステムを手掛け、多くの自治体へのクラウドサービスの導入と運用支援を行っています。このような背景から、社内でのウイルス対策ソフトを2011年にESET Endpoint Protection Standardに変更し、お客様への販売もESETに一本化しました。

導入前に企業が抱えていた課題

エクナ株式会社は、2011年の東日本大震災後、システムの切り替え業務を担当する技術チームが多忙となり、自社のウイルス対策ソフトの契約切り替え手続きが遅れていました。従来使用していたウイルス対策ソフトは正常に稼働していましたが、早急な対応が必要でした。また、クライアントPCのセキュリティ状態を判断するためには、社内ネットワークへの接続が必要で、遠隔地のお客様への出張中の社員のノートPCのセキュリティ状態は管理者が把握できない期間が発生していました。

導入前の課題に対する解決策

エクナ株式会社は、ESETの検出率の高さやコスト面でのメリットを評価し、ESETを選択しました。3年間の運用コストを計算した結果、従来のウイルス対策ソフトよりもESETがコストパフォーマンスに優れていること、更新料が安価であること、キヤノンITソリューションズからの技術サポートが受けられることなどが、ESETを選択する理由となりました。また、クラウド対応オプションを導入することで、サーバーのリプレイスコストを抑え、モバイル端末のセキュリティ対策も効率的に行うことができました。

製品の導入により改善した業務

ESETの導入により、エクナ株式会社はウイルス対策の軽快性と高い検出率を実現しました。ESET導入後、社内でのネットワーク停止の事例はなくなり、お客様からのウイルス感染の報告も受け取らなくなりました。更新料の削減により、お客様からの評価も高まりました。クラウド対応オプションの導入により、出張中の社員のノートPCやスマートフォン、タブレットなど、すべての端末を一括してリアルタイムで管理することが可能となり、業務の効率化が図られました。