製品を導入することになった背景

株式会社大日光・エンジニアリングは、様々な業界向けに電子機器の設計から基板実装、完成品組立てまでの一連の業務を提供するEMS(電子機器受託製造)メーカーとして活動しています。同社は中期事業計画で「国内外調達拠点の情報共有化の促進」を掲げており、グループ全体での最適な調達体制の構築を目指していました。この背景から、RFQクラウドの導入を決定しました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社大日光・エンジニアリングは、各調達拠点が持つコスト情報の共有や活用が困難であり、エクセル上での過去の価格情報の参照に多くの工数がかかっていました。また、購買先とのやり取りが属人化しており、適切なタイミングでのフォローが難しい状況でした。さらに、価格情報の検索性や見積価格の管理、サプライヤーとのコミュニケーションなど、多くの課題が存在していました。

導入前の課題に対する解決策

課題に対して、RFQクラウドの導入が提案されました。RFQクラウドは、価格情報を案件をまたいで横串で管理することができ、過去の価格データを瞬時に参照することが可能です。また、定型の見積フォーマットを利用することで、業務の手戻りが減少し、サプライヤーとのコミュニケーションの手戻りも削減されました。さらに、サプライヤーからの見積情報の管理が担当バイヤーに属人化している問題も、RFQクラウドを利用することで解消されました。

製品の導入により改善した業務

RFQクラウドの導入により、見積依頼の作業効率が大幅に向上しました。また、サプライヤーとのやり取りがシステム上で可視化され、管理者がリスクを早期に察知し、適切なフォローを行うことができるようになりました。さらに、過去の交渉履歴が案件に紐づく形で確認できるようになり、トラブルを未然に防ぐことができるようになりました。これらの改善により、業務の時間短縮や効率アップが実現され、導入のメリットを実感しています。