
learningBOX
learningBOX株式会社
導入企業株式会社笑美面
動画研修で育成を体系化し、異業種出身の人材を採用・戦力化できる体制に

learningBOXは、learningBOX株式会社が提供する学習管理システム(LMS)です。動画やスライドなどの教材を登録してコースとして配信し、クイズやテストの作成、採点、成績管理、受講状況の確認までを一つの画面で行えます。AIアシストによる問題作成、受講者の権限設定、レポート提出、不正対策、教材を販売するEC機能も備えています。料金は10アカウントまで使えるフリープランから、100アカウントごとの従量課金プランまで段階があり、社員研修のほか学校・塾、検定試験、採用試験など幅広い用途で使われています。
| 会社名 | 株式会社笑美面 |
| 業種 | サービス業(シニアライフサポート) |
| 概要 | シニアホームの紹介、入居支援、情報提供を行うシニアライフサポート事業と、コミュニティサイトの運営やシニアホーム運営事業者向けサービスを手がけるケアプライム事業を展開しています。優秀な社員のノウハウを全員に届けるため、動画とクイズを軸にした研修の仕組みづくりに取り組んでおり、本事例ではインパクト戦略部 執行役員 CHRO兼部長の西脇和弘氏が研修の再設計を主導しました。 |
課題・導入背景
同社の新人教育は、先輩社員が口頭で教える属人的なやり方が中心で、教える内容に人によるばらつきがありました。成績の出ていない先輩が自分のやり方をそのまま新人に教えてしまうこともあったといいます。優秀な社員のノウハウを、誰が教えても同じ質で届く形にしたいというのが出発点でした。以前使っていた研修システムにも課題がありました。コンテンツの管理や権限の調整に手間がかかり、四半期ごとの人事異動のたびに権限を設定し直す必要があるうえ、その操作ができるのは担当者1名だけでした。運用がその1名に集中し、担当者が動かなければ研修が止まる状態を解消することも、システム見直しの目的の一つでした。
解決策
同社はまずフリープランで動画のアップロードと進捗の可視化を自分たちで試したうえで、learningBOXを選びました。テスト作成やレポート提出など研修運用に必要な機能が揃っていること、価格とサポートの手厚さも決め手となり、導入決定から1か月で運用を始めています。研修の中身は動画とクイズを軸に組み立て、トップ営業の社員も動画制作に協力しました。動画には必ず解説と見どころの説明文を添えています。新入社員は毎日朝夕1本ずつ、月40本の視聴を評価項目に組み込み、視聴した内容が行動につながっているかまで見る運用です。ハラスメントなどのコンプライアンス研修は全員が期日までに受講し、クイズは100点を取るまで繰り返します。
結果
動画コンテンツは500本を超え、1コンテンツあたりの配信・メンテナンスの作業時間は以前の3分の1以下になりました。クイズはAIアシストが案を作り、担当者は内容の整合性の確認に絞れるため、1問15分以上かかっていた作成が2〜3分に縮まっています。運用担当者は1名から現場の研修担当やバックオフィスを含む10名以上に増え、1名に依存する状態は解消されました。年間約1,200本の動画を視聴する社員が社内トップクラスの実績を上げるなど、学習量と成果の関係も見えてきました。同社が最大の変化として挙げたのは採用面です。以前は業界経験者や福祉業界出身者にほぼ限られていた採用対象が、携帯販売やブライダルコーディネーターなど異業種出身の人材にまで広がりました。
動画研修で育成の仕組みを整え、その結果として採用できる人材の幅を広げた事例です。同社の課題は、口頭の指導に頼るため教える内容が人によって変わり、育成の質が先輩社員の力量に左右されることでした。動画とクイズで教育を体系化し、視聴本数を評価項目に組み込んで学習を習慣にしたことで、入社時点で業界の知識を持たない人でも育てられる体制になっています。その結果、業界経験者や福祉業界出身者にほぼ限られていた採用対象が、異業種出身者にまで広がりました。採用できる人材の幅を広げるという成果を、育成の仕組みを整えることで実現した点は、経験者の採用が難しい他の業種でも再現できると判断し、採用DX部門 AWARD に選出しました。
| 会社名 | learningBOX株式会社 |
| 概要 | learningBOX株式会社は、兵庫県たつの市に本社、東京にオフィスを置くeラーニングシステムの開発会社です。「教育をつくる楽しみをすべての人へ」を掲げ、使いやすさと低価格にこだわった学習管理システム「learningBOX」を提供しています。learningBOXは社員研修から学校・塾、検定試験まで幅広く使われ、2026年9月時点で利用企業数は2,000社を超えています。 |
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編集部コメント
未経験者を採用したくても、教える側の負担が大きければ経験者に絞らざるを得ません。同社は教える工程を動画とクイズに移し、視聴と理解度の確認を評価と結びつけることで、その負担を下げました。入社後の育成の仕組みを先に整えたからこそ採用できる人材の幅が広がった、という順序を編集部は重く見ています。人手不足で経験者採用に行き詰まっている企業には、求人の出し方を変える前に、入社後に誰が何をどう教えるかを標準化するという順番を検討してほしいと思います。
デジタル化の窓口 編集部