
求人データベース「Bee」
株式会社ネオキャリア
導入企業TC Career株式会社
若手向け求人データベースと伴走支援で、少人数エージェントの若手層の決定率が2倍に

求人データベース「Bee」は、株式会社ネオキャリアが人材紹介会社向けに提供する求人データベースです。同社が独自に開拓した若手・未経験層向けの求人を中心に、非公開・独占求人を含む案件を契約した紹介会社が検索して提案に使えます。特徴は、担当のカスタマーサクセスが日常的に相談に応じる伴走型の支援です。求人担当と連携し、求人票には書かれていない企業側の選考の傾向や採用意欲の高い求人を紹介会社に伝えます。求人不足や営業負荷、キャリアアドバイザーの教育に課題を持つ、立ち上げ期から拡大期の紹介会社を主な対象としています。
| 会社名 | TC Career株式会社 |
| 業種 | 人材紹介 |
| 概要 | 2024年に設立された、大阪を拠点とする人材紹介会社です。代表取締役の二宮氏と取締役の木寺氏を中心とした5名体制で、20代の若手層、なかでも社会人経験1年未満の第二新卒や既卒の方の転職支援を中心に手がけています。今後は人員を増やし、東京や名古屋など他拠点への展開も視野に入れて事業拡大を計画しています。 |
課題・導入背景
TC Career株式会社は大阪を拠点とする5名規模の人材紹介会社です。Beeの導入当初は代表と取締役の2名体制で事業を運営していました。以前は他社の求人データベースを主に使っていましたが、20代の若手層、なかでも社会人経験1年未満の第二新卒や既卒の求職者とのマッチングに苦戦していました。大手のデータベースは案件数は多いものの、若手向けはアウトソーシング系に偏っており、本人の希望と提案できる求人が合わない状態が続いていたためです。条件交渉にも制約がありました。採用企業とは営業担当を挟んだチャットでしかやり取りできない仕組みのため、勤務地や給与の細かい調整がしづらく、求職者の希望を叶えきれませんでした。求人の性質上、平均決定単価も約40万円にとどまり、収益が伸びにくい状態でした。
解決策
同社は過去に一度Beeを解約していましたが、前職でBeeを使った経験を持つ木寺氏が加わったタイミングで再導入を決めました。他社サービスも比較したうえで、それまでのデータベースにはない若手向けの優良求人が揃っている点を評価しています。木寺氏は代表に対し、未経験層向けでも決定単価が高く利益率の改善につながること、情報の鮮度と粒度が高く決定率の向上が見込めることの2点を挙げて再導入を説得しました。運用面では、担当のカスタマーサクセスと毎日チャットや電話で連絡を取り、「こういう経歴の求職者がいるが合う求人はあるか」と相談すれば、いま採用意欲の高い求人や、面接で企業が重視する点といった求人票にない情報がすぐ返ってくる体制を作っています。
結果
導入後まもなく成果が出ました。木寺氏の参画後、若手層の決定は月1〜2名で推移していましたが、Bee導入直後の単月で5名が決定し、決定率は従来の約2倍になりました。集客の方法は特に変えておらず、面談に来る求職者の層はほぼ同じです。紹介できる求人の幅と精度が上がったことで、以前なら「紹介できる案件がない」と断っていた求職者にも自信を持って提案できるようになったことが、数字に直結したと同社は分析しています。平均決定単価は約40万円から約70万円に上がり、支援できる求職者の層も広がりました。カスタマーサクセスとの連携について同社は、自社の外部の法人営業担当のような存在だと評価しています。
若手層の決定率の低さという課題を、求人の質、条件交渉のしづらさ、決定単価の3点に分けて捉えていた点が明確でした。打ち手の面では、再導入の判断を決定単価と決定率という2つの数字で説明し、導入後はカスタマーサクセスと毎日連絡を取って求人票にない情報を引き出す運用にした点に工夫があります。集客の方法は変えていないと同社は述べ、紹介できる求人の幅と精度が上がったことを、若手層の決定率約2倍、平均決定単価約40万円から約70万円という成果の主な要因に挙げています。導入当初は2名体制だった紹介会社が外部の支援を使い、求職者と採用企業を結ぶ提案の幅を広げた進め方は、立ち上げ期の小規模なエージェントにも再現しやすいと考え、採用DX部門 AWARD に選出しました。
| 会社名 | 株式会社ネオキャリア |
| 概要 | 株式会社ネオキャリアは、2000年設立、東京都新宿区に本社を置く人材サービス企業です。新卒・中途・エンジニア・介護分野の採用支援をはじめ、就労支援、HR Techを活用した業務支援やアウトソーシングなど、幅広い事業を展開しています。従業員数は3,651名(2026年2月末時点)です。「Bee」は、同社のHR Tech事業および採用支援事業の一環として、人材紹介会社の成果に伴走するプロダクトと位置づけられています。 |
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編集部コメント
少人数の紹介会社が拡大期に直面するのは、未経験で入るキャリアアドバイザーに求人の見極めやマッチングのコツを教える時間の確保です。同社は新人がカスタマーサクセスに相談しながら決定を出し、ノウハウを覚える形で、教育の一部を外部に委ねる構想を持っています。求人データベースを案件の検索にだけ使うのか、担当者から採用企業の選考の傾向まで日常的に聞き出すのかで、提案できる求人の幅は変わります。編集部はこの使い方の違いを、求人票の文字情報だけでは決定を出しにくい紹介会社に伝えたいと考えました。
デジタル化の窓口 編集部