製品を導入することになった背景

システム導入前、お客様の法人は各拠点で異なる就業管理を行っていました。具体的には、「A拠点は紙のタイムカード」「B拠点は出勤簿」「C拠点は他社システムで管理」といったように、異なる就業管理のため、集計業務の効率が悪かったのです。特に「応援業務」が発生した際の事実確認などで一元管理の必要性を強く感じていました。また、拠点間(別法人)のネットワーク(VPN環境)が未構築であったため、クラウドでの導入を希望していました。

導入前に企業が抱えていた課題

3社の法人グループがそれぞれ異なる就業管理システムを導入しており、集計業務の効率化が大きな課題でした。また、他拠点での「応援勤務」が発生した際、通常の勤務施設の出勤・退勤時刻が空欄となり、出勤しているにも関わらず欠勤となるなどの確認業務が困難でした。さらに、出勤・退勤時刻が異なる勤務が多く、勤務予定が前日に変更されることもあり、固定の勤務シフトではなかったため、遅刻・早退・時間外労働の状況の把握が難しかったのです。時間外労働や有給休暇の申請も全て紙で行っていたため、その管理や集計作業も効率的ではありませんでした。

導入前の課題に対する解決策

クロノスPerformanceの導入が提案されました。この製品は、就業管理システムを統一化することができ、法人全体で労働基準法を遵守した就業管理を実現することができる点が魅力でした。また、「シフトExcel貼付オプション」を活用することで、勤務シフト表の事前登録が可能となり、出勤・退勤時刻との比較による遅刻・早退・時間外労働等の集計時間を短縮することができました。さらに、「有休管理機能」を活用することで、法人全体の有休管理を一元化することが可能となりました。

製品の導入により改善した業務

クロノスPerformanceの導入により、法人グループ全体の就業管理が統一化され、時間外労働の上限規制や有給休暇取得義務等、労働基準法を遵守した就業管理が実現されました。特に、「自動集計機能」と「シフトExcel貼り付けオプション」の使用により、勤務予定の事前把握や遅刻・早退・時間外労働の発生状況の確認がスムーズに行えるようになりました。有休管理機能の使用により、有給休暇の管理も一元化され、管理業務の効率化が実現されました。さらに、「自動通信機能」の導入により、月中でも打刻忘れの確認や届出の入力が可能となり、締日後の集計作業時間が大幅に削減されました。