製品を導入することになった背景

田中整形外科は、慢性疼痛やスポーツ障害などの治療に取り組む医院として、高い治療満足度を追求してきました。2013年のリニューアルを機に、MRIの導入やリハビリ施設の充実など、医療設備の向上を図りました。さらに、診療業務の効率化と医療の質の向上を目指し、診療予約・受付管理システム「ドクターキューブ(ドクターキューブ株式会社)」の導入を決定しました。この背景には、患者の待ち時間の短縮や診療業務の効率化が求められていたことが大きく影響しています。

導入前に企業が抱えていた課題

田中整形外科は、様々な疾病を持つ患者さんが毎日約250名来院しており、その中でも6割が慢性的な疾病の患者さんでした。特に慢性疼痛の治療に力を入れていたが、現代社会では多くの方が慢性的な疼痛を抱えている中、その現状が十分に知られていないという課題がありました。また、診療以外の場面で患者さんが最も不満を感じるのは、診療や検査までの待ち時間や、診察終了後の会計までの待ち時間でした。

導入前の課題に対する解決策

患者さんの待ち時間を短縮し、診療業務の効率化を図るために、診療予約・受付管理システムを導入することを決定しました。このシステムの選定にあたり、ドクターキューブ株式会社の「ドクターキューブ」を採用することとなりました。専用システムであり、多様な運用法に対応できるカスタマイズ性や、サポート体制を高く評価したためです。さらに、システムを段階的に導入し、リハビリ部門から始めることで、スムーズな運用を目指しました。

製品の導入により改善した業務

「ドクターキューブ」の導入により、診療の効率化が実現されました。特に、電子カルテとの連携が実現し、診察室内で当日の予約状況が把握できるようになったことで、急な患者の来院が少なくなりました。また、大型モニタを設置して、診療受付や予約の状況を視認できるようにし、スマートフォンからも状況を確認できるように設定しました。これにより、患者さんの待ち時間が大幅に短縮され、診療の効率化が図られるようになりました。