製品を導入することになった背景

新潟大学は、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、令和2年度の授業を非対面型を原則として実施していました。しかし、非対面型授業が長引く中、特に新入生の間で人間関係が築けないという不安の声が上がりました。大学側としても、オンラインでのソーシャルイベントや少人数でのキャンパス見学会などの取り組みを行ってきました。令和3年度第1学期では、感染状況を考慮しつつ、対面型授業の範囲を前年度よりも拡大する方針を取りました。この背景から、学内での感染拡大防止策が一層重要となり、新たな取り組みが求められました。

導入前に企業が抱えていた課題

新潟大学は、対面型授業の実施にあたり、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策として、受講学生の人数を教室収容定員の半分以下に設定する必要がありました。また、3密を回避し、学生の出席状況を記録することも必要とされました。これらの課題を解決するための手段として、座席管理システムの導入が考えられました。

導入前の課題に対する解決策

新潟大学は、対面型授業の実施に際し、受講学生の出席状況を記録するための座席管理システムとしてColorkrew Bizを導入することを決定しました。他にも検討したツールはありましたが、Colorkrew Bizは大掛かりな事前準備や初期費用が不要であったため、コスト面も含めて導入の決め手となりました。このシステムを使用することで、新型コロナウィルス感染症に感染した学生が判明した場合、迅速に濃厚接触者の特定や関係施設の消毒などの対応が可能となりました。

製品の導入により改善した業務

Colorkrew Bizの導入により、新潟大学は感染者が判明した場合の2次感染予防対策を迅速に行うことができるようになりました。具体的には、感染した学生が使用した座席の情報から、濃厚接触者の特定や関係施設の消毒などの対応が迅速に行えるようになりました。また、現在、Colorkrew Bizに登録したユーザ(学生)は12,315人、QRコード(座席)は8,055件となっており、アクティベートした学生は約50~60%となっています。このシステムの導入により、学生たちが安心してキャンパスライフを送るための環境が整備され、今後の活用の機会も増えると考えられます。