製品を導入することになった背景

株式会社インボイスは、企業の業務効率化を支援しコスト削減を実現する「一括請求サービス/ゼネラルインボイス」や「集合住宅向けのインターネットサービス」を提供しています。市場の変化に伴い新規商談の創出が困難になったため、既存の顧客管理にデータを活用し商談を増やす方針を立てました。しかし、顧客情報が複数のツールに分散して保存されており、それらのデータ連携に課題があったため、データを整理し統合するために「trocco®」を導入することになりました。

導入前に企業が抱えていた課題

導入前、株式会社インボイスは17,000社の顧客リストを持ちながら、アクティブな接点は全体の約2割に過ぎませんでした。名刺データやリード情報は膨大な量にも関わらず、それらを活用した具体的なアプローチが行われていませんでした。営業と顧客管理のツールは導入されていましたが、ツール間でのデータ連携がなく、情報は断片的であり、インサイドセールスとフィールドセールス間の連携もスムーズではありませんでした。

導入前の課題に対する解決策

ツール間のデータ連携についてツール側の担当者に相談したところ、スクラッチ開発が必要であり、そのコストは1,000万円規模に上るという見積もりが出されました。リリースまでに1年以上かかる見込みでした。新しいツールへの移行も検討されましたが、時間とリソースの消費、データ連携のリスクを考慮し見送られました。そこで「trocco®」が選ばれ、その導入により開発工数と時間の削減が見込まれました。

製品の導入により改善した業務

「trocco®」の導入により、MAとSFA間でのデータ連携が実現し、新規リードをリアルタイムでインサイドセールスに渡すことが可能になりました。これにより、お客様の検討度合いや温度感を見逃すことなく、最適なタイミングでアプローチできるようになりました。また、データ連携の業務フローが定まり、インサイドセールスの通常業務にも馴染むようになりました。導入後は、コンバージョン数が当初の50倍近くに増加し、半日かかっていたデータ連携業務がほぼなくなり、本来の業務に集中できるようになりました。