製品を導入することになった背景

東海EC株式会社様は、リーマンショック後の景気後退に伴い、経営戦略の再策定の必要性を感じていました。2008年には、ITを活用して業務改革と効率向上を図るため、基幹データベースや会計システム、勤怠管理などの業務をIT化しました。しかし、会計や基幹システムからのデータ集計は、Excelを使用した手動で行われており、月に約120時間の工数がかかっていました。

導入前に企業が抱えていた課題

東海EC株式会社様は、IT化を進める中で、会計システムや基幹システムからの帳票作成やデータ分析の基礎データ集計をExcelで手作業で行っていました。この作業には月間約120時間という大きな工数がかかっていました。このような状況の中で、業務の効率化や自動化の必要性が高まっていました。

導入前の課題に対する解決策

課題の解決のため、2010年6月にETLツール「Waha! Transformer」及び「Spreadsheet Adapter for Excelオプション」を導入し、集計作業の自動化を目指しました。東海EC株式会社様は、データ加工にExcelを利用すること、データ加工のロジックを自社で簡単に作成できること、そして投資対効果が高い製品を求めていました。これらの条件を満たす「Waha! Transformer」を選定し、導入を決定しました。

製品の導入により改善した業務

「Waha! Transformer」の導入により、月間120時間かかっていた集計作業が約15時間に削減されました。Excelの標準化を徹底し、ファイルトリガー機能を活用して業務の自動化と高速化を実現しました。2013年6月には、最新バージョンの導入により、Excel集計の処理速度が約2倍に向上。さらに、業務改革の成功を通じて、現場部門の意識改革が進み、ワークスタイルの変革が実現されました。