製品を導入することになった背景

岡山県倉敷市にある産業機器メーカー、株式会社倉敷化工は、1964年に自動車用防振ゴムやホースの生産からスタートしました。現在は自動車用ゴム部品や産業用防振・防音・緩衝機器の製造販売を手掛けています。しかし、在庫管理が全くできていない状態で、基幹システムの在庫管理機能では現場との連携が難しく、在庫の精度が悪かったため、改善が求められていました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社倉敷化工では、在庫を紙伝票で管理しており、記載ミスや紛失のヒューマンエラーが発生していました。また、棚卸集計に約3日かかり、出荷対象製品の在庫保管箇所が正確でなく、出荷作業が短縮できず、無駄な移動作業が頻発していました。

導入前の課題に対する解決策

産業機器事業部では、製品在庫と製品出荷の改善から手を打つことにしました。バーコード管理を導入するための準備として、製品にバーコードを貼る作業や棚番登録を行いました。また、オンザリンクスとの連携を強化し、基幹システムとうまく連動させることで、現場の作業負担を増やさずに正確なデータ管理を実現する方針を採用しました。

製品の導入により改善した業務

製品の導入後、在庫は電子データとして管理され、ヒューマンエラーが撤廃されました。棚卸集計は約1日に短縮され、手書き集計が廃止されました。出荷作業の短縮や無駄な移動作業の廃止も実現し、作業効率が大幅に向上しました。現場の作業者もシステムを利用することで、在庫の位置がすぐに分かるようになり、作業の効率化が進んでいます。