製品を導入することになった背景

JITSUBO株式会社は、東京農工大学発のバイオベンチャー企業として、ペプチド医薬品の開発に注力しています。研究においては、多種多様な試薬や溶媒が使用されており、これらの在庫管理はExcelで行われていました。しかし、700種以上の試薬・溶媒の在庫を研究員がExcelで日々更新するのは工数的に困難で、正確な在庫の把握や情報の共有が課題となっていました。2017年7月のライフサイエンス研究センターへの移転を機に、在庫管理のシステム化を検討することとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

JITSUBO株式会社の研究員は、多数の試薬や溶媒の在庫をExcelで管理していましたが、その更新は工数的に困難でした。また、在庫の正確な把握が難しく、試薬や溶媒の過剰在庫や欠品が発生することがありました。保管部屋が複数あり、小さな試薬や溶媒が見落とされて発注されることもあったとのことです。さらに、研究員の人数の増加に伴い、正確な在庫の把握と情報の共有が必要となっていました。

導入前の課題に対する解決策

在庫管理システムの選定を行う中で、多くのシステムがオーバースペックであると感じられました。ITコンサルティング会社の紹介を受け、複数の候補から「在庫スイートクラウドLite」が選ばれました。このシステムは、JITSUBO株式会社の検討業務と提供機能がマッチしており、価格競争力も高かったため、導入が決定されました。

製品の導入により改善した業務

「在庫スイートクラウドLite」の導入により、試薬や溶媒の在庫を負担感なく管理することができるようになりました。研究員は、バーコードを読むだけで在庫の状況を更新できるようになり、PC画面で誰もが在庫量を確認できるようになりました。欠品や無駄な発注が防げるようになり、研究結果に問題があった際の試薬や溶媒の追跡も容易になりました。これにより、研究の安心感と効率が向上しました。