製品を導入することになった背景

兵庫県神戸市役所では、職員数約21,036名という大規模な組織運営を行っており、長年庁内イントラネットを利用して情報共有を行ってきました。しかし、情報共有の方法には改善の余地があり、全庁にグループウェアを導入する決定を下しました。これにより、2万人規模の組織における情報共有の効率化と新たな市民サービスの拡充を目指しています。

導入前に企業が抱えていた課題

導入前の兵庫県神戸市役所では、庁内イントラネットを利用して情報発信や共有を行っていましたが、主に一方向の情報発信が中心であり、双方向の情報共有には不向きな状況でした。また、部門を横断する職員間のコミュニケーションや情報共有が難しく、市民サービスの向上にも影響を与えていました。さらに、働き方改革が進む中で、職員間の情報共有の実情に対する危機感や改善の必要性が高まっていました。

導入前の課題に対する解決策

兵庫県神戸市役所では、情報共有の効率化と職員間のコミュニケーション向上を目指し、グループウェアの導入を決定しました。選定の際には、基本機能に加えて職員ポータルとしての活用が期待できる製品を探し、さらにデジタルスキルの異なる全職員が利用しやすい製品を選びました。その結果、desknet's NEOとChatLuckを導入し、全庁的な情報共有の基盤を整備しました。

製品の導入により改善した業務

desknet's NEOとChatLuckの導入により、兵庫県神戸市役所では部局を超えた職員のスケジュール共有や情報共有の効率化を実現しました。これにより、働き方の変化に対応し、テレワークの推進も可能となりました。また、市長や副市長からの提言や職員からの意見発信が活発に行われるようになり、職員の意識改革にも寄与しました。さらに、ポータルと業務システムの連携により、庁内業務の効率化を実現し、行財政改革に向けた意識の共有と醸成が進みました。