製品を導入することになった背景

東京エレクトロンデバイス株式会社では、業務効率化のためにワークフローシステムの導入を検討しました。2006年に初めてシステムを導入したものの、機能面や運用面、拡張性において多くの課題が浮上。特に、複雑な承認プロセスの構築が困難で、フローの設計や構築に多大な時間が必要でした。これらの課題を解決するため、より効率的かつ柔軟なシステムへの移行が必要とされました。

導入前に企業が抱えていた課題

導入前、同社は紙ベースでの決裁や申請業務を行っており、そのプロセスには多くの時間と労力が必要でした。初めてのワークフローシステム導入後も、機能の制限により複雑な承認プロセスの構築が難しく、また、人事管理システムや基幹業務システムとの連携が不十分であるなど、システムの拡張性にも問題がありました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するため、同社は市場で利用可能な複数のワークフローシステムを比較検討しました。その結果、GUIツール「FlowEditor」を使用したドラッグ&ドロップによる経路設定が可能で、複雑な設定も簡単に行えるAgileWorksを選択。さらに、帳票画面の使いやすさ、システムの拡張性、多言語対応、スマートフォン対応なども評価されました。

製品の導入により改善した業務

AgileWorksの導入により、起案や承認が簡単にできるようになり、承認期間も短縮。申請・承認に関連する業務全体が効率化されました。また、各部署がフローや帳票を自由に作成・管理・運用できるようになり、IT部門の負担が大幅に軽減されました。さらに、将来的には1日2000件を処理する見積承認・管理システムの構築や、基幹業務システムとの連携強化も計画されています。