製品を導入することになった背景

医療法人社団 創福会では、訪問診療を中心に様々な医療サービスを提供しておりましたが、旧式の電子カルテシステムの更新と、膨大な患者データの移行が迫る中、従来の方法では対応が困難であるという認識を強く持っていました。特に、データ移行作業は人手では追いつかず、ITツールの導入が必要不可欠であるとの結論に至りました。また、担当者の退職などによる知識の喪失リスクへの対策も求められていました。こうした状況の中、医療のDX化を推進する目的で、展示会でRoboTANGOとの出会いがありました。

導入前に企業が抱えていた課題

創福会は、旧電子カルテのサーバー型であり、Windows7対応のため、クラウド型への移行が避けられない課題でした。4,000人以上の患者様の診療録、約8万件のデータ移行は人手では到底不可能で、ITツール無しには進められない状況でした。また、業務の属人化が進み、担当者が退職するとその知識が失われ、業務に支障を来すリスクが常に存在していました。

導入前の課題に対する解決策

これらの課題を解決するため、創福会はRPAの導入を決定しました。RoboTANGOは、シナリオ作成のレクチャーがわかりやすく、月額費用もリーズナブルであることから選ばれました。操作が直感的で、一般的なリテラシーレベルでも扱いやすい点が評価され、導入が決定しました。また、スターティアレイズの充実したサポート体制も導入の決め手となりました。

製品の導入により改善した業務

RoboTANGOの導入により、1日あたり200件のデータ移行が可能となり、人手では数年かかる作業が大幅に短縮されました。また、業務の見える化により、無駄な作業の削減や、業務プロセスの最適化が進み、職員一人ひとりの作業効率が向上しました。今後は、院内のあらゆる部署でのRoboTANGOの活用を拡大し、業務改善や課題解決に更に貢献していく予定です。