製品を導入することになった背景

2015年にフローズン輸送の(株)ヒューテックノオリンと、チルド輸送の名糖運輸(株)が経営統合し、(株)C&Fロジホールディングスグループとして設立されました。それまでの2社は異なる勤怠管理システムを使用していましたが、経営統合を機に約11,100人の勤怠管理を1つのシステムで行うことが求められました。物流業の特性として、複雑なシフトパターンや多数の拠点が挙げられます。特に、(株)C&Fロジホールディングスでは7つの主要な職種が存在し、その中でも作業職やドライバー職は24時間体制で運営されています。

導入前に企業が抱えていた課題

物流業の特性上、多岐にわたるシフトパターンや多数の拠点が存在するため、それに対応する勤怠管理が必要でした。特に、24時間体制の作業職やドライバー職では10分単位でのシフトが組まれていました。また、ITリテラシーの有無に関わらず、全ての従業員が操作できるシステムが求められていました。

導入前の課題に対する解決策

異なる勤怠管理システムを使用していた2社が統合されたことを受けて、新しいシステムの選定が行われました。コンプライアンスや従業員の操作性を重視して、複数の製品を比較検討した結果、TimePro-VGが最も適していると判断されました。アマノ社は勤怠管理システムの分野での長年の経験とノウハウを持っており、その信頼性が評価されました。また、アマノ社の提案は自社製品を中心としていたため、ソフトウェアとハードウェアの両面でのサポートが期待できると感じられました。

製品の導入により改善した業務

TimePro-VGの導入により、全従業員がICカードタイプのタイムレコーダーを使用して出退勤を管理するようになりました。打刻時刻はリアルタイムでシステムに反映され、正確な勤怠管理が可能となりました。また、直感的な操作画面のおかげで、勤怠管理に関する問い合わせが大幅に減少しました。これにより、従来は操作が難しく感じられていた管理職や幹部社員も、自部署のデータ管理を積極的に行うようになりました。