製品を導入することになった背景

株式会社エイアイ・フィールドはデータ分析・AI構築支援、自社プロダクト提供などを行っており、AIを活用して多くの顧客課題に取り組んでいます。特に、自社プロダクトの開発において、学習データの収集が重要な課題となっていました。その中で「マスクをしていても顔認識が可能なAIモデル」の開発を進める際、顔画像を推定するためのアノテーションデータが必要となり、harBestのサービスを利用することを決定しました。

導入前に企業が抱えていた課題

「マスクをしていても顔認識が可能なAIモデル」の開発において、年齢や性別などのラベリングが必要でした。しかし、一人の作業者がラベリングを行うと、主観的なデータになってしまう問題がありました。そのため、複数人でのラベリングを行い、その平均値を取ることで客観的なデータを得る必要がありました。しかし、自社で多くの人数を確保してアノテーションを行うことは難しく、この課題の解決が求められていました。

導入前の課題に対する解決策

harBestのサービスを導入することで、複数人でのアノテーションが可能となり、主観的なデータを客観的なデータに変換することができました。harBestのサービスを利用することで、複数人での平均値を取ることが容易になり、データの偏りを減少させることができました。また、データ作成後の確認や振り分け作業も大幅に削減することができ、効率的なデータ収集が実現しました。

製品の導入により改善した業務

harBestの導入により、データ作成後のデータ確認とデータ選び出しの工数が大幅に削減されました。1つの画像に対して複数人で評価することができるため、評価に大きなばらつきがあるデータをフィルタリングし、学習データから除外することが容易になりました。この結果、学習データの確認作業も大幅に削減され、より高品質なAIモデルの開発が可能となりました。