製品を導入することになった背景

独立系商社として数多くの取引先との受発注業務にICTを活用してきた井上定株式会社は、6年前にオープン化された基幹系システムを富士通クラウド「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O」へ移行しました。これにより、システム基盤の老朽化を解消し、業務量の急激な変化にも柔軟に対応できるようになりました。

導入前に企業が抱えていた課題

井上定株式会社は、鉄鋼二次製品販売業として1936年に創業し、独立系商社として多岐にわたる商品を取り扱っています。しかし、本社の建物やサーバの老朽化、開発言語COBOLの将来性への不安、販売管理と会計の連携不足など、さまざまな課題を抱えていました。

導入前の課題に対する解決策

2014年にシステム入れ替えの検討を開始し、外部コンサルタントの支援を受けて目指すべきシステム像を明確化しました。その結果、基幹系システムをパッケージソフトウェアにリプレースすることを決定。さらに、システム基盤もクラウドへの移行を決定しました。

製品の導入により改善した業務

FJcloud-Oの導入により、システムの柔軟性が向上しました。オンプレミスではサーバのサイジングが課題でしたが、FJcloud-Oでは必要に応じて柔軟に能力を拡張できるようになりました。また、大型台風が関西に上陸した際にも、FJcloud-O上のシステムは問題なく稼働を続けるなど、事業継続性も向上しました。