製品を導入することになった背景

創業約500年の和菓子店「とらや」を運営する株式会社虎屋は、ITを活用した業務改革を全社プロジェクトとして進めていました。業務の中で「膨大な情報から目的の情報を探すのに時間がかかる」という課題が浮上しました。この課題を解決するために、住友電工情報システムの純国産エンタープライズサーチ(企業内検索ソフト)QuickSolutionを導入することとなりました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社虎屋は、長い歴史を持つ企業として多くの情報資産を蓄積してきました。この情報資産は紙やデジタルの形で社内に散在しており、業務のための情報収集に多くの時間が掛かっていました。特に、全社からの主要メンバーが集まり、IT活用による業務改革を進める中で、データ検索に膨大な時間を費やしていることが大きな課題として挙がりました。

導入前の課題に対する解決策

当初、株式会社虎屋は従来から利用していたグループウェア「Notes」の利用を止め、新しいコミュニケーション基盤の構築を検討していました。しかし、新規基盤の構築コストや現行の資産を生かすことを考慮し、検索の速度を上げる方法を模索しました。その結果、住友電工情報システムの「QuickSolution」を選択しました。この製品は、社内に点在する情報を横断的に全文検索できる機能を持っています。

製品の導入により改善した業務

QuickSolutionの導入により、社内の情報検索時間が大幅に短縮されました。特に、OfficeファイルやPDF、Webサイト、Notesなどのグループウェアからデータベースまで、社内に散在する情報を横断的に全文検索できる点が評価されました。また、Active Directory 配下にあるファイルサーバの検索時間も大幅に短縮されました。この結果、業務の効率化が実現され、以前は利用されなくなっていた情報資産も再び活用されるようになりました。