製品を導入することになった背景

株式会社コメ兵は日本最大級のリサイクルショップを運営しており、近年インバウンド誘致に伴い、リユース文化の担い手として注目度が高まっています。2015年9月に、世界最大のオークションサイト「e-bay」の北米向けサイトに出店し、主に中古ブランド品を取り扱っています。しかし、北米の消費者とのコミュニケーションはメールが主であり、特定の問い合わせパターンが多かったため、効率的な対応ツールの導入が必要となりました。

導入前に企業が抱えていた課題

株式会社コメ兵のイーベイ向けの顧客対応は、国内向けコールセンターのスタッフが兼務しており、そのほとんどが英語が得意でない30~40代の主婦でした。英語の問い合わせ対応には限定されたフレーズが多く、それに対する迅速な返答が求められていました。また、外部の専門家に翻訳を依頼する際の手間やコストも課題として挙げられます。

導入前の課題に対する解決策

上記の課題を解決するため、株式会社コメ兵はヤラクゼンを導入することを決定しました。ヤラクゼンはワンストップでサービスが完結する翻訳ツールであり、用語やフレーズを機械に学習させることで、現場に適応した訳語を提供します。また、外部の専門家に翻訳を依頼する際も同画面上から簡単に行えるという利点がありました。

製品の導入により改善した業務

ヤラクゼンの導入により、株式会社コメ兵の北米版のイーベイでの売上高における海外比率は右肩上がりとなりました。問い合わせ数も増加しましたが、ヤラクゼンの学習効果により、メール対応は難なく行えています。今後の目標として、海外向けECの売上高を3年で国内と同じ規模の40〜50億まで引き上げることを目指しています。